033話 東へ向けての旅路に再びスタンピートに遭遇する。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
俺達はルガルドの街で買物を済ませて街道を東の方へ向けて進み、戦乙女チーム・イズリズのリーダールイズが目指す最終目的地のダンジョン都市ルスファスまでの旅が続く。
「なぁ、ルイズ、ダンジョン都市に行ったら、ダンジョンに挑むのか」
「うん、そうね、ダンジョンなら自分を鍛えられると思ったけど、今はシュンに鍛えられてるわね、だから稼ぐのが目的に変わったかな、うっふふ」
「まぁ、これからもルイズを鍛えるから覚悟しろよ、当然他の嫁達もだけどな」
「うふふ、えぇ、私達をちゃんと鍛えてねシュン、チュッ♡」
「ところでルイズ、まだメンバーを増やす気のなのか」
「うん~、どうだろ、私としてもオールランダーのヒイラギが入ったことでチームとしてはバランス的にも人数的にも十分だとは思っているけどね」
「そうだよな、俺もそう思うけどな」
「ただね、ほら、シュンが戦乙女ゴロでしょう、戦乙女として必死に頑張ってるけど運命の番相手が見つからず覚醒出来ない戦乙女で私達と共に戦う意思があるなら考えようかなとね」
「まぁ、俺はルイズが認めるなら受け入れる覚悟はあるけどな」
「だから、これで打ち止めとかは考えない様にしているわ」
「そうか、そろそろ日が暮れて来たな、あの辺に停めるか」
「えぇ、そうね、そうしましょうか」
俺は日が暮れて来てので街道の端の寄せて馬車を停めて、嫁達が降りたの確認してから、ダンクを馬車から外して異次元空間に入れて、ルディに出て来て貰い、ルイズが抱き抱えて皆で一緒に近くの森に向う。
森の手前の平地に異空間収納からログハウスを出して置くと、直ぐに皆だ中に入り部屋着に着替えてルイズとティアで晩御飯を作り始める。
俺と他り嫁達はダイニングテーブルに座ると、ルファが冷凍庫から冷たいお茶入ポットを出して人数分のコップに入れて皆に配ると喉を潤す。
ルイズとティアが作ってくれた料理を皆で美味しく頂き、食べ終わるとルファとレティが使った食器を洗い片づけたら皆でお風呂に入り、その後は俺のハッスルボーイで何時ものように嫁達全員を鍛え上げる。
朝もいつもの様に過ごし直ぐに街道に馬車を出してダンクを繋げ御者席には俺とティアが座り、俺が手綱を握り皆が馬車に乗るのを確認して街道を東方面に向って発進させた。
「今日も何事もなく旅ができると良いわね」
「あぁ、そうだな、晴天で良かったよ、絶好の旅日和だな」
「うふふ、そうね、ところで、シュン、昨晩も寝ているルイズの身体を触りまくり、その後に営んでたでしょう、ズルいわよ偶には私にもしてよね」
「えっ、バレてたのか」
「多分ルイズだけど、気付いているけど狸寝入りしてるわよ、だから、私にもしてね、良いわね」
「アハハ、はい、そうさせて頂きます」
「うん、約束よ、多分だけど他の嫁達も気付いているから順番にした方が良いわよ」
ティアはシュンに夜中に寝ているルイズだけに悪戯するのはズルイと釘を刺す。
お昼に一旦馬車を街道の端に寄せて停めてから、ルイズが異空間収納から人数分のお弁当を出して、皆で頂いてから半時程やすんでから再び馬車を発進させて街道を進める。
その日も特に問題なく日が暮れて馬車を停めて、嫁達を馬車から降ろしてから、ダンクを馬車から外して異次元空間に入って貰い、馬車を異空間収納に収納にした。
森の傍まで行ってログハウスを異空間収納から出して置いて、ログハウスの中に皆で入りいつもの様に過ごして一夜を過ごす。
朝を迎えて俺と嫁達がログハウスの外に出ると、今日も快晴だなと思い俺が大きく背伸びをしてからログハウスを異空間収納に収納し、嫁達と一緒に街道へ行き、ダンクと馬車を出して繋く。
俺とルファで御者席に座り俺が手綱を握ると、後方を確認して嫁達が全員乗ったかを確認してから馬車を発進させて街道を東方向を目指して進める。
暫らくすると東側から来た馬車とすれ違って行ったけど、さらに進めて行くすれ違う馬車の数が増えて来たのを見て嫌な感じがしてきた。
