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ライダーガチャ

月曜日放課後


山本ミユ「真奈てぃ!聞いて。金木犀の、、、」

ミユはハッとした。

金木犀の男の話をしようとしたミユだが、もし

真奈が万が一に金木犀の男 武城達也に

興味を持ったら自分に勝ち目はない。

ならば金木犀の話は封印するべきだと思った。


新山真奈「何?なんか言いかけたね?」


ミユ「い、いやぁ何でもないよ!あっ

それよりライダーのガチャ出た?あのレア

キャラ?」


真奈「う−−ん出ないんだよね。初代ライダーの

マスク剥がされバージョン ネットで3万よ」


ミユ「私には良さがわからないわ。でも頑張って! で今日帰りどっか行く?」


真奈「あ、私、隣町のコンビニにライダーガチしに行くよ。あそこくらいにしかガチャ残ってないんだ。最後の期待を込めて!」


ミユ「じゃあ私はユリッペと買い物行くね!」


私は一人隣町まで足を伸ばしライダーガチャを

回しに行く。

歩道を歩いているとジロジロと

視線を感じる。それは男女問わずに向けられる。

私は少しうつむく やっぱり人の多い通りは苦手だなぁ、、、


暫くして隣町のコンビニについた。

「あっ、、、」

誰かがガチャしている。

思わず大きな声が出た。


身長165位のボサボサ頭の武城達也と友人の竹本だ。

竹本は私の方をチラッ見たが特に気にしていない。

私は少し離れた所から彼らを見ていると武城が

近づいてきた。

武城「あの、ガチャしたいんですか?」

私に話しかけてきた。


そんな武城に竹本が

竹本「、、、お前、何言ってんの?そんな訳ないだろ。ナンパだと思われるからやめろ。」


私はビックリして2人の会話を聞いていたが

「は、はい。まだ、回せます?」


武城「、、、どうぞ!後2回くらいしか回せないけど、、、」


真奈「あ、ありがとうございます。隣町から来たんです。引けなかったら悲しいなと、、、」


武城「どうぞ。」

武城と竹本はコンビニの中へ消えて行った。


真奈は残り2回のガチャに神経を集中する。

こいーーー!、、、残念、ダブリキャラです。

「なんで、、、このキャラ5体目、、、」

真奈は腕まくりをして気合を入れる

よっしゃこいーーー!


、、、駄目だ、、、引き弱すぎ。

落胆していると竹本と武城がコンビニから出て来た。


武城「いかがでしてた?狙ってたの出ました?」


真奈はビックリして武城を見る。

改めて武城の顔を見ると目が前髪に覆われていて見えているのか心配になる。

武城「ちなみに何を狙ってました?」


真奈「え、、、あっ、マスク剥がされバージョン、、、です。」


武城「それなら僕2つ持ってるんであげますよ。」

竹本は少しムッとしている。


真奈「ほ、本当?是非譲って下さい!

おいくらですか?」


武城「じゃあ原価200円のガチャなんで

200円で。」

竹本はムッとする。


真奈「え、本当に!い、今でも良いですか?」

真奈は慌てて財布を取り出す。


武城「はい。さっき出たやつなんでカプセル未開封です。」


未開封、、、なんてありがたい言葉なんだろう。

真奈は心の中で囁く。


武城は200円貰うと竹本と去って行く。

私はガッツポーズをする。


何歩か歩いた後、突然竹本が振り返り戻って来て私に向かって

竹本「あんた、それ大事にしろよ。あいつソレ出すのめっちゃつぎ込んでるから。」


私は迫力のある竹本の言葉に納得する。

私もこのキャラ欲しくてどれだけ回したか

ネットでも3万するし本当は凄い事だよね。

何かお礼しないと、、、


私は勇気を出して武城を追いかけて

真奈「あ、あの、お礼したいのでライン教えて

下さい。」


武城「ありがとう、、、でもごめん。携帯もってないから。」


ニコリと笑う武城からはほんのり金木犀の香りがした。

真奈「いい人なんだ、、、」



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