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01.うちのピコラ、知りませんか

 これはまだ、下の子が生まれる前の話。



 ガチャ、と扉が閉まる音が聞こえて目が覚めた。どうやら転寝してしまっていたらしい。

 また覚醒しきらない頭でゆっくりと体を起こして窓の外を見るとすでに陽は落ち始めており、空は朱色に染まっていた。

 夕飯の準備をしなくては、とぼんやりしたままの頭でキッチンを見ていると、大好きなヒトが部屋に入ってきた。


「おかえりなさい、せんせー」

「ただいま……ピコ、寝てた?」


 にへら、と笑って大好きな旦那様を出迎える。そんな私のすぐそばまでやってきた先生は「ただいま」と穏やかな笑顔で返し、「寝てた?」と首を傾げた。

 いつもよりも若干舌足らずな話し方とゆるい空気でばれたらしい。これで実はよだれ垂れてるとかだったらどうしよう、と口元を触ってみたけど、どうにかセーフのようだった。

 一人目――ピコラの時を参考にするならばもうすでに安定期に入っているはずなのだが、どうにもこうにも眠い日が続いていた。ピコラの時はここまでひどい眠気はなかった気がするのだけど、なんだかんだですでに十年近く前のことなので若干忘れかけている。

 こんなに眠かったっけ?


「室内の温度管理はしているけど、こんなところで寝てて風邪でもひいたらどうするんだ」

「ごめんなさい、先生」


 確かに、いくら先生が魔法で完璧な温度管理をしてくれていても、この快適な空間は起きていることが前提であって、眠っていたのはちょっと問題だったかもしれない。

 というわけで、素直に自分の非を認めて素直に謝った。のだが、なぜか先生はにっこりを笑って私を見下ろしたままである。

 ……あれ? でもこれは、怒っている雰囲気ではない。


「えーっと……せ、せんせー?」


 にっこりにこにこ。

 そんな擬音が聞こえてきそうなほどに笑顔なのに、先生の目は語る。「違うだろう?」と。

 ……えーっと、これは、あれですか。その呼び方じゃ答えないぞということですか。そうですか。

 最近は少しずつ慣れてきてはいるけれど、それでもまだ正面切って改めて言うにはまだ若干勇気というか、勢いがいる。

 スーハースーハー、とばれているだろうけれどこっそりと深呼吸。

 よし!


「……ヘイン」

「ん、よくできました」


 にっこりと笑顔で額に頬に、そして唇にとキスが降りてくる。本当に嬉しそうに笑うものだから、文句も言えない。何度か口をパクパクと開閉するも、そこから言葉が声となって出てくることはなかった。

 最近の先生は、どうにかして私の呼び方を修正しようとあの手この手で攻めてくる。

 しかし六歳からずっと「先生」と呼んでいるのだから、今更軌道修正するのは難しい。

 付き合い始めの頃に、もしくは結婚したときに強制的に修正しなかった過去の自分を恨んでください!


 まぁ、そろそろピコラもクリセニア学園に通ううようになるし、「先生」の単語の意味が「母親が父親を呼ぶときの名前」と認識されても困るので、私としてもなんとか慣れようとは思っているのだ。

 ……恥ずかしいけどね!


 ……って、あれ?


「そういえばピコラが居ませんね」

「カルストもいないな」


 ピコラは父親である先生が大好きなので、先生が帰ってくれば真っ先に飛んでくるはずなのだが、今日はまだ姿を見せていない。

 確か、午前中は家の中で遊んでいたが昼過ぎに遊びに出かけたのは見送った。それはきちんと覚えている。そのとき、カルさんが後からこっそりと付いていったのが見えたので安心していたのだけれども。

 ……え、まさか、まだ帰ってきてない? もう、陽が暮れ始めているのに? 夕飯の時間になるのに? あの、そんなところは私に似なくていいよといい部分を似てしまって食べることが大好きなあの子が?


 血の気が引く、というのはこういうことをいうのだろう。背筋がぞっとした。

 そうだ、こういう時の為に自分の使い魔をピコラに付けているのだったとヤマトの気配を探るも、何故かどこにも感じられなかった。

 私とヤマトはどこに居ても繋がっている。例えどこに居ようとも、それこそ幻獣の本来の住む場所である幻界という場所に居ようとも、互いの居場所は分かるのだ。

 それなのに、ヤマトの居場所が分からない。こんなことは、ヤマトと契約して初めてのことだった。


「家の中にはいないみたいだ!」

「ヤマトの気配がどこにも感じられません!」


 この家の中は先生の力で結界が張られている。だから家の中で何かが起こるなんてことはあり得ない。そして先生の魔力探知は確かで先生がピコラの魔力を感じられないということは確実にこの家の中に居ないということだ。