「なぁ、ルファ、今日は随分とすれ違う馬車が多くないか」
「そうですね、珍しいですけど、この先で何か起こったのですかね」
「うん、その可能性があるな、あっ、また来たよ」
「よぅ、あんたら、この先でスタンピートが起こるから行かない方が良いぞ、引き返した方が良いぞ」
馬車の御者席に座った中年の叔父さんがすれ違い様に教えてくれた。
「そうですか、ありがとう、シュンさんスタンピードです。ルイズさん今の聞きましたか」
ルファはすれ違った叔父さんに礼を言って、シュンに伝えると後方に乗っているルイズの判断を聞く、
「あぁ、とりあえず行こう、皆も良いわね」
私はスタンピードに挑む心算でメンバー達に告げる。
「うふふ、遠慮なく暴れることが出来そうね、ルイズ、第2神装で良いわよね」
レティが不敵な笑みでルイズに確認する。
「そうね、馬車が第2装備で行きましょうか、ヒイラギも良いわね」
私はメンバー達に第2神装で迎え撃つ事を指示をする。
「あぁ、問題ない」
ヒイラギはルイズの指示に応じ、初めてのスタンピード挑める事を嬉しく思えた。
「なぁ、ルイズ、旅の途中だから雑魚の魔物の亡骸は門の手前に飛ばすぞ、俺達の欲しい魔物以外は街に寄付して良いよな」
「あ~、出来るなら良いわよ100体くらいでし良いわね、後は余った魔物プレゼントしましょうか」
私はシュンの提案に賛成する。
半時程街道を進むと街の防御壁が見えてきて、すれ違う馬車の数も減ってきていたので、馬車をどの辺で停めるかをルイズに確認をする。
「ルイズ、馬車を停める場所に来たら教えてくれるか」
「分かったわ、あっ、あの辺で良いわよ、シュンは遅れて来て良いわよ、馬車とダンクを守ってくれる」
「あぁ、了解だ」
俺は馬車をルイズの指定した場所に馬車を停める。
「さぁ、みんな第2神装で出撃よ」
私は馬車から降りると直ぐにメンバー達に伝えて、門の前で偉そうに立っている者に確認する。
「あの、ここの責任者は誰かしら」
「あぁ、俺だが、戦乙女か参加してくれると助かるだがな」
「良いわよ、それじゃ、先に先行させて貰うわよ」
「あぁ、任せるからスタンピードを止めてくれ」
「勿論よ、参加するからには負ける心算はないわよ」
私は第2神装の装備服を装着して責任者の参加する意思を示してメンバー達の所へ向かう。
「さぁ、みんな行くわよ、先行して良いそうだから狩りの時間よ」
「「「「オッ―」」」」
「行くわよ」
ルイズ達が大声を挙げて、砂煙が立つ森へ猛スピードで走って向かって行った。
俺は嫁達が猛スピードで砂煙が立つ森へ走っていた様子を見送ると、ダンクを馬車から外すと、ルディとダンクを異次元空間に入って貰い、馬車を異空間収納に収納した。
ドーン、ドーン、ドドーン・・・。
「おっ、嫁達張り切ってるな、俺も向かうか」
俺はステイタス画面を見ながら要らない魔物の亡骸を門の前に並んで立つ魔物ハンターの前に不要な魔物の亡骸をドンドンと置いて積んでいく。
嫁達はルイズとレティとティアの3人が前衛で中盤にリリアが陣取り、後方にはルファとヒイラギか神弓フェラリアでライジングサンを二人で放ち援護する。
エイラが神盾シルフィスでルファとヒイラギの2人の前でガードを行い、反撃に備えて立ち前衛のルイズ達の援護をする。
ルイズ達はスタンピードの中にいる魔物達を次々と倒しながら前進して、リリアとエイラが前線を森の方へ押上げていく。
戦乙女チームイズリズが倒していく魔物の亡骸を嫁達の異空間収納から移動して俺の異空間収納から魔物ハンター達の置いて積んでいく。
ルイズとティアは初めて参加したスタンピードの時よりも余裕があり、後衛が2人からの援護があると精神的にも楽に戦えている。
この街のスタンピートもかなり大規模になる気配であるが、今はメンバーは充実しているので例え大規模のスタンピートでもに負ける気がしない。
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