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昼の部
順番に休憩してもらい、なんとか客がひと段落してきた。
店の外に、待ってる人は居ない。
「準備中の看板出してきて!」
俺が言うと、ローラが出してくれた。
あとは店の中で食事中の人だけだ。
麺はもう提供したので、
「俺、休憩に入るから、頼むよ。」
皆にそう言い、休憩室に向かう。
「ありがとうございました。」
客を見送り声をかけた。
客が帰り、店の中に静寂が訪れる。
「疲れたわね。」
ローラが呟く。
「ヤバかった。こんなに人がくるなんて。くる途中、店の前の行列見た時、我が目を疑ったわよ。」
リーニャが言った。
皆、疲れた表情をしている。
昼の部の営業が終わり、夜の部までは休憩である。