「さ、探しに行かなくちゃ!!」

「俺が行く! ピコは家で大人しくしてるんだ」

「なんでですか! 探しに行きますよ!?」

「何かあったらどうするんだ!」

「妊婦は病人じゃないし、多少動いたって問題ありません! というか、大人しくなんてしてられません!」

「あ、こら!」


 それはさながら言い逃げのように、ダッシュで家を出た。ヤマトが居ないのでそれほどのスピードは出ないけれど、学生の頃につけた体力は今も健在だ。

 後ろから「せめて走るな!」という先生の声が聞こえたけれど、もうじき日も暮れるというのにのんびりと歩いているわけにもいかない。


 ピコラの行動範囲はまだそれほど広くない。考えられるのはお友達のヒナちゃんの家、つまりはリンスター家。次に私の実家、両親である私と先生の職場でもあるクリセニア学園。最後にクロちゃんのお家兼お店だけれどもクロちゃんの家は言えというよりもお店として認識している節のあるピコラは行かないであろうから選択肢から外す。そもそも、クロちゃんは遊びに来てくれる事のほうが多い。

 クリセニア学園も、何度かピコラを連れて行ったことはあるけれど、あの子の足で遊びに行くには遠すぎる。


 自分の意思でどこかに行ったという以外の場合、考えられる可能性はエルフ関係か、あるいはピコラを緑の塔の主の娘と知っての犯行か。実は白の塔の主だったというシャナのことを、ノーグの王は暗殺を何度も試みているというし、緑の塔が一切狙われないという可能性はゼロであるとは言い切れない。

 エルフは……うん、なぜか十年前からクリセニアに出没するようになったエルフは、四分の一だけだけどエルフの血を引くピコラのことをこっちが驚くくらいに可愛がってくれてる。可愛がってくれているのだが……こういうのもあれだけど、エルフはちょっと、私の想像を軽く斜め上を超えてくる。始めはカルさんが特殊なのかと思っていたけれど、うん、お義母様とかね、ほかにも色々なエルフたちがね。ちょっと私では到底彼らの思考は読み取れない。昔々、エルフに憧れていた幼い私にエルフの実態を教えたいくらいだ。エルフという生物は、憧れるべきではない、と。

 ついでに、自分にも流れているらしいという事実、自分がエルフの先祖返りを起こしているということそのものを忘れたい。


 まずは一番可能性が高いのはリンスター家だ。幼なじみで親友で、母親のメイドちゃんは私の親友のはずだけどピコラとも仲良くて、遊びに行ったり逆にヒナちゃんが遊びに来たりしているので。

 よし、青の館だ! と意気込んだ次の瞬間、先生に追いつかれて青の館にいた。

 うん、転移って便利ですね! 知ってた!!


「ピコさん、顔色悪いですけどどうしました?」

「メイドちゃん、ピコラ、来てない!?」

「ピコラちゃんですか? 今日は来ていませんよ?」


 事前のお伺いもなしにいきなりリンスター家に現れた私を見てリンスター家の使用人は、すぐにメイドちゃんを呼んでくれた。

 私の顔色を見てすぐに心配してくてたのはありがたいけれど、ピコラはいないという返事を聞いて肩を落とす。

 青の館に来ていないということは実家の方!?


「まさか、ピコラちゃんが帰ってないんですか?」

「うん……先生の魔力探知でも探せないし、一緒に居るはずのヤマトとの繋がりも切れて何処に居るのかわからなくって……!」


 あ、まずい、実際に言葉にしてしまったらなんか涙でそう。


「ピコラちゃんがいないなんて、一大事じゃないですか! 私も探します!」

「あ、シャナは大丈夫、シャナは何もしなくていいから、本当、大丈夫だから、なにもしないで、お願い」


 なんだろう、シャナの善意はとっても嬉しいけれど、シャナが関与することによって自体が予想外に大きくなりすぎる、というのは経験則だ。きっと、シャナはそういう星の下に生まれているに違いない。でないと、あんなトラブル体質になるわけがない。


 行く、ダメ、行きます、だからダメです、という本人たちに取っては真剣なやり取りをしている間にいつの間にかシャナの旦那様方は既にピコラ捜索に出発してしまったらしく、なんだか非常に申し訳ない気持ちになる。


「とにかく! もしかしたらピコラが来るかもしれないからシャナは待ってて! あとメイドちゃんも! ヒナちゃんと待ってて!!」

「えー」

「えー」


 シャナとメイドちゃんが異口同音で不満を漏らすが知りません!


