なな
やっと全員出せました!
ドラゴンって、まじかあああああ!?
いや、ファンタジー小説好きのシルバならありえなくもないけど!!
まさか、ドラゴンを選ぶとは…。
あ、いやドラゴン選んだとこもけっこうな驚きなんだけど…。
「シルバ、そのかっこで、やった?」
まさか、ミニスカワンピでやってるとはな!
太もも見えちゃってんだよね!
ついでに言えば腕も肩も見えてるよ!
しかも!!
胸の下にベルトがくるタイプな上に、シルバって、出るとこ出て引っこむとこ引っこんでるからお察しだよね!!
なぜ!!
その服を選んだのかな!?
見た目だけ言えば、完璧にお色気お姉さんだよ!!
「待ってましたあああ!!ツッコんでくれるの待ってたんですよ!!それなのに先輩たちスルーするんですもん」
ほんと見た目だけ見たらな!
中身がこれだからね!
いろいろ残念なんだよね!!
「下手にツッコむと、疲れる。レイラ、そろそろ、戻ってきて」
「はっ、シルバさん大丈夫?どこか怪我したりしてない?」
レイラはシルバの体をペタペタ触って、シルバは少しくすぐったそうに笑っている。
ふむ。自分の仲間たちがこんなにも可愛い。
「オレは頑丈なんで大丈夫っすよ!ただ、実験してた場所が荒れちゃって…」
んー。シルバの魔法気になるな。
よしっ!
「シルバ、その場所連れてって」
「了解っす!少し距離があるんで、2人はオレに乗って下さいね!」
「え?シルバさんに乗るんですか?」
「そっすよ!正確にはドラゴンになったオレっすけど!」
そういって、シルバが自分とレイラから距離をとると、強く鋭い光に包まれた。
おおおお!
めっちゃ!
でかいな!!
そんでもって!!
白い!!
いや、これは白銀って言った方が良いかな!
すっごい綺麗だ!
近くに寄って見てみるとこれまたすごい迫力で!
ずっと見ていたら見上げすぎて首が痛くなっちゃったよ!
それでも見ていたいくらいシルバは綺麗だった。
『そんなに見つめられると照れちゃうぜ~!』
「綺麗だから、ずっと見てたい」
「『え!?』」
ん?2人ともどうしてそんなに驚いてんだろ?
「シャルさん!シルバさんの言葉分かるの?」
『シャル先輩!オレの言葉分かるの?』
「ん?うん。分かる。レイラは分かんない?」
「うん。グルグルって鳴き声しか聞こえてないよ」
『オレのときもそんな感じだったから、先輩たちもかなって思ってたんだけど、もしかしてシャル先輩が特別なのかな?』
「んー。どう、なんだろ?もしかしたら、選んだ魔法の効果、かも。場所、移動したら、そのことについても、話そ」
『了解っす!あ、先輩たち獣化してもらっていいっすか?前足で運ぶんで、猫になって乗って下さい』
「おけ。レイラ、獣化してシルバに乗る。運ばれてるときに、シルバが言ってたこと、教える」
「うん!わかった!」
そうして、レイラと一緒にシルバの前足に乗り込んだ。
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