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第1話陰キャオタクの俺がなぜか美少女に声をかけられたんだが!?

この世界には2種類の人間がいる。

陽キャと陰キャの2つだ。陽キャはリア充、陰キャは非リア充と俺は思っている。


勿論俺は正真正銘の陰キャだ。友達はいない、、、いや1人いる。

そのたった1人の友達曰く俺は、学校一陰キャで目立たないらしい。


「お前陰キャ」と言われたら、「い、陰キャじゃねぇーし」と反論するのが普通なのだろう。だが俺はそれを否定しない。


何故なら、俺には2次元があるからだ。リアル(現実)でリア充出来ないなら2次元でリア充すればいいという理論である。


ただラブコメではお馴染みの幼馴染みという存在がある。

まぁ、俺の事好きみたないな展開には絶対ならないだろう。

なにせ、「私好きな人できたんだぁー」っと言ってきたんだ。でも、なんか少し悲しくなった気がしたのは気のせいだろう。でも彼女は可愛いかった。


小学生の頃、俺はその頃はすでに陰キャだったけど、今みたいに、学校一とかじゃなかった。クラスに1人ぐらいはいる期待もされてなく目立たない子それが俺。


そんな俺と彼女が喋っていると、周りからいろんな視線が飛んできたのはもはやトラウマ。「何あれー、あの2人付き合ってるのかなー?」、「なんであいつ、2人で喋ってんだよ」とかの殺気はすごく恐ろしい。


もう2度とあんな事が起きないようにと神様に頼んだ。普通に考えてそんなことないだろうけど。


因みに先週学年が上がって、俺は高2になった。あのたった1人の友達と、同じクラスになった。あとその幼馴染みとも。今回のクラス分けはまぁまぁ良かったかな。


もう既にグループが作られつつある。もちろん俺は無所属だ。


そんなしょうもない事を、考えていると授業が終わった。その瞬間皆が席を立ちバラバラになる。どうやら、ランチタイムの時間らしい。


まぁ俺は一歩たりとも動かなかった。俺が席を立つ時なんて、トイレか移動教室の時だ。


俺の親は毎日いることがほぼないのでいる時は弁当、いない時はコンビニで買ったサンドウィッチとかを食べている。今回はサンドウィッチの方だ。


サンドウィッチをバッグから取り出そうと手を突っ込んだ途端、誰かが目の前に現れたのだ。顔を上げるとそこには学校一美少女とも評される金髪碧眼美少女の''夜桜真奈よざくらまな''がいたのだ。


やべ、俺なんかしたかな。焦った。そもそも居場所がないのに、もっと居場所がなくなり、ついにはトイレで昼食か!?と思っていると、


「七瀬君、一緒にお昼食べない?」


「「「は???」」」


彼女は、周りを気にすることなく言ってきたのだ


皆んなが俺のとこに視線が集まる。幼馴染みや唯一の友達まで、、、疑問、嫉妬、殺気など小学生の頃に経験したアレだ。


なんか返事しないと思い、コミュ障全開で対応する。


「お、俺のこと?」


なんともダサい言葉だ。


「うん!」


「分かったけどなんで夜桜よざくらさんが俺なんかと?」


クラス全員が頷く。あぁ、気まずい。


「そ、それは、七瀬君と食べたかったから...」


頬を少し赤らめながら、俯いて言ってくる。


クラスのほとんどの視線が殺気や嫉妬にかわっていく。あのたった1人の友達まで。


「ダメ、かな?」


上目遣いで見てくる。効果はバツグンだ!


「べ、別に良いけど」


俺ば超絶美少女に負けた。完敗だ。


「ほんとに?ありがとう!!」


満面の笑みを見せてくれたでもそれより辛い視線がまだ続いている。昼食中ずっとなのか?そんなのなんかの罰ゲームだ。助けてくれ、、、


それに先が思いやられる。トイレでバケツの水バッシャーンかな。


そんなことに気が付いてないのか、彼女は前の席の人に机を借りていいか聞いた後、席をくっけてくる。


俺は、誰にも気にされない高校生に戻れるのか。ましてや、陽キャになるのか。まだ分からない。でも分かることが一つある、この1年間去年とは同じ様にはいかないかもな、、、、

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