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序

この世界は、人がいて動物がいて。

　魔(・)物(・)がいて、魔(・)王(・)がいる。

　更に、人の職業も、勇(・)者(・)や魔(・)女(・)などの職業がある。

　100％パーセント異世界に思えた。しかし、こ(・)の(・)世(・)界(・)は(・)チ(・)キ(・)ュ(・)ウ(・)であった。

　もう昔の事だが、人間の科学力は凄まじいものになった。以前であれば「魔法」と呼ばれる様なこともやってのけられるまでになった。

　しかし力のつけた人間は面白いほどに愚かだった。

　「魔法」を使っての犯罪が増えた。

　他の生物を兵器化し始めた。

　犯罪を取り締まる特別部隊が出来た。

　兵器化した動物が脱走した。

　特別部隊の一部が反乱を起こした。

　兵器化動物の一部が人々を襲った。

　反乱によりニホンの中に細々とした小国ができた。

　特別部隊の隊長が王となった。その中でも特に力を持っていた王は魔王と呼ばれた。

　魔王は特に強い兵器化動物を使役し始めた。使役された兵器化動物は魔物と呼ばれた。

　チキュウは異世界と同じになったと誰かが言った。