出会い
久々すぎる更新で、相変わらずの文章力のなさですがご了承ください。
それは、とある夏の日_______。
「あっつーい!」
「そりゃ夏ですもん。そんな暑い夏にキャンプしたいとか言い出したのは誰ですかねー」
「あは、私でーす…」
私は、沙百合。ぴちぴちの女子高校生。夏休みを利用して、友達の亜美と近くのキャンプランドにキャンプをしにきた。
私の他にも、家族連れや友達同士でなど、たくさんの人がキャンプをしていた。
「ってか何でキャンプ?暑いし焼けるし嫌じゃないの?」
「何となく」
亜美の問いに、私は即答で返す。
「……私、時々あんたがわからなくなるわ」
亜美曰く、私はちょっと不思議な所があるらしい。
不思議ってどこが?って思ってるけど。
「…よし!大体の準備できた。亜美ー、私 炭貰ってくるねー」
「はいはーい、お願いしまーす」
ここのキャンプランドは炭持ち込み禁止だから、専用の売り場にバーベキュー用の炭を貰いに行く。
その途中、
「あれ、君もキャンプしに来たの?俺たちもなんだよねー」
「君1人?友達と来たの?よかったら俺らと一緒にバーベキューしない?」
見事に不良に絡まれました。
いや、不良と決めつけるのは失礼か。ただ髪が茶色なだけで。3人か…さすがに無視できないかな…。
「いや、私これから炭を…」
「なに、こんなヤツに興味あんの?お前ら」
私の話を遮るようにして、一番端の長い髪の男がニヤニヤしながら不良仲間に話しかけた。
こんなヤツだと?
「え、啓太興味ねぇの?」
仲間の1人がキョトンとして言う。
「興味ねぇよ、ネズミみたいじゃん、こいつ」
ネズミ?確かに背は小さいけど。
「ネズミっていうか豚ってよく言われますね」
思わず真顔でツッコんでしまった私。
「………」
「………?」
「ぶはっ、豚って…!」
長髪の男…ケイタ?がお腹を抱えて笑い出した。なんだこいつ、マジで失礼。
真顔で立ち尽くしていると、しばらく笑って落ち着いたらしいケイタが「行こうぜ」と、他の2人の肩を叩いた。
他の2人はあんまり納得していないようだったけど、賑やかに立ち去って行った。
ふぅ、嵐が過ぎ去ったぜ…。と心の中で呟きながら、私は炭を貰いに走って行った。
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