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奪還。

それは少し違和感のある光景だ。

女子高生3人が一人の男子生徒を引っ張り無理矢理歩かせてる様に見える。

この光景が男女逆ならば犯罪の匂いがするが

恐らく羨ましい光景に見えてるのであろう。

そんな光景に3人が出くわす。


ユリッペ「見てあれ、なんか凄くない?」


ミユ「、、、あれって、、、」


ミユ「金木犀だ。」


その違和感のある光景の少し後ろを竹本明が

追いかける。


ユリッペ「竹本くんだ!オ―イ!」

ユリッペが手を振る。


竹本「ユリッペ!その子捕まえて。」


ユリッペが女子高生の方を見るとユナと真奈が

先に動いていた。


ユナ「ちょっと!あなた達その人どうするつもり?」

女子高生「はぁ?関係ないでしょ!誰あんた?」


ユナ「カッチ―ン!関係あるわ!」


真奈「彼氏です。私の。」


ユナは目を丸くして真奈を見る。

真奈「私の彼氏だから離して下さい。」


誰が見ても美人、カ―ドでいえばSSR

こんな美人がいう事は嘘でも真実に塗り替えられてしまうものだ。


女子高生「え、彼女いたの?」

「めっちゃ美人だ。

なんか勝てないよね。」


女子高生達は人質を解放した。


武城「ふぅ、助かりました。ありがとう。」


少し走らされたからか武城の髪が乱れて顔が露わになる。 

ドキュ―ン


ユナは心臓を射抜かれ急いで武城の髪で顔を隠す。

そっと振り返ると真っ赤な顔の真奈と目が合う。


真奈「、、、な何?彼って凄く綺麗な顔してる。

なんでユナ隠すの?」


ユナ「だって私が最初に見つけたんだよ!

私のだよ!」


ガシッ、、、ユナの頭を竹本が掴む。

「お前のじゃないよ!」


一行はやれやれと近くのファミレスへ向う。


ユナ「なるほどねぇ、、、確かにモテるわ武城君」


竹本「俺が囮になってるけどやっぱり限界があるなぁ。」


ユナ「彼女作っちゃえば?」


慌てて沈黙していた武城が口を開く

武城「今日、草刈りがあるから帰るよ。」


ユリッペ「草刈り?どこの?」

武城「僕んちお寺だから手伝いで!」


ユナ「ハ―イ、ハイハイ私草刈り手伝いたい!」

武城「本気?大変だよ!」

ユナ「私、草刈りめちゃくちゃ得意!」

さり気なく真奈も手を挙げている。

ユナは少し睨む。

「真奈は美人なんだから草刈りなんてしちゃ駄目でしょ!」

真奈「なにその偏見?」


ユリッペ「まぁ何かの縁だし寺の息子ってレア

じゃないっ!見てみたいわ寺!」


竹本「武城、嫌なら断われよ。」


武城「みんなに手伝って貰えば神様も喜ぶと思うよ。ただ姉がいない日の方が良いと思うから今週の土曜日とかどう?」


竹本「姉ちゃんか、、、忘れてたな、、、」


ユリッペ「姉ちゃんがいると何?


竹本「究極のブラコン。」


ユリッペ「ゲ、キツイ。」


ユナ「オネェ楽勝!土曜日朝から行くね!真奈ちゃんは美人だから来なくて良いよ!」


真奈「う−−ん行きたいけど朝からピアノの発表会なんだ。」


ユナ「ね、聞いた!真奈は世界が違いますから

草刈りは私がやりますんで思いっきりピアノ弾いて来て!」


真奈「行けたらお邪魔しても良いかな?」


武城「是非!精神修行になるよ!」


ユリッペ「明も来るん?」


竹本「あ、ああ。ちょっと不安要素があるからな。」

ユナを見る。


ユナ「なによ!」


ユリッペ「じゃあ私は弁当作ってくよ!」


真奈は武城を見つめている。微かに香る金木犀の香りが中枢神経を魅了する。


真奈「なんか、ずるいなぁ、、、」






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