019話 北の森を最深部の調査依頼を受ける。
この作品を選んで、お読みで頂きありがとうございます。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れ含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
私が北の森に関してマスターのイズルムに文句を言うと、マスターも流石に困惑しながらも一応は謝罪をしてくれたけど、いずれにしても歯切れが悪かった。
「いや、すまん正直言って手に余っていたんだよ、突然の魔物が異常発生したな対応できるハンターが居なくてな、これから対策を考えようとしたところでスタンピートだろうが」
「はぁ~、それって森の中に瘴気溜まりが出来ているという事じゃないの」
レティが前世でも記憶から瘴気溜まりから魔物が発生した事があるので、その事を告げる。
「う~ん、その可能性が高いな、どうだお前達なら解決できるんじゃないのか、領主と相談して報酬を決めるから調査してくれないか」
「そうですか、私達も今は領主様の屋敷にお世話になっているから、相談してみますけどね、いずれにしても明日も北の森へ行きますけど、魔物の素材はどうするのですか」
私は北の森で討伐した魔物に関して、マスターがどう考えているのか問い質す。
「どうするとは、買取の件か今はスタンピートの魔物の処理で手一杯だからな、その後になるな」
「ハァー、勘弁してください。今日だけで約450体ですよ、明日も同等くらいになるんですよ、何んとかして下さい」
「そうは言ってもな、出来んもんは出来んな」
「そうですか、ならこの件が片付いたら、私達はこの街を出ますからね、それで文句は言わないでくださいね」
「そうか、それは仕方がないだろうな分かった。その件の魔物に関してはお前達の判断に任せる。他の街のハンター協会で買取りしても構わんとする」
「そうですか、それでお願いします。それでは失礼します」
私もどこかで見切りをつけるとして、一旦ここで引き上げる事にした。
私達は領主邸に戻ると直ぐに領主のソウトス様に北の森での状況を報告して森の奥に瘴気溜まりがある可能性があると説明した。
「北の森ですが今回の魔物の異常発生は瘴気溜まりが原因だと思われます。明日も北の森へ行きますが、正式の依頼が無ければ明日で打ち切りたいと考えています」
「う~ん、そうか、瘴気溜まりが原因か、それを何とかしないと永遠に魔物が発生続けるという事かね」
「はい、いずれは溢れ出してスタンピードが発生するかもしれませんね」
「そうか、うーん、では100万ルピで魔物の異常発生の原因を解明し、その原因を断ってくれんかな、明日一緒に執事と行ってもらい指名依頼をさせて貰うがそれでよろしいかな」
「分かりました。お世話になってますから、それで引受けます」
「そうか、宜しく頼む。はぁ~、しかし次から次へと厄介事が起こるな、私は何か神に背くような事でもしたのかな」
領主のソウトスは思わず頭を抱える。
「まぁ、北の森はともかく、あのスタンピードの異様さは何か恣意的なものを感じます。オークキングが14体も居た事自体が異様ではないですか」
「えっ、そうなの、それは確かに異様よね親玉が飛竜だったのでしょう、それだったら1体か2体くらいなら分からなくもないけど・・・」
レティは前世の記憶からも考えて、確かに異様だと感じた。
「なぁ、ルイズ、この世界に過去に魔王という存在は無いよな」
俺は恣意的というのなら魔王なら可能だと考えてルイズに尋ねた。
「魔王か確かに居たわよ、今から千年くらい前にね、前世の私は実際に戦ったわよ」
レティが前世で魔王と戦った経験があった。
「まさか魔王が復活したという事なの、それなら今回のスタンピートも納得できるし、瘴気溜まりが出来た事も納得が出来るわね」
私は魔王という存在がこの世に現れたのであれば、シュンがこの世界に来たのも頷ける気がした。
「なぁ、レティ、その魔王は完全に倒したのか、それとも封印したのかどっちなんだ」
俺は素朴な疑問として戦った事があるというレティに質問をした。
