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帝国の第六皇女(パワー)4

「そ、その前に腹ごしらえねっ。腹が減ってはステゴロはできぬよ」


 アデルは、ある場所へと向かう。


 第六皇女の身分を最大限に発揮して作らせた、秘密の場所。


 ──アデルの食料庫だ。


「ふふ、うふふ……」


 宮廷魔導師に作らせた、氷魔導で半永久的に真冬の気温と湿度を保ち続ける氷室。そこには、塩辛いばかりの加工肉でも芋でもなく──新鮮な鶏肉が保管されていた。


「うふふふ、やっぱり筋肉には──コレですわね」


 第六皇女はアデリア・ル・ロマンシアは自ら包丁を取り出す。


 彼女は自らの肉体を磨き上げることに関しては、一切の妥協を許さなかった。その結果として、トレーニング効果を最大限に発揮するためのタンパク質補給に、たったひとりでたどり着いたのだ。


「ササミ♪ ササミ♪」


 アデルは厳しい鍛錬の傍ら、あらゆる肉を美味しく頂くための工夫も積み重ねてきた。


 軍用食品の開発以外には手が回っておらず、料理の文化が大きく衰退して久しいロマンシア帝国。


 やはりアデルは、変わり者の姫君であった。



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― 新着の感想 ―
[一言] なんだ、この姫w キャラが強すぎるw 普通の女の子体型なのに何故か強いわけでは無いのが面白いです。
[良い点] むね肉♬︎ささみ♬︎もも肉«٩(*´ ꒳ `*)۶»♬︎♬︎♬︎♬︎♬︎♬︎♬︎♬︎ Σd(゜д゜,,★)昨日♬︎ささみを白菜で炊いて食べましたw (゜д゜)ウマー♬︎でした«٩…
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