はち
今回だいぶ長めです。
自分とレイラが乗り込むとシルバはゆっくりと羽をはためたせた。
『それじゃ、いっきまっすよ~!』
え!?重たっ!?
『先輩たち見てください!綺麗でしょ!!』
おお!?高いな!!
さっき重かったのは急に上がったからか!
それにしても綺麗だな!辺り一面緑の海だ!
『ねえねえ!レイラすごいよ!綺麗だよ!!』
『うう。重かった』
『レイラ!下!見て!見て!!』
『え?わあ!高い!きれい!!』
レイラと下を見ながらはしゃいでいると
『シャル先輩、先にレイラ先輩に報告しちゃってください。動き出すと、音が聞こえにくいかもしれないんで』
『了解!』
多分シルバは、なに言ってるか分かんないよね。
返事しながら大きくうなずいておいたら分かるかな。
そして、レイラにさっきシルバと話したことを簡単に説明した。
『シルバ!!説明終わったよおおお!!』
『ん?もう動いていいんですか?』
『うん!いいよおおおお!!』
『動きますよ~!日が暮れそうなんで急ぎます!しっかり掴んでいてくださいね!』
え?まただあああああ!
『きゃあああああああああ!!』
『うなあああああああああ!!』
早いよおおお!
風圧すごいよおおお!
あ、シールド!
シールドでてこおおおい!!
『あれ?風なくなった?』
『シールド張った!風凄かったね!!』
『そうなんだ!シールド張ってくれてありがとね。』
『いえいえ!どういたしましてだよ!』
シールドに圧を感じながらも、割と快適に過ごすこと数十分。
『先輩がたー、そろそろ着きますよー』
『お!そろそろ着くっ』
ドオオオオオオオン
あっぶねええええ!!
いきなり揺れたから舌噛みそうになったよ!?!!
『シャルさん無事ですか?』
『なんとか~。レイラは?』
『わたしも無事だよ!』
『そんじゃ、降りるよ!そんでもって人化もしちゃお!』
3人とも人化がすんだら皆さんお待ちかね!!!
魔法紹介の時間だああああ!
「勝った人から順ね。いくよ」
「「「最初はグーじゃんけんぽんっ!」」」
「ぐー。」「パー。」「パーっす!」
ありゃ。自分最後だ。
「「最初はグーじゃんけんぽんっ!」」
「負けちゃった」
「勝ったああああ!」
お。シルバが勝った。
じゃあ、シルバ、レイラ、自分の番だね。
「聞いて驚いてください!オレの魔法は!全属性っすよ!!」
「わあ!すごいね!」
「チートか」
「レイラ先輩ありがとうごぜいます!シャル先輩はもう少し驚いてくれてもいいっすよ!!」
「断る」
どっかでチートくるとは思ってたけどここできたか!
ドラゴンで属性チートって!
かっこいいな!
シルバには言わないけどね!
特に理由はないよ!
「うっ。でも!それだけじゃないんですよ!!ドラゴン族を選んだからかオレの体めっちゃ丈夫になってるんですよ!シャドーウルフに噛まれても全然平気だったんっすよ!」
「えっ!?シルバさんどこ噛まれたの!?見せて!!」
「え、ここっすけど」
シルバ、魔物?に噛まれてたのかよ!?
しかもその服で!?!!
え、腕噛まれたのに少し赤くなってるだけってどういうこと!?
あ!おお!
レイラが赤くなってるとこに手おいたら治った!?
すげーー!!
「もう!いくら丈夫だからって、ほっといたら悪化するかもしれないでしょ!今度怪我をしたら言うこと!分かった?」
「は、はい!その、ありがとうございます!」
美女が美少女に怒られてる。
「めっ!」って感じのレイラと、恥ずかしそうに頬赤くしてるシルバが可愛いな!
自分の仲間たちがこんなにも!
かわいい!!
「あ、わたしの魔法のこと言ってなかったね!わたしは水属性選んだよ。治療、回復ならお任せ!」
やっぱり、水魔法だったのか!
あの時、水ドバッてだしてたもんね!
「レイラ、頼りにしてるね」
「よろしくお願いしますね!」
そんじゃ、自分の番、いっきまっすかっ!
「自分は無属性。シールドは扱いに慣れてきた。身体強化系使える、けど、まだ使ったことない。鑑定は多分使えない、と思う。後衛向きだから、シルバ、前衛よろしく」
「もちろんっすよ!って、先輩、鑑定使えないんですか?」
そうなんだよねー。
身体強化系はいける気がするんだけど、鑑定は出来ないっぽいんだよね。
やったことないから、はっきりとは言えないんだけど、そんな気がしてる。
「ん。シルバは、出来る?」
「出来ますよ!なんで先輩出来ないんすかね?」
「わかんない。もしかしたら、神じーがやらかしたかも。2人も使えないの、あるかも。気を付けてね?」
「はい!」
「了解っす!」
魔法紹介これにてしゅーりょー!
「そんじゃ、急いで、夕ご飯と、寝床さがそ。暗くなる。」
気づいたら、もう暗くなり始めてるよ!!
急がねば!
神様ってやらかしてなんぼですよね!(二回目)
読んでいただいてありがとうございます!