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サクリファイス学園 ー最底辺クラスの俺たちは“知識チート”で盤面を覆し昇格するー  作者: 神楽坂遊月
サクリファイス学園入学

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ボス戦?その前に特訓

謎に俺が反省をさせられること10分……足が痺れました……

しかし、盾役が頻繁に動いてはダメという説教をくらいました……

ゲームの時には気にしなくていいのに……


「さて、次の階層に行こう」


「ようやくボスですの!?」


「うちもぉ楽しみぃ」


ボスを倒したいダンジョン狂と戦闘狂がワクワクしているが、今行ってもステータスの差で負けてしまうだろう

攻撃を避けられたとしても、ダメージがあまり与えられないから長期化して辛いだけだ

それより、バンバン戦闘してレベルを上げたい。5階層に”アレ”があればいいが……


「ボスとは戦わないよ。レベルもうちょっと上げたいし。しかし、ちょっと寄りたい所があるんだ」


「そ、そんなウソですの……」


ワクワクしていた2人のテンションが一気に下がった。

そんな2人は無視して、5階層へ向かった。

5階層にあると思われるあるものを目指して


「5階層はこうなっているんだな……雰囲気が違うな……」


今リンドウが言った通り、1~4階層までは畦道のような、舗装されていない道の脇に草むらや水たまりがある景色だった

しかし、5階層では屋内に変わる。体育館のような所に4階への階層門とボス部屋への階層門、帰還門があるのだ。

そして、その室内には違和感の凄い”アレ”が1つポツリと存在していた


「皆、あの”岩”には触るな。”謎岩”と言って……」


「リンドウ待って。あの岩の使い方を知らないのか?」


いつもは探索出来る所まで探索して、帰還して周回をする。なのにわざわざ5階層に来たのには訳がある

それが、リンドウが言った”岩”だ


「キセロはあれの使い方を知っているのか?」


「むしろ、皆の認識を知りたいのだが……」


「あれに触れると”謎岩”しかない分からない空間に飛ばされて、特に何も起きないと聞いている」


なるほどな……この岩は実をいうと、何度もダンジョンを攻略し直すのが面倒な人の為に、オート周回と一緒にバージョンアップで出てきた機能だ。

リアルだからオート周回が無いのは知っていたが、この岩はあって良かった。

忘れてたけど、この岩を起動するのに合言葉が必要なのを忘れてわ……


「これを起動するのに合言葉が必要なんだよ」


「合言葉ですの!なんかカッコイイですの!」


「じゃあ、さっそく行ってみようか。戦闘の準備だけしっかりしておこう」


全員がいつでも戦闘できるように準備を整え、5人全員で”謎岩”に触る。

立ちくらみになったように、急に意識が暗転したかと思うと直径50メートルくらいの円形になっている空き地の端へ移動していた

ちゃんと皆が”謎岩”の周りにいた……良かった。皆の困惑した顔で笑いそうになったのは内緒な


「ここが来たかった所ですの?」


「なぁんにも無いよぉ?」


「安心しろ。カリー今から飽きるくらい戦えるから」


俺の言葉にセシーリアとカリーの目が輝く。ホントに大好きだな……

さて、この空間を起動させますか……


「我、強さを求めるもの也。イナンナ様のご加護を」


ゴゴゴゴゴ…… 「「「キャー!」」」

激しい音と振動が起こり、立てなくなってしまい、地面にしゃがみ込む。女性陣は驚いて悲鳴を上げていた。

この振動はちょっと予想外だったが、”謎岩”の隣に、この空間に干渉するための操作盤であるダンジョンの扉の横にある台座とほぼ同じ台座が出現した


「まさか……こんなことが……」


「驚きですの……」


「うちもぉ。驚きすぎてぇ。腰ぬけたぁ」


女性陣は急な振動等で腰を抜かしてた。俺?大丈夫だよ。地震大国出身だからな!

