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ろく

銀色美女ことシルバは土で汚れてはいるものの無傷で自分たちのとこまでたどり着いた。なぜだ。


「うー。ひどいっすよ。せっかく魔物追い払ったのにこの仕打ちはないっすよ~」


あの炎はお前かああああ!!


『シルバさんどこいってたんですかあああ!心配たんですよ!』


『助けてくれたのはありがたいけど!火力でかすぎんだろおおお!!』


レイラと2人で叫んでいると、シルバは少し困ったような顔をした。


「あの、えっと、なんて言ってるのか分かんないんで人化してもらっていいっすか?」


え、これ、自分とレイラ猫語?で会話してたのか!?


『人化ってどうやったらできるんだろ?』


『んー、さっきの魔法使ったときみたいにやってみるとかかな?』


んー、どうしよっか。

レイラと顔を見合わせていると、シルバが察したのか人化の仕方を教えてくれた!

たまには役に立つな!


「えっとですねー、まずあっちで設定した容姿をなるべく細かく思い浮かべながら、体の中心に魔力…血液?を集めるような感じでやってみてください!」


ほうほう。

えーっと、青みがかかった灰色の髪を首の後ろで縛ってて、眼は右がヘーゼル、左が暗い赤で、左目に黒い眼帯。

顔は中性的で目は大きめ。

身長は165ぐらいで体は華奢。

あと八重歯もあった!


これって、服もイメージしてた方がいいのかな?

んー、村人Aが着てそうなやつで!

あとは、灰色のローブを着て完成!


あとは、血液を中心に集める…なんか、温かいのが胸のとこに来てる気がする?

心なしか左目も熱くなった…?


「レイラ先輩もシャル先輩もかわいいいい!!!」


え?って、ええええええ!!

目の前に美少女がいる!

やばいね!

超絶かわいいいいね!

ぽかんとした顔もかわいいよ!

ふんわりしたクリーム色の髪に、金と明るい青の眼の猫目。

それに小柄で華奢とか!

町娘風なのかな?

落ち着いた色合いのエプロンドレスも超にあってるうう!!


「レイラすっごくかわいい」


「ですよね!守ってあげたくなる可愛さっすね!!」


「えへへ。照れるな。シャルさんもシルバさんもすてきだね!そういえば、シャルさん喋り方戻ったね?」


「自分は、趣味に走っただけ。あと、猫の方が喋りやすい…かも?」


たいして、意識はしてないんだけどね。

猫のときの方が思ったことが口に出やすい感じではあるかな?


「シャル、先輩、はっ、趣味、にっ、走り、過ぎ、、ではっ?」


シルバのやつがなんか言ってますね!!

途中で途切れてるのは笑いすぎなだけだね!!

次歩き出すときにまた転ばせてやるんだからな!!


べ、別に自分より身長が高いから僻んでるって訳ではないよ!!

ほんとだよ!!


「シャルせんぱーい。そんなに睨まないで!レイラ先輩!シャル先輩が怖いよー!」


あ!シルバがレイラの後ろに隠れた!

いや、長身だから全然隠れきれてないけどな!


「シルバ卑怯」


レイラを頼るとはひきょうだああああ!

レイラを睨むとかできるわけないだろ!


「まあまあ、シャルさん、落ち着いて。そういえば、シルバさんさっきはどこにいってたの?」


ううう。レイラが言うならしょうがないな。

今回だけだからな!


「あ、オレ2人が起きる前に目が覚めたんで、ちょっと離れたところ探して魔法でいろいろ実験してました!」


「実験って、なにした?」


「ドラゴンや人化してブレスしたり、それで威力がどうなるか試したりしたっすよ!」


「え?」


「は?」


「ん?あ、いってなかったっすね!オレ、ドラゴンなんすよ!」


読んで下さりありがとうございます!

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