「私は魔王の最後を直に見たわけじゃないわ、前世の私は怪我をして途中で戦線離脱したから倒したとは聞いているけど、実際はどうなのかは分からないわ」
レティは当時の記憶からも魔王の最後がどうなったのか、当時の事を考えると封印出来た事で倒したと言っても不思議ではなかった。
「まぁ、今の段階で魔王がどうこう言うのは早計かもしれないけど、情報が無いからな、ただ念頭に置いて考えた方が良いかもな」
「そうね、これから世界が荒れるようなら、可能性が高いかもしれないけどね」
「この世界には魔族が存在するのか、魔族って元々は魔王の傘下に居たんじゃないのか、居たのなら魔族の動向を監視する必要もあると思うけどな」
俺は異世界物の小説の範囲での知識しかないけど確認する意味で言ってみた。
「魔族は存在するけど、そうね、確かに動向を監視する必要性はあるけど、魔族の住む地域はここからはかなり遠いのよね」
ルイズが魔族の存在は知っているけど住む地域はかなり遠方であると認識している。
「レティ、魔王の拠点はここから近い場所なのか」
「う~ん、そうね確かコロラル山脈の麓だと記憶しているから、割と近いのかな」
「う~ん、嫌な偶然ね、スタンピートが発生した先にコロラル山脈があるわね」
ルイズは何か嫌な予感しかないなと感じて、これ以上は今の段階で私達ではどうにもできないと思った。
「まぁ、今の段階で可能性の話をしても、私でもどうにもならんな、出来る事は備える事だけだな」
領主のソウトスは一領主として出来る事は備えるだけだと考えた。
「そうですね、領主様の言う通り騎士団の強化は必須ですね、私達ももっと情報を集めるをする為の行動をするしかありませんね」
ルイズは仮に魔王が現れたとして強化しながら旅をして情報収集していくしかないとの思い至る。
魔王の存在が俄かに可能性を出てきた事より俺は嫁達を護る意味でも頑張らなくてはいけないと奮い立ち、今晩も俺のハッスルボーイで嫁達を強化すべくガンガンと突きまり嫁達に聖属性を共有させる為にイカせまくった。
朝を迎えて陽射しがカーテンの隙間から射してきてルイズが目を覚ますと、ティアとレティも目を覚まして昨晩のシュンの事が話題になる。
「お早う、ティア、あらレティもお早う」
「お早う」
「お早う。昨晩は激しかったわね、また戦闘レベルが上がったし聖属性を習得できてたわ、よっぼと魔王の存在が気に掛かったのね」
レティがルイズとティアの間で寝ているシュンを見て私達を護るという強い思いが伝わってきた。
「そうね、魔王の復活の可能性があると知って、私達を護るために強化に励んでくれたのね」
私は隣で寝ているシュンを顔を微笑みながらシュンの愛情を感じていた。
「うん、そうね、シュンと一つに繋がってる時にシュンの愛情が体内に染み割って来たわ」
ティアはシュンの愛情と嫁を護るという強い信念を身体で感じられて嬉しく思った。
私はシュンの寝顔を見ながらティアもレティも同じだと思うけど、本当にシュンが番相手で良かったなと改めて強く感じて、これからもシュンと共に人生を歩んで行きたいと心の底から思った。
その日も朝食を領主様と一緒に食べてから装備服に着替えてから、お昼のお弁当の差し入れを貰い、執事と共に馬車に乗りハンター協会へ行った。
ハンター協会へ到着すると執事と共に受付カウンターへ行き、受付カウンターで北の森の調査を指名依頼を受けてから、解体場へ魔物素材を置いて報酬を受取ってから直ぐにハンター協会から出て北門へ向かう。
北門の衛兵にタグを見せて門を通り、北の森へ向かって気を引き締めながら歩き、森の入口に着くと第一神装を装着しルイズがサーチ魔法で森の中を様子を調べる。
「う~む、昨日より若干魔物の反応の数が減った感じだけど、それでも多いわね、気を引締めて行くわよ」
私は若干減った感じではあるけど間引きして減らしたはずなのに、それでも減らした数に近い数が増えているの憂鬱になる。
俺はルイズの話を聞いて明らかに瘴気溜まりが森のどこかにあるなと感じ、嫁達と共に神剣ファイブスを手にして森の中へ入っていく。
お読み頂きありがとうございます。
もし面白いと思い頂けたなら、ブックマーク、いいね、リアクションの評価をして頂きますと励みになりますので、宜しくお願い致します。




