宿屋での出来事
ギルドから出て、ティリアについて行った後、見えてきたのは木の葉という宿屋だった。
宿屋の中に入ると女将さんがいた。
「ティリアちゃんその人アレ?」
女将さんはティリアに話しかけて小指ををティリアに見せた。
それを見たティリアの顔は真っ赤になり、「違いますっ!!まだそういう関係じゃありましぇん!!」と噛みながらも全力で否定する。
「ふーん。にしては顔も赤いし…ねえ?」
女将さんはティリアの真っ赤な顔を見てからかう。
「全然違いますからぁ~!!」
「ふふふ…冗談はさておき、君どうするの?ティリアちゃんと同んなじ部屋に泊まる?幸いベッドも二つあるし十分2人は泊まれると思うわよ?」
女将さんはそんなティリアを置いておいて俺にどこに泊まるかを聞いてきた。
何故か女将さんはニヤニヤとティリアの部屋に泊まるか?と聞いてくる。
「いや…それは俺には答えられません……ティリアが許すのなら……まあ……」
俺もわかっている。この女将さんは俺とティリアがあんなことやこんなことをする関係になって欲しいとじょうだんではあるが思っていることも。
俺的には是非泊まりたい。これは本心だ。年頃な女の子しかも美少女と同んなじ部屋で男女2人っきりで泊まれるんだぞ?一度もそういう経験のない人にしてはそれはもう…だ。
だが、ここで「はい、是非お願いします」とか言ったら引かれるだけだろ!?と思って俺はそう答えた。
果たしてティリアはどうなんだろうか?
光輝はティリアの方を向いた。
ティリアはどう言えばいいのか戸惑っている。
「彼氏さんの方はあれだしどーなんかなー?ティリアちゃん?」
女将さんが早くいうよう即す。
「ああもうわかりましたよ!!泊まります泊まりますよ!!」
よっしゃー!!と俺の心の中でそう叫ぶ俺がいる。
「本当は嬉しいくせに…」
「嬉しくなんかないもんっ」
「あらあら…ふふふ」
なんか女将さんが怖くなってきたような…
気のせいだよな?にしてもやっぱりいいのかな…
俺はそう思いながら、顔を真っ赤にしているティリアとティリアを弄って楽しんでいる女将さんについて行った。
その先にはティリアの泊まっている部屋、608号室があった。
中に入ってみるとキッチンがあり、トイレもある。そしてリビングと何か個室があった。
俺としてはランク紫がどうなのかは知らないけどたぶん低ランクだろう。
その割りには豪華なような気がする。
「じゃあ、私は仕事をしないといけないから〜せいぜいティリアちゃんもあんな関係になるようがんばってね〜」
女将さんはそう言って部屋から退散して行った。
こうして、部屋には俺とティリアの2人だけになった。
たが、女将さんがいなくなったせいか、沈黙が訪れる。
俺はなんとかこの沈黙を破るためにまだ若干顔を真っ赤にしているティリアに話しかけた。
「あのさ、もしかして迷惑だった?今からいいに行けはなんとか手配してくれるだろうし…」
「いいよもう…私は疲れたから寝るね?コウキ君はそのベッドで寝ればいいよ」
ティリアはそう言って布団に潜って行った。
なんか、とても良いチャンスを逃したようなような気がする…
これは…気のせいじゃないな…寝るか……
俺はティリアと同じようにベッドの布団に潜って就寝した…
…………………………。
………………………………………………………………………………。
なんか夢の中でかあの神様がいるような…気のせいか…
「気のせいじゃないよ」
「やっぱり?で、なんかよう?」
俺がそう言うと、超テキトーな神様が何か資料を出してきた。
俺はそれを受け取り、見始める。
「その資料は空間魔法や時魔法について書かれているものだよ。後で説明という欄で確認できるからまずそれを置いておいて…今度はこれを見て見なよ」
「…神様……流石に人のスリーサイズを乗せるのは如何と思いますが…」
そこにはティリアのスリーサイズが乗ってたりする。
どうだとかは言わないがな。
やっぱり神様って変態なんだね。
「どうだろうね。それよりもやらないんだ?」
やらないよ。やったから殺されるよ。って言うかお前は俺を社会的に抹殺する気か?
「いや、その気はないよ?この話はタブーだね?」
「たぶん」
確かに嬉しいと思うよ?だけど一応公共のところで人のスリーサイズを暴露する馬鹿がどこにいるんだか…
ここにいるな。
「さて、光輝君をここに呼び出したという理由。つまり、本題を語ろう」
雰囲気変わったな。さっきのが普通なんだろうけどこういうのもいいかもしれないね。
「今、君が滞在している町に3ヶ月後に邪竜及び、魔獣45万体が襲来するでしょう。また、この出来事は決して最高神のせいではありません。運命神、未来神、恋愛神にやる独断のものです」
運命神や未来神はともかく恋愛神明らかこの管轄じゃないだろ…
「ちなみに聞くけど邪竜ってどれくらいの強さ?」
「えーっと地球のもので言うと、核ミサイル10発分を一分間に落とすって考えたらいいよ。大丈夫、君ならいけるさ」
1分間に核ミサイル10発が新宿区ぐらいの面積しかないこの街に飛来してくるのか…無理ゲーじゃないか。
「そう言うかと思ってこのスキルをプレゼントするよ」
最高神は俺に何か板を渡してきた。
俺がそれに触れると
『ユニークスキル残り7個設定出来るように変更しました。また、ユニークスキル【龍使い】【転移】【結界】を付与、スキル【隠密】【鑑定】【護身術】を付与しました』
と出てき、板ごと消滅した。
「んなわけでじゃーねー♪」
ちょい待って!?それだけかよ!?
おいこらまてこの野郎!!
俺はそう思ったが、俺の願いは届かず、俺は再度深い眠りに落ちて行った。
誤字がある場合、教えていただけたら幸い
です。
コウキ・マガミ 17歳 男
Level7
HP256+(55555)/284+(55555)
MP458+(65400)/458+(65400)
ATK324+(43200)
DEF543+(21000)
SPE602+(42740)
Pts.15+(3730)
ユニークスキル
【創造】レベル8
【破壊】レベル8
【神獣使い】レベル7
【聖獣使い】レベル7
【龍使い】レベル1
【転移】レベル1
【結界】レベル1
【魔眼】レベル5
スキル
【隠密】レベル9
【鑑定】レベル0
【護身術】レベルMAX
※護身術がレベルMAXな理由はもともと光輝が地球でいろいろ心得があったからです。
レベル0→1
にするために必要なポイント
427point