表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

家路

作者: 詩織




すこし丸くなった背中に


小さな風呂敷包みを


くくりつけた老婆が


麹屋の格子戸を


からからからと静かに開けた




出迎えた家人に


深々とお辞儀をして


頭をあげたときに


こぼれ落ちた満面の笑顔




信号待ち 束の間の


車窓から垣間見た風景…


物語のつづきに思いを馳せながら


家路へと足早に車を走らせた。






・・・・・・・・・・・・・・・



あとがき



忙しさにかまけて


心をおざなりにしてしまいがちな


わが身を反省しています。


病気とは、そんな時間なのかもしれない。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 書かれている風景を頭に思い浮かべ、ほっこりさせて頂きました。
[良い点]  本編。  風情があり印象深く、どこか郷愁があって、とてもいい詩ですね。  感心しました。  これを物語にしたいとも思いました。  病気と上手に付き合う。  簡単なことではないと思います…
[良い点] 「家路」投稿お疲れさまです。  いやあ、相変わらず何気ない日常の一コマを切り取るのが上手ですよね♪  一見、背景の一部に溶け込んでいるような彼らから物語が見えることってありますよね? …
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