3話 悪魔の予言
11月1日 pm7時40分ー
日本の首都東京にて悪魔が顕現。
それとともに現世に再び…
【原初の魔術師】が降臨する。
「これがネット上で最近話題の予言だ。この予言者の氏名、年齢、性別ともにわからず。そのため彼のことをネット上では【unknown】と呼ばれているらしい。」
そう話すのは俺の仕事仲間であり友人の橘皐月だ。
皐月は情報に長けておりこの世に機械という分野で彼に勝てる者はいないだろう。
「【原初の魔術師】ねぇ…。」
原初の魔術師。
この世界に魔術というものを生み出したとされている魔術師である。
「あぁ。だからこそお前に伝えておこうって思ってな。もしこの予言が本当なら【原初の魔術師】が動かざる負えない事態が起こるってことだ。なあ?原初の魔術師さん?」
あぁ。そうだ。俺は【原初の魔術師】の転生体。
原初の魔術師としての知識、記憶、魔力を持ってしまっている。
だからこそ俺は最弱魔術と呼ばれている召喚魔術をここまで使いこなすことができたのだ。
「俺が出ないといけない事態なんて起こると思ってんのか?今、この日本には第3部隊の副隊長がいる。だからこそしばらく身を隠さないといけないわけだしな。それに東京には戦力となる魔術師が大勢いる。そんな中俺がでないといけない事態なんてそうそう起きないだろ。」
「まあそうだな。俺もこの予言が起こる可能性は極限まで低いと思っている。しかし…だ。ここ最近【魔女会】の動きがきな臭い。わんちゃんあるかと思ってな。」
俺はその言葉に少し考えこみ立ち上がる。
「ま、俺が出ないといけない事態になったら出るだけだ。11月1日…予言の日は後2日か。皐月は一応【unknown】について調べておいてくれ。」
そう言い俺は振り返りその部屋から立ち去る。
「はぁ…相変わらず人使いが荒いな。」
橘皐月はそう言いながらノートパソコンを開く。
「新たな予言か。」
そこに書かれているのは新しい予言。
2030年12月31日…世界崩壊。
そこに書かれている予言は3年後に世界が崩壊するという予言。
「ま、気にしてても無駄だな。調べあげるか。」
そう言い橘皐月はネットの海を調べあげるのだった。
ー11月1日pm7時ー
「空が…紅い。」
私、霧宮明日香は空を眺めながらそんなことを呟く。
(魔力が渦巻いている…。これは…なんだ?)
いつもとは違うその空の様子に困惑しながらも警戒する。
ふと人混みを見ると人混みの中に一つ異様な魔力があった。
(あのフードの男…なんだ?何か違和感が…。とりあえず追ってみるか。)
そう考え霧宮明日香はそのフードの男を追うのだった。