「ママが出張るとみんなが混乱するからお留守番なのです!」


 あぁ、でもメイドちゃんならなんだかんだで行っちゃうそうな気がする。

 そんな時に舞い降りた女神がヒナちゃんだった。


「パパ! 出番なのです!」


 そして、対メイドちゃん最終兵器もご登場なされた。これでメイドちゃんが飛び出すことは無いだろう。

 うん、相変わらず不思議な親子関係である。完全にヒナちゃんがメイドちゃんの手綱を握ってる。



「先生! 実家に連れていってください!」

「あれ、いいのか?」

「いいんです!」


 私は知ってる。なんだかんだでメイドちゃんは私に甘いことを。そして、この調子なら

 シャナはアレです。イネス様やエルネスト様に任せればいいのです。

 ヤマトが付いていれば危ない場所に行くことはないはずだが、ヤマトの存在を感じられない今、ピコラの傍にいるとは断言できないのだ。

 となると、ヒナちゃんという可愛い娘が居るお母さんを、リンスター辺境伯夫人であるメイドちゃんを、そもそも親友を危険かもしれない場所に行かせるわけにはいかない。

 もちろん、捜索の手が多いほうがいいのは分かってる。でも、娘大事だけど親友だって大事なんです!


「兄様!! ピコラきてない!?」

「ピコ、そんなに慌ててどうした?」

「ピコラ、ピコラきてない!?」

「来ていないが……少しは落ち着け。ピコラが居ないのか?」

「帰ってきてないの……!!」


 もしかしてリンスター家にいる間に帰ってきているかもしれないと先に家に戻ったけれど、やはりピコラが戻っている様子はなかった。

 そして先生に転移してもらった先の実家で兄様に確認をとるも、やはりピコラは居ないと言われて。

 ついに涙腺崩壊だ。

 ボロボロとこぼれる涙を抑えられない。


「ピコ!?」


 突然泣き出した私に兄様は珍しく慌てたようにオロオロとしている。


「居ないの、ピコラが居ないのぉ! 先生の魔力探知でも見つからないし、ヤマトの気配もないし!!」


 うぅ~、と声を上げて泣くこと数分。

 先生に肩を抱かれて慰められている間に何故か私は三人の甥に囲まれており、兄様は妻であるはずのアスティ姉様に説教されていた。

 何故。

 というか、甥達よ、叔母様、ちょっと恥ずかしいでのそんなにジロジロと見ないで貰えたら嬉しいかな!


「ピコラ居ないの?」


 三人の甥を代表して長男のディロンが少し険しい顔をして聞いていた。

 あぁ、あの幼かったディロンがこんな顔をするようになったのか、とまるで場違いなことを考える。


「母上、俺達もピコラを探してきます」

「気をつけて行くのよ」

「え、あ、私も……」

「ピコはダメ。顔色も悪いし、今は大事な時期でしょ。ここで待ってなさい」

「え、でも」

「ピコ」

「はい……」


 私がアスティ姉様に逆らえないのは、昔から変わらない。

 先生が「なんでアスティの言うことなら素直に聞くんだ……」と肩を落としている姿が視界の端に見えたけれど、とりあえず見なかったふりをしておこう。


「じゃあ、俺も行くけど、ピコはここで大人していること。いいね?」

「……はい」

「じゃあアスティ、ピコを頼んだ」

「はい、お任せください」


 そうして先生はまるで「いい子にしてるんだよ」とでも言うかのように私の額にキスをしてから転移してしまった。

 思わず額をさすってしまうと、アスティ姉様が「あらあら」と笑っていた。

 とにかく、先生におとなしくしているように念押しされ、さらにアスティ姉様まで先生の味方になってしまったのであれば私はもう大人しく朗報を待つしかない。


「お嬢様、こちらをどうぞ」

「……ありがとう、エリザ。でも私、もう「お嬢様」じゃないよ?」

「あら、失礼いたしました。でも、私にとってはお嬢様はずっとお嬢様なのです」


 両手を固く組んで祈るようにしていたら、エリザがお茶を入れてきてくれた。

 幼い頃から家を出るまでずっと私付きだったエリザ。「結婚するまでは坊ちゃまお嬢様」という謎の慣習がある実家だが、エリザにとって私はいつまでも幼いころのイメージなのか、結婚して随分経った今でも私は「お嬢様」らしい。

