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詩、紡ぐ場所(α)

一番一番

作者: 蒼井托都

君を困らせる言葉ばかり

勝手に思い浮かぶ

面倒な人間でもいいや

最後の悪あがきさせて

遠くへ旅立つ君に

勝手に思い浮かぶ

一瞬振り向いて苦笑いとか

置いていってください


一番一番傍に居て

ずっと手の届く距離で

同じ空間居るだけでいいから

もっと声と言葉胸にそっと刻んで

明日から君が居ないことが

当たり前だって認めたくないない


君を意識する記憶ばかり

勝手に再生する

お花畑な脳内俯瞰

現実は涙の雨

画面の向こうの君に

勝手に送り付ける

好きの名残と私のこと

たまには思い出してください


一番一番好きすぎて

きっとからから渇いて

泣いて泣いて泣いて潤うんです

そっといつか抱き締めさせてください

あの日と変わらず君と私

当たり前だって思い出したいのに


現実的な空虚に飲み込まれそうなときこそ君の

指先から生まれた言葉たちを何度も読み返して

支えになったり苦しくなったり何度も繰り返して

私には君じゃなきゃだめなんだと

どうしようもない真実到達


一番一番愛しくて

絶対離したくなくて

子供みたいに言ってみたかった


「行かないで」


絶対いつか抱き締めさせてください

あの日ともう違う君と私

でも心はきっと

通い合ってるって信じるしかないんだ






(C)Aoi Tact

個人的にはちょっと重ためな感じがする女子の詩になりました。

転校、遠征、転勤、赴任あたりをしてしまう君にひっそり向ける想い。

どんな年代も想定できるなと思ってオフィス系とスクール系のタグを詰め込ませていただきました。


好きになってもらえなくても、一言も話せなくたっていいから、存在を感じられる距離に居てほしいのです。

そう思える誰かを見つけた時に、ああもうどうしようもなく恋してるんだなとか思った、そんな懐かしい気持ちを詰め込みました。

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