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1話
生活リズムってどうやって直すんだっけ...?
「なんか疲れたな」
社会の荒波に揉まれながら流されているとついそう思ったりしないだろうか?
「あぁ、異世界に行こう」
疲れたのならば、最近話題の異世界に行くのも良いのではないだろうか。
僕は日本のしがない社会人。
荒波に耐えきれそうもなくて異世界に行く事を決めた若人だ。
若人よ、旅に出よ。
僕の頭の中で老人はそう言ったんだ。
年長者の言うことは確かだ。
たとえそれが妄想上の人物だったとしても従わない道理はない。
異世界に行く方法はとても簡単だ。
まぁ、見ていて欲しい。
「異世界に行くでござるよ。拙者は大和若武者、故に修行をして成長しなければならないので候。異世界の神よ、どうか拙者に機を与えてはくださらぬか」
どこからともなく女性の優しい声が聞こえる。
「いいでしょう、若武者よ。存分に修行に励みなさい。貴方に軍神の加護がありますように」
「感謝する」
視界が白い光で覆われるがそれは一瞬のことであった。
光が晴れるとそこには獣人やエルフ、人間とドワーフが行き交う光景があった。
ね?
水の飲み過ぎでお腹たぷたぷ。