にじゅう
インフルエンザに怯える今日この頃です。
皆様体にはお気をつけください!
シルバの声を認識してすぐ視界が回った。
いや、視界だけじゃなくてシルバの体ごと。
いやー、人って驚きすぎると逆に冷静になることってあるんだね。
ただ、遠心力で飛んでいかないようにシルバの体にしがみついて、レイラを抱きしめることも忘れない。
しがみつくと、周りが見えないのでサーチしてみる。
んん!?
赤いマークがどんどん近づいてきてる!?
いや、こっちからも近づいていってない!?
え!?シルバさん!?
ここでやっと恐怖を覚えて体が強ばったのがわかった。
体当たりとかしないよね!?
しないよね!?
まだ死にたくないよおおおおおお!!!!
サーチをといて一心にシルバにしがみついた。
すると、轟音と共にシルバの体が震えた。
なんだ!?なんだ!?!?
何が起こった!?
ん?あれ?
敵いなくなった?
あれ?
2匹ともいなくなった?
『討伐完了っすよ!お疲れ様っす!』
あー、さっきの轟音ってシルバが魔法使った音かー。
…まだ心臓バクバクいってる。
『おわった?』
「ん、終わったよ。もう大丈夫」
『よかった〜』
レイラも安心したからかふにゃんと力を抜いた。
可愛い。
レイラが可愛いよ〜。
だけど、シルバに文句のひとつくらいは言ってもいいよね!
「シルバ、さっきのは、びっくり、した」
『わわ!すみません!怪我とかしてないっすか?』
シルバが長い首をこちらに向ける。
表情はよく分からないが、言葉や目が自分たちを心配してるのが分かる。
そんな顔されたら怒れないよ。
「ん。怪我してない、大丈夫。敵が来たら、早めに教えるから、アクロバティックはほどほどに、よろです」
『了解っす!』
今までの戦闘は陸上で自分たちは守りに徹してたけど、今は空中戦でシルバに命預けてるようなもんなんだよね。
シルバはいつも前線で頑張ってくれてる。
だったら、今自分のやれること、全力で頑張らないとだね!!
集中してサーチするぞ!!
そうして、自分とレイラを乗せてシルバは空を泳いでいった。
はーい。
こちらシャル。
数時間前に森が終わり、ただいま海の上を通過中。
たまに空飛ぶ魔物と追いかけっこしつつ真っ直ぐ進んでおりまーす。
魔物と追いかけっこね、はじめの数回は心臓バクバクドキドキだったんだよね。
追いかけっこやら、討伐やら両手じゃ足りないくらいやってると慣れたよね。
うん。
ジェットコースターわーい!
って、感じになっちゃったよね!
レイラはまだ慣れないみたいで自分にしがみついてくるんだけど!!
これがもう可愛くて可愛くて!!!
シルバは…うん。
こいつ戦うごとに戦闘スキル絶対上がっておる。
あと、シルバ自身が戦闘好きというか、戦闘狂というか。
絶対戦うの楽しんでる。
森にいた時も積極的に戦ってたんだけど、人化でしかやってないから、ドラゴンのまま戦闘するのが新鮮なのかな?
ともかく、戦闘に関しては安心・安定のシルバさんです。
安全は…防御は自分の担当ですからな!
魔物がこっちに仕掛けてこようと絶対防いじゃうよ!
まあ!!
自分がつくったシールドに触れる前に、魔物は吹っ飛ぶか存在が消えてるかするんだけどね!
シルバさんかっけー!
読んでくださってありがとうございます!




