第一話:魔法使いの名前が(聖 総帥)ってかっけぇ〜!
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6月の後半、今日も一人で下校している俺、水野太陽(まぁ、一人で帰るのは別になれたけど)。
まぁ、それはいいとして今日はやたらと喉が乾く。別に、名前が太陽だから、喉が乾きやすいとかそういうのはないけど、今日はなぜか喉が乾く。(多分、人生で初めてだろう)。学校にいるときだって、だれよりも早く自販にジュースを買いに行ったし。そうやって、考えて歩いてるうちに自動販売機のある場所が見えてきた。
「よし、走るか」
俺は走って自動販売機のとこまで行こうとしたとき、目の前の変なオヤジが自動販売機の隣ですわりこんだ。
「?」
俺は何してるんだ、と思って走るのをやめ、ゆっくりと歩きながらオヤジの行動を見た
。オヤジは肩に背負っていたダンボールを置き、その上にコップを置き、水か何だか分からないものをコップに入れている。
「??」
あれは一体何なんだろ?と思いながらも、もう自動販売機が目の前に見えてきた。俺は別に、人のやってる事をあまり気にした事はないから、そのままスルーして行ってジュースを買おうとした。だが、俺はオヤジをジロジロ見ていたせいか、いきなりオヤジ大声をだして
「おぉ!今日初めての客だ!さぁ、お客さん今日はこれがオススメだよ」
ってどうみたって、ただの水じゃないか…俺はもう目が合ってしまったなら仕方ないと思い、変なオヤジと話した
「いや、おっさん、俺別に客じゃないし、大体なにこれ?ただの水?俺それだったら、自動販売機でジュース買いたいから。あと、学生の俺に言われるのも何だけど、就職頑張ってみなよ。俺だって、頭良くないし、スポーツだってうまくないから。だから、あんたの気持ちわかるよ。」俺はとにかく励ます?ように言ったがオヤジはこう言った
「いや、気持ち分かってくれるんなら買ってくれよ。安くするからさぁ〜なぁ?」
オヤジはしつこく言ってきたんで、俺は買うことにした。それに、買わないと本当にやばそうだし、困ってる人を見過ごせない性格だからなぁ…
「まぁ、いいや。その水いくら?」
さすがに百円かそんぐらいだろ、と思ったが
「えっ〜と、じゃあ、二千円で。」
オッサン、いやオヤジ、どっちでもいいや俺は無視して隣の自動販売機でジュースを買うことにした。
「えっ〜と、何飲も
「ちょっと待てぃ!」」
オヤジはいきなり、俺の財布をとり、それも財布の中を見出した。
「ちっ。しけてん
「いや、ちょっと待て!何の人の財布見てんの!?てか、しけてるって何!?」」
俺はちょっとマジ切れしそうになったが、まぁ、この人本当にやばそうだなぁと思い我慢したし、なんとか財布を取り戻した。
「たく、何だよ!てか、二千円で水を売る人見たことねぇぞ!」
だが、オヤジはこう言ってきた。
「アハハ…すまねぇ。俺も悪いと思ってんの
「いや、人の財布とるやつが、まず人の気持ちなんか思ったことねぇだろ。」」
でも、オヤジは
「俺だって!俺だって好きでやってるんじゃねんだぞ!俺だって…なぁ、分かってくれよ」
「…」
俺もいつかこうなっちゃうのかなぁ〜と考えつつ、本当に仕方なく買うことにした。
「分かった。買えばいいんだろ。買えば。」
そう言った途端、オヤジは笑顔になり
「毎度アリ♪お客さん、いいことあるぜ♪さぁ、どうぞ。」
こうして、自販機で買わないで水を買いそれを飲んだ。あと、少しなんだがどっかの有名な水なのかなぁ〜とも思ったりして。
「…やっぱ、普通の水だわ。まぁ、有名なとこでも水は水だと思うけど。」
だが、オヤジはそれを聞いた途端切れた!
「何を言う!それは、今日公園で取った、新鮮な水だぞ!」
いや、威張って言うことじゃないと思うが、まぁいいや。俺は無視して全部飲んだ。
「…ふう、ごちそうさん。じゃあ、行くわ。」
こうして、俺は帰って行った。だが、オヤジは後ろで
「また、買ってってくれよ〜♪」
「うるせぇ!二度と買うか!てか、仕事見つけろ!」
こうして、俺の物語が始まった。
歩いて十分、やっと家につき、私服に着替えてる時にメールがきた。
「誰だ?…何だ。淳か…あ、そういや、今日は一緒にキャッチボールやる日だっけ。」
そう、淳(月下 淳)は俺の家の隣に住んでて、学校は名門で頭は良く、スポーツ万能、名をかつ、美少年だ。(たく、同じ中学の時バレンタインがどんだけ羨ましかったか!)
