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第3話陰キャオタクの俺がなぜか美少女と登校してるんだが!?


昨日は全然眠りにつけなかった。理由は、、、分かるだろう。

今日は、学校に行きたくなくて仕方がない。でも夜桜さんがお弁当作ってくれてるんだから行かないといかないか。


「ん?」


スマホの画面を見るとメッセージがきていた。夜桜さんからだ。


[七瀬君、弁当楽しみにしていてね!]


と言ったものだった。なんか恥ずかしい。


今日は、夜桜さんの弁当を味合うために朝食は食べない。というより元々あんまり朝食はとらないのだが。


綾波は着慣れた制服を適当に着てカバンを持って玄関に出る。


ドアを開けた途端、


「おはよ!七瀬君!」


思わずドアを閉めてしまった。というかなんで、夜桜さんが俺の家知ってるんだ?え?どう言うこと?いかんいかん、とにかく、夜桜さんが待ってるんだ。


「お、おはよう、夜桜さん」


恐る恐る家から出る。


「夜桜さんってなんか堅苦しいから真奈でいいよ?」


「と、友達でもましてや彼氏でもないのにそんな呼び方出来ないよ」


「いいから、ね?」


どうしてだろう。今夜桜さん物凄く笑顔なのに怖い。


「お、おう」


拒否はできない。


「じゃ、行こっか!」


真奈は歩き出して学校へと向かう。俺も追いかけるようについて行った。


「ね、よざ..真奈、なんで俺の家分かったんだ?」


当然の事だろう。学校一の美少女は、クラスの皆の家ましてやこんな陰キャオタクの家まで知っているのか?


「え?え!?えっとそれは、七瀬君が帰っていく姿を見たから」


「え、でも真奈、家方向反対じゃなかった?」


「あ、えっと私こっち方面に用事があったの」


「と、とにかく行こう?遅れるよ」


なんという慌てぶり。そんなに時間ヤバイのか?


「わ、分かった」


学校は家から20分程度のとこだ。行きたい高校などなかったのと、それに家から近い方がすぐに家に帰って2次元の世界にレッゴー!できると思ったからここにしたんだけど、まあまあ頭いい高校だから行けるか分からなかったが、物凄く勉強したらなんか受かったと言う奇跡があったりする。


学校近くになると、生徒がちらほら現れ始める。


ただいつもと違うのは、隣で学校一の美少女がいるという事。


「え?ちょっと待ってあれ、夜桜ちゃんじゃない?」


「つーか、隣の男子誰?」


俺って本当に影薄いんだな。それと同時に周りの生徒が騒ぎ始める。


「ねぇー、七瀬君」


「ん?なに?」


「好きな人いたりする?」


思わず吹き出しそうになった。


「え、あ、そーいやいないかも。ほら俺あんまり人と関わり持たないタイプだし」


「つーか、〈〈真奈〉〉の方こそいたりすんの?」


「「「真奈」」」


周りの生徒がジェット機並みに騒ぎ始める。



「え?わ、私?そんな、いないよ...前までは、、、」


「ま、前?なに?」


「う、ううん何でもない」


「あ、弁当何作ってくれたんだ?」


「それは、その時のお楽しみって奴」


「分かった。楽しみにしてる」


な、なんだこのリア充みたいな会話...いや、俺、リア充だったり?

それに会話するのものすごく恥ずかしいんだが。ちゃんと話せたよね?


校門を通過し、教室に向かって階段を上る。


「前から思ってたけど、七瀬君が友達といるのみたことないかも。あ、でも高橋君といるのはたまに見かけたりするけど、、、知り合いとかすくないの?」


「あー、高校生活はぼっちがいいなと思ってそれに、友達と遊ぶなら趣味の時間に費やす方がいいと思ってるから」


「七瀬君の趣味って事は、アニメとか?」


「まぁ、その辺りだな。」


「あ、でも幼馴染みがいたりする」


「え?誰?」


「同じクラスの石原茜いしはらあかねって奴、最近は喋ってないけどな」


「え!そうなんだ、私も幼馴染みとか欲しかったなー七瀬君みたいな」


「え?おう」


「なんか、幼馴染みの恋って良いよね」


「なんか、ギャルゲーとかみたいな展開な気がする」


ギャルゲーという単語が出た瞬間真奈が突然焦り始める。


「あ、あ、え、ギャ、ギャルゲーって何?」


「あ、真奈そういうの知らないよなすまんかった」


「いや、いいの」


そう喋りながらドアを引き、教室に入ると、一斉にクラス全員がこちらを向く。


「あ、」


案外話が弾んで、すっかり周りの事を忘れていた....



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