女性陣を尻目に台座の操作を確認してみる。

設定できるのは、出現する敵、採集場、採掘場など非常に多岐にわたるが制限はこのダンジョンもしくは下位ダンジョンのものしか選択できない


「もう大丈夫そうか?」


「すまない……もう少し時間をくれ」


リンドウ以外の2人もまだだめそうだが、ビーラントは大丈夫そうだから採掘について教えるとしよう

初心者ダンジョンでは、採集場しかないが、この謎岩の空間では採掘も出来る。生産職のレベルアップも必要だからな

しかし、出てくるのは最底辺の素材だけだけど……。


「また揺れるかもしれないから準備しておいて!」 


「またですの!ちょ、ちょっと……」


女性陣から反対意見が聞こえてきたが、悠長に待ってあげる気はない

俺は操作盤を操作し、採掘場を出現させた。

ゴゴゴゴゴ…… 「「「キャー!」」」


「キセロ!止めて欲しいですの!」


「そんなこと言われても……」


セシーリア達が騒ぎ出すが、もう仕様として慣れてもらうしかない。

揺れが収まると、空き地が少し拡張され、大きな岩が出現していた。


「さて、ビーラント今から採掘の時間だ」


「わかった」


ビーラントはそう返事をすると、自身がもってきたふくろ(小)から採掘用ピッケルを取り出した

ショタにピッケル……職業体験みたいな雰囲気がするぞ……凄い微笑ましい

そんなことを言っている場合ではない。この岩について説明しないと……


「今出現したこの大岩にHPのようなものがあって、それが0になると”くず鉄”が採掘出来る。やってみよう」


つまり、攻撃してこないモンスターみたいなものだ。HPを0にすると光になって素材をドロップする。

無言で頷くと、ビーラントは黙々とピッケルを振り始めた。さて、採掘はビーラントに任せて、俺たちはレベル上げに戻るとしよう

女性陣は……もう大丈夫そうだな。


「さて、今から本題のレベル上げ始めますか!今からは楽しめるぞ!」


「待ってましたの!」


「うちもぉ。楽しみぃ」


女性陣もやる気満々そうで良かった

リンドウは静かに頷いただけであったが、その目はやる気に満ちているし、戦闘準備も始めたから問題なさそうだ


「じゃあ、ここで出来る事だが、ここではこのダンジョンで出現する敵と戦うことが出来る。今日はさんぽキノコとメインで戦う」


今話した通り、この”謎岩”の空間ではこのダンジョンで出現する敵と戦うことが出来る。

しかも、制限はないので、時間の許す限り戦うことが出来る

採掘や採集も出来るから永遠に戦える?ここじゃアイテムを作ることが出来ないから永遠という訳ではないぞ


「ミルクフロッグじゃないんですの?」


「ミルクフロッグは、ドロップ品が魔石(小)かレアの”カエルの麻痺袋”だから毒対策にならないし、アイテムも使うから却下だな」


「あれ麻痺袋やったのぉ?毒の袋だと思ってたぁ」


ミルクフロッグのドロップ品は毒袋ではなく麻痺袋だった。毒はどうやって?というツッコミは皆していたよ。

麻痺袋を加工すると、麻痺に関連する様々な物を作成出来る。しかし、毒に関するものは何も作成出来ない。それじゃあ意味がないように思える

だが、ゲーム的に次出てくる状態異常は麻痺だから、あながち間違ってもいないというジレンマだ


「まあ、そんなことより始めようか」


俺は操作盤を操作し、さんぽキノコを召喚する。

すると、空き地に光の柱が立ち上り、さんぽキノコが出現した


「”挑発!”」


いつものように最初は自分にターゲットを向けさせた

すると、さんぽキノコは俺に狙いをつけ、その場で軽くジャンプをする


「と、飛びましたの!?」


「飛んだ……だと!?皆焦るな!」


さらに、もう一度大きめのジャンプをする。


「飛ぶはのやりづらいな……」


「飛んだら近寄るな!振動で動きに影響でるぞ!」


そう伝えると、リンドウとカリーは急いでさんぽキノコから離れる

その直後、さんぽキノコが着地し、振動が起きたが俺にデバフは……ついてない!

さんぽキノコは着地後、体制を低くし、突撃してこようとする


「いつもとぉ、行動が違うからぁ、攻撃しずらぁい」


「ジャンプする敵は初めてだったな。しかし、それでも攻撃をあててみせる」


「私はその場でジャンプしても攻撃を当てられますの!むしろキセロより楽ですの!」


女性陣が言うように、さんぽキノコの挙動が変化している。

大ジャンプの着地時に衝撃で周りにCTチャージタイム増加を10%の確率で付与してくる。つまり攻撃までの時間が少し伸びてしまうから注意だ

先ほどデバフを確認したのはそのためだ。というかセシーリア?俺より楽ってどういうこと?


「いつも通り受け流したら攻撃してくれ!」


ドンッ!とさんぽキノコが地面を蹴る音が聞こえた瞬間。


「”受け流し”」


盾を合わせ、右斜め後ろに倒れるように力をそらす


「MAXで溜まってますの!」


突撃の勢いで倒れている、さんぽキノコに全員で攻撃を加えると、すぐにHPが0になる

光に包まれた後、ドロップアイテムの魔石(小)と美味しいエリンギをドロップしていた

無事に討伐完了だな


「こうやって謎岩の敵は今までとは挙動が変わっていい戦闘訓練にもなる」


「毎回変化しますの?」


そう聞いてきたセシーリアの目がキラキラしている気がする……

カリーも目をキラキラさせている。だが残念だ


「いや、通常モーションと”謎岩”モーションだけだな。ここは”謎岩”モーションとだけ戦えるぞ」


「嘘ですのー!」


「うちもぉ。ショックぅ!」


膝から崩れ落ちた2人をなだめて、続きやりますか

毎度見ていただいてありがとうございます

もし良ければ感想など教えてください

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