まぁ、だが中学の最後は勉強を頑張っていて、あんまりキャッチボール出来なかったから、高校生になったら部活をやらないで、時間があったらゲームかキャッチボールをしようと誓った仲だ。
「やば、早く着替えて行こう!」
俺はすぐ着替えた後、淳の家に行った。
「すみませ〜ん。淳君いますか〜」
ガチャ
「やっと来たか。今日はやけに遅かったが?」
「すまん。ちょっとなぁ…」
俺はあのジジイの事を黙っておいた。てか、まずこんな事言ったら言い訳っぽくなるだろうし。
「まぁ、いいや。キャッチボールやろうぜ。」
「よし、公園に行くか」
そして淳の家の前の公園に向かった。
「よし、ついた。そういや、太陽今日元気なさそうだな。」
「いや、別に…アハハ…」
そう、俺はまだ喉が乾いている。「大丈夫か?気分悪かったら、家でゲームでもしようぜ。」
確かに、今日は淳の家でゲームがいいと思ったが
「いや、本当に大丈夫だって。あと、悪いけどちょっと水飲みに行っていいか?」
「あ、あぁ。それじゃあ、俺も一緒について行くわ。」
そして、俺達は水を飲みに行った。
「あぁ〜さっきから喉乾いていて、ダメなんだよな。」
「そうなんだ。やっぱ、名前が太陽だけにか♪」
たく、こんな冗談はやめて欲しい。名前が太陽ってだけで昔馬鹿にされてたからなぁ〜まぁ、冗談を無視しながら俺は水を飲んだ。
「ゴクゴク…プハァ〜生き返る…くっ!」
何だ!この感じ!何か意識が無くなっていくような…
「ふぅ、今日はなんか暑いからなぁ。俺も喉乾いてたんだよ。…あれ?太陽どうしたんだ?…おい太陽、太陽!」
俺はちょっとの間気を失った…
「…あれ?どうなんたんだっけ?」
俺はさっき水を飲んで倒れ、今にいたる。
「そういや、淳は?」
俺は周りを見渡した。てか、何だ?さっきより物がデカくみえる。そして、俺は上をみた時、淳がいた。
「!淳どうしたんだ!?お前でかくなってるぞ!?」
俺はどうなってるんだ!?と思った!だが、淳は冷静に
「…お前小さくなってるぞ。」
「…えぇ!?どうして!?てか、どうしよう!?」
「ま、待て。なんか悪い物でも食ったか?」
俺はちょっと考えたが、別に今日は朝飯も抜いて、昼飯は普通にコンビニ弁当を食っただけだし。あとは…あのジジイの水か!
「そういや、さっき変なオヤジから水を買った!」
「何!?お前なんで変なオヤジから水買ってんの!?てか、馬鹿だろ!!どこで買った!?」
「いや、自販機の隣で…」
それを聞いた淳は何か思いついたらしく
「よし、だったらそこに連れてけ!まず、そのオヤジに聞きにいくぞ!」
「いや、確かに変なオヤジだけど、ただ可哀想な人って言うか何と言うか…」
「いいから行くぞ!」
淳は俺を、自分のグローブの中に入れ、そのオヤジのところに向かおうとした。
「おい、太陽!その場所はどこだ!」
「え、えっ〜と、俺の学校の帰り道。」
「よし、行くぜ!」
淳は思い切り走った!「ちょっと待て!もし、あのオヤジは何も知らなかったら
「知るか!お前が戻らなかったらキャッチボールできないんだぞ!」」
まぁ、確かにそうだが…こうやって話てるうちにさっきの自販機が見えてきた。
「太陽、あそこか!?」
「あ、あぁ…でも、さすがにいないんじゃ。」
だが、あのオヤジは普通に水を売っていた。
「いや、そこの女の人!この水を買えば、蛯○友里みたいになれるぞ!って、あれ!?やっぱダメ!?」
…俺はさっきここで水を買ったんだと思うと馬鹿らしく思えてきた。
「おい、オヤジ!これを見てくれ!」
淳はグローブに隠していた俺を見せた。
「…何だこれ?新しいボールか?たく、最近の野球はわからんねぇ〜てか、軟式?」
オヤジは冗談じゃなく、普通に言ったと思うんだが、淳はもう頭にきてるらしく
「違う!さっきここで水を買った奴だ!」
「…あぁ〜あのしけてる奴か。何だ、もうそれになったのか。てか、それが何か?」
オヤジは普通に知っていたらしい。淳はそれを聞いて
「何か知っているのか!?」
「あぁ。まぁ、何だ。あと、背の大きさは、また喉が乾いたら戻るから。ついでに、伸び縮みの効果は半年すれば直るから大丈夫だ
「大丈夫な訳ねぇだろ!」」
俺は黙って聞いていたが、さすがに切れた
「てか、普通にこれで暮らしていけるか!大体、何でこういう風に
「黙って聞け」」
オヤジは冷静に言った
「確かに、黙っていて悪かった。だが、それだったら買ってくれなかっただろ?」
「…た、確かに。でも、何でこうなるんだ?」
「それはあれだよ。おじちゃんが魔法使いで、それもコップに魔法がかかっていたからだ。」
「何!?魔法使い!?」
俺と、淳は同時にいった。
「てか、何で魔法かかってんの!?」
「な〜に、普通に売ってたらおもしろくねぇじゃん。てか、普通に二千円じゃあ安いほうだろ?」
まぁ、確かにおまけ?みたいなぁ、感じだが何の意味があるのやら…
「…てか、魔法使いがここでなにやってるんですか?」
た、確かに!?てか、俺も今気付いたけど…
「な〜に、仕事よ。あと、水を飲めば小さくなるけど、多分その他は大丈夫だと思うから。さぁ、帰った帰った。」
「ま、待て最後に名前を教えろ!」
俺は今魔法使いの名前が気になったから、聞いてみた。
「名前…聖 総帥だ」
「えぇ〜!?てか、名前かっけぇ〜!!」
また淳とハモった。てか、1日に二回ハモるなんて珍しいなぁ。おぃ。
「さぁ、おゆきなさい。」
「…」
俺達はもう疲れて、死にそうなくらいだったが、その場をたち、また公園に行って俺のグローブを取りに行って、そのまま淳の風呂を借り、喉が乾くまで風呂に入った。その後は、本に戻り、家に帰って飯を食べ、風呂に入り、風呂上がりの一杯を飲んだ。
「やっぱ、ジュースは大丈夫なのか。てか、何でだろ?って、あとこれを半年もか…」
と考えているうちに、眠くなったので、着替えて寝ました。こうして、話は続くのである。