34話
少し雑に書きすぎた感はひしひしと感じますがご愛嬌と思っていただければ
カトレアが楽手の滝から玉座の間に戻り我々の中には善心と邪神の血が混じっている事を伝えた。
それ故に全ての人間が魔王として勇者として覚醒する可能性があり神々はそれをゲームとして見ている事を。
「我々の、いや私の認識が最初から間違っていた。フィルモスの血に反応して勇者と魔王が選定されると。互いの正義がぶつかる事を神々は楽しんでいると。」
向ける場所のない苛立ちが彼女声を大きくさせる。
周りにいる者達は声に混じった魔力に怯み立っていられなくなる者もいた。始原の魔女の名は伊達ではないという事をここにいる全てのものが再認識した。
「何が正義の反対はまた別の正義だ!知恵の実を食べたその時からこの状況を予見していた奴が・・・あの蛇か?人に知恵を授け善悪の血を流し込み人形達が争う事を望んだのか?」
ハハハハ!
と広間に響く声で笑う。
息が続く限り笑い尽くした彼女は呟く
所詮ここは神の庭。我々は神の操り人形にすぎないんだ。
力なくそう呟きその場に崩れていく自らの先祖を目の前にして男は黙っている事はできなかった。
少女の姿をした者の胸ぐらを掴み上げ
「諦めるのか!始原の魔女と言われた貴女が!この世の叡智の結晶とまで言われた貴女が!らしくない、らしくないですよ!いつも仰っていたではないですか。諦めなければ道は開けると。その為に考える事を辞めるなと!」
それでもその瞳にはもう光は宿っていなかった。
「そんな貴女は見たくなかった。誰か!開祖様に部屋を用意しろ。」
こうして始原の魔女は壊れた。知識を得て知識に殺される。
そんなことがあった事など微塵も知らないミリオ達はようやく2番目のアレクセイを倒した頃であった。
誰も知らない知っていても近づけないはずのこの地に1人の女の足音が迫っていた。




