ぱーと1らしいです。
短い間だけ続きます。
初めてなので投稿頻度もぐちゃぐちゃです。
それでも良い人はお気軽にお読みください。
ダンッダダダンッ!
銃声が静かに鳴り終わる。
そこに立つ一つの影。
「任務、完了しました」
彼女の名前は、まだ、誰も知らない。
彼女はふと、誰かの席に座り考える。
『楽薬学園高等学校』
そこが、私の来た高校。
何も変哲のない高校だと世間では認知されている。
どうして、こんな事してるんだろう。
人を殺す事に何も抵抗感がなくなった自分に呆れる。
どうして、あんな選択しちゃったんだろう。
全て受け入れる覚悟をした自分に呆れる。
でも本当に、もう、どうでもいいんだよね。
携帯が鳴る。
今回のターゲットの名前が明記されている。
奴を始末しろと、ありふれたメッセージ。
私は誰もいない教室を出ると、校長室へ向かう。
扉の前に立ち、拳銃を構える。
一発、二発、銃弾を扉の前で撃ち込む。
「失礼します…」
私は扉を開け、ターゲットの生死を確認する。
頭に二発、完璧。
私がその場を立ち去ろうとすると、ある書類が目に留まる。
私の顔写真と共に文字が書いてある。
大きな文字で、
『転入生』と。
「空条きいといいます。よ、よろしくお願いします」
なぜ私がこんな事に…。
あの後、自分の職場に連絡すると私の歳で色々するのは怪しいからカモフラージュのためだとか、職場の関係者にちょうど良いコネがあったとか、言い訳を聞かされた。
しかし、仕事は相変わらずくるようで、とんだブラック企業だ。
私が色々考えながら、案内された席に座ると隣の席の男が話かけてくる。
「空条さん、だよね。よろしくね」
「よろしくです…」
初めての同年代に思わず顔が赤くなる。
急に異性と会話だなんて頭が真っ白になる。
つい最近まで仕事ずくめで、流行りとかなにもわからないのに。
なにもかも、変化が急すぎて頭がグルグルしている間に昼休みになってしまった。
こうゆうのは、あれなんだろうな。
たくさんの人から質問攻めされるんだろうな。そのぐらいは幼い頃に見たテレビで知ってる。
私は必死に構想を練る。
この質問が来たら、こうで。
あの質問はこうだな。
私はあらかじめ買ったお弁当を取り出しながらいつでも来いとゆうふうに身構える。
完璧。
私は確信した。
キーンコーンカーンコーン
昼休みの終わりをチャイムが告げる。
こなかった。
誰も。
そう。
誰もこなかった。
私は肩を落とし、おとなしく授業を受ける事にした。
さよなら、私の青春。
そうこうしている間に、下校の時刻。
私はさっさと荷物をまとめ指定された宿屋へ向かう事にした。
トボトボとあるいていると、後ろからふいに声をかけられる。
「帰り道いっしょなんだね」
隣の席の人だった。 不自然に顔が熱くなる。
こんな、質問の回答は準備してない。
「えっと、えぇと、うん」
頭真っ白になっちゃう。
いままでの職場の人たちですら、仕事のメールでしか会話?した事ないのに。
一緒になって黙り込む。
気まずい。
一緒になって歩いた。
ちょっと気まずい。
一緒に目的地に着いた。
あれ?