狐の名前は?
魔王ーこの世界を統べるものーその圧倒的力もって世界を服従させている。力なくしてはなにもできない世界。俺は、そんなこの世界が嫌いだ。
俺ー相沢がこの世界に転生して来たのは、ちょうど1年前。車にはねられて死んだ。それでこの世界に来たわけだ。まず、初めに感じたこと。この世界に人権はない。圧倒的な強者が弱者を支配している。力でねじ伏せているのだ。この世界は魔物だけで構成される。
で俺は、なんか狐のような魔物に転生した。魔物には、それぞれ能力がある。異能と呼ばれもので、それを持っていない魔物もいる。俺の異能は
「ダークエネルギー」と呼ばれるもの。これは、鑑定能力でわかる。鑑定は頭で考えると、その生物のことがわかる。ダークエネルギーは簡単に説明すると頭で想像すると体が黒く硬化される能力だ。能力自体は使あるのかもしれない。使い手が悪いのだ。俺は全然この能力が使いこなせない。
ある日おれは、サンタバルトと呼ばれる猪の魔物と遭遇した。森で適当に食べ物を摘んでたら、バッタリみたいな感じで会ってしまった。正直、先から戦ってるけど、全く歯が立たない。森の山の山頂に突き刺さっていた、剣で戦ってるけど、金棒の力で圧倒されてる。その時、俺の腹目掛けて金棒が降りかかって来た。まずい!!!心の中でそう叫んだがもう遅いだろう。その瞬間俺のダークエネルギーが剣に纏った。剣が黒剣になり、凄まじいパワーが俺の身体を駆け巡る。黒剣はサンタバルトの体を一刀両断した。その日から、俺の異能は、「ダークエネルギー」から
「ダークパワー」に進化した。
衝撃の出来事でその日は眠れなかったが、そういえば異能について全然研究したこととかなかったことを思いだす。まず、ダークパワーと呼ばれるものは
「ダークエネルギー初芽級」と鑑定してわかった。だが別名「ダークパワー」となっているのだ。とりあえずどんなことができるか試してみることにした。