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44話

倒れたベルナが目を覚ましたのは5日後であった。

「ああ、目が覚めたのですね。貴女は5日も寝ていたのですよ。」

彼女の側に居たのはベルナが恋心を寄せる相手だったので身体の温度が一気に上がるを感じてブランケットに隠れてしまうがそれを見てベッドの側に居る男はその姿を見て微笑むのであった。

翌日村に出たベルナは自身の異変に戸惑う。村人の身体の周りに黒いモヤの様なモノが見える人間と見えない人間がいる事に。

「これは・・・何?」

自然と言葉が漏れ目を擦るが今見えているモノが変わることはなくその場で呆然としているといつも声をかけてくれる初老の男が声をかけてきたがその男の周りにも黒いモヤの様なモノが体内から出ており思わず

「それ、何ですか?」

と聞いてしまったが男は首を傾げるだけでまだ体調が良くないのでは?と言われてしまうのであった。

 時を同じくしてウェストランドの小さな農村でも1人の少年が自身の変化に驚いていた。道に落ちているコインを拾ってから人の周りに白いモヤの様なものが見えるようになっていた。ベルナと違うと点は彼の場合は意識を失うことが無かったというだけである。

この変化に少年は歓喜した。

ー他人には無い自分だけが持っている特別な力ー

普段からどこか心のどこかが空っぽで村の同年代とは馴染めなかったこの少年は自身の変化を見て「やはり俺は特別な人間だったんだ!」と胸が高鳴った。

村の畑が一望できる丘で夜毎母にせがんで読み聞かせてもらった勇者の冒険譚のように自身もきっとこの世界を救う冒険に出るのだとそう思いながら道で拾った枝を剣に模して振り回すのであった。日も暮れて家路に着くと前から父と母の姿が見えたので手を振り合図をすると向こうも気づいた様で手を振りながらこちらに呼びかけるのであった。

「あんまり遅いから心配になったじゃない。さぁ、帰ってご飯にしましょう。ーフランー」


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