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非日常
転校生がやって来るお話。
こんな日常はいやだね~。
俺の名前は「神村緑輝〈サファイア〉」ごく普通の町の、ごく普通の中学校に通っている、
中学二年生だ。 そんな何も変哲もない、日常が今日ガラリと変わろうとしていた。
「いってきまーっすぅ!」
「気をつけていきなさいよ~」
俺は並みの陸上部にも勝る、クールビューティーな走りで学校に参上。
すぐさま、自分の席に飛び込み慣れた手つきで、授業の準備をした。
着席したと同時になり響いたのは、つまらない鐘の音、そして、それと同時に教室に入ってきたのは
顔のパッとしない先生と、見覚えのない男の子。
「えっ、転校生?」
「男かよ~」
「かわいい男の子ね、デュフフフッフッフ・・・・。」
「転校生か、どうせつまんないやつだろ」クラスはざわついていたが、俺はあまり心が躍らなかった。
「じゃあ、自己紹介をみんなにしてやってくれ。」
「えーっと、剛田 たk・・・。」
「なんだぁよ、しっかり言わないと、みんな聞こえてないみたいだぞ」
「はい・・・。えっと剛田 武志〈たけし〉です!」
ほんの一瞬だろうか、いや数時間がともまっていたかのように、クラスが静まり返った。
そして、静まり返っていたぶん、ためられていた力が一気に噴き出す火山ようにクラスが騒ぎだしていた。