 そんな、私付きになった頃はまだまだ新人だったエリザも今ではすっかり古株だ。


「ヘイムダール様もディロン坊ちゃまもいらっるのですから、お嬢様は胸を張って旦那様と甥子様をお待ちになっていればよろしいのですよ」

「……うん、そうだ」

『父ちゃんのご主人ーー!!!』


 ね、と言おうとしたらぺちょ、と半透明な仔猫が顔に張り付いた。


『父ちゃんのご主人! ようやく見つけたニャ! ピコラはこっちニャ! 早く来るニャ!!』

「タケル、ピコラの居場所を知ってるの!?」

『知ってるニャ! 分かってるニャ! 父ちゃんが待ってるニャ! 早く来るニャ!!』


 べり、と半透明な幼い黒猫、タケルを引きはがす。

 タケルはヤマトの息子で、なぜかやたらとピコラを気に入っている。もう少しピコラが大きくなったらピコラと使い魔の契約をする予定だ。

 よほど慌てているのか興奮しているのか、タケルはしきりに早くこいと繰り返す。


「案内して!」

『もちろんニャ! こっちニャ!!』


 実家を後にするとき、兄様が「父上と母上がピコラに会いたいと言ってたぞ!」と叫んでいたので、今度先生にお願いして領地に方に遊びに行こう。ファータ領になら、先生もきっと諸手を上げて連れていってくれるはずだ。


 タケルに案内されて辿り着いた先は、王都で一番大きな公園だった。そこには先生の他にもノルディークさんを始めとするシャナの旦那さま方もディロンたちまで揃っていた。

 そして、皆の視線の先には一つの帽子があった。


 ――ただし、サイズが少しおかしい。


 子供一人がすっぽりと隠れることができそうなほど、巨大な帽子だ。

 明らかに、王都の公園に存在するには不自然過ぎる物体で、そもそもこんな遊具はなかったはずだ。


『あの帽子ニャ! あの帽子を開けるニャ! あれは父ちゃんのご主人の声しか通さないニャ!!』

「なにその仕様!?」


 よく分からないが、どうやらあの帽子の中にピコラがいて? その帽子の中には私の声しか届かない? これだけ魔法のプロフェッショナル達が集まっていて? 

 だって、守護塔の魔法使いでしょ? 魔族でしょ?? 魔王でしょ???


『中には父ちゃんがいるニャ! だからきっと父ちゃんのご主人の声だけは届くニャ!』

「ピコさんの声しか届かないのは本当みたいですよ。へインがどうにかしようと先ほどから色々試していますが、一向に事態は改善していません」

「は、はぁ……」


 よろよろと帽子に近づいて、半信半疑で声を掛ける。


「ピコラ? いるの?」


 私が声を掛けると、先生も一旦帽子調査の手を止めて成り行きを見守っている。

 すると、ぶるぶると帽子が震えたと思ったら下から小さな手が出てきて、ひょこっとピコラが顔を出した!



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「おかーしゃま、おとーしゃま!!」

「ピコラ!!」


 ぴょこん、とヤマトが憑いている証であるネコ耳と尻尾をたてて私たちに抱きついてきた。目の端には涙が溜まっていて、泣いていたことがよく分かる。

 私と先生の声が重なり、本気で安堵する。


『良かったニャ、ちゃんとご主人の所にタケルが辿り着けて本気で良かったニャ』

『オイラがんばったニャ! 父ちゃん褒めてニャ!!』


 なんて、視界の端では幻獣の親子がじゃれあっている。

 かわいい。うちのピコラもかわいいけど、うちの使い魔たちもかわいい。

 あぁ、何はともあれ、ピコラが無事でよかった!


「ピコラ、この帽子は一体どうしたんだ?」

「カルしゃんに貰ったのでしゅ!」

「外からの干渉をすべて絶対防止する帽子、名付けて「絶対帽子」でございます。リンスター家の技術を参考に、お嬢様が望むサイズに大きくなるようにしてみました」


 ぬっ、とどこからともなくカルさんが現れて、いつものにこやかな笑顔で説明する。

 うん、カルさんなりの、ピコラを思ってのことなんだよね。そうなんだよね。そこに悪意がないことなんて、聞かなくても分かっている。

 それでもこのやりきれない怒りの矛先を、カルさんに向けても許されるだろう。


「カ~ル~さ~ん~っ!!」


 先生は無言で剣を抜き、私はピコラには二人が見えないように抱きかかえる。音はきっとしないだろう。悲しいことに先生は接近戦には弱いようで、きっとカルさんを仕留めることはできない。かといって私まで参戦するわけにはいかない。

 私が参戦するのは、また別の機会にお預けだ。


「おかーしゃま?」

「なんでもないのよ。ピコラ、無事でよかった」


 きょとん、と大きな目で見上げてくるピコラの額にキスを落とし、もう一度しっかりと抱きしめると、ピコラもぎゅっと、より一層私に抱きついた。

 こうしてピコラの初めての大冒険? は幕を閉じたのだった。

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