◆ 舞台 ◆
今回は舞台設定です。
そもそもキヨトシの行動半径が家のみなので、主人公がどんなに頑張っても(笑)どーしてもインドアな世界になってしまうのはもう宿命みたいなものなのですが、清俊自身も殆ど外出にはやる気がないし、受身で大人しいので本当に困ってしまいます。
まだ作品が完結していないので、追加調整の折には更新が入るはずです。
0(0).祖父の家でのクリスマス
亡くなった祖父の家で開かれていたクリスマスのシーン。冒頭のみ。
二度と戻ってこない失った思い出として、導入部に使用。
0(1).天動説の世界
第一話より時折出てくる、清俊の精神世界。
知識として広い世界を知っていても、それが自分の今の生活に何の関係があるんだ、という些か世の中に否定的な感覚とともに現れる。
0(2).沙雪の思い出の世界
第一話よりこれも時折出てくる、清俊の思い出の中の世界。
過去の発言や態度ばかりで、現在の沙雪は出てこない。
1.清俊と狩穂の家
第一話より頻繁に出てくる。郊外の一戸建て二階家屋。日本家屋基調なので、神楽町のような高身長では頭の上が少し窮屈である。
台所は一階、清俊の部屋は二階の一室。狩穂の自室は十話現在まで不明、ただ第三話では狩穂がうたたねをしているのは一階の可能性が高いので一階にあるのかもしれない。
第七話で玄関が出てくるが、少し大きめ。
第十話では縁側と庭が出てくる。庭は秋の虫が鳴くほどのスペースがあるので、この一戸建ては案外敷地が広い。
2.清俊の通う大学
第二話、第九話などで出てくる。あまり偏差値の高い大学ではなく、「息が出来ないほどではないけれども、強い興味も関心も沸き起こらない。ああ、あと半年もすれば卒業なんだ、と僕は、そろそろ真面目に取り掛からなければならない卒論のことで暗い気持ちになった。変人で知られる担当の教授は自分の研究が今山場らしく、卒業生も院生すらも放り出してどこかに雲隠れしてしまった。本当に半年後卒論に目を通してくれるかどうかもちょっと怪しい。(第二話)」とあるほどに教授陣ともどもユルい雰囲気。講義の自習では隣りの席の女の子が内職に勤しむほど。
東京近郊の設定ではあるが、細部は不明。
3.秋葉原
第二話で出てくる。オタクの聖地秋葉原。清俊の友人でパソコンマニアの時和がよく遊びに行く。十話以降の登場はちょっと未定。
ちなみに秋葉原はつい十五年前まであまり女性向けの飲食店は多くなく、十年ほど前に増えた。
また、神田秋葉原御徒町上野界隈はひっそりとカレーの名店が存在する。第二話で時和が言った「カレー」の店は神田佐久間町に実在するインドカレー店「アジャンタ」をうっすらモデルにしている。
4.グラウンド
第五話で出てくる、町一番の大きさの市民グラウンド。サッカー人気は町内でも健在で、少年サッカーもそこそこ行われている。