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リーニャびびる
リーニャは店への道を歩いていた。
角を曲がれば店の通りである。
そこで異様な光景を見る。
「何あの行列。うちの店の邪魔じゃない!」
少し怒った様子で独り言を言う。
店に近くなるにつれ、それは自分が勤める店を先頭に行列が出来ている事を知る。
「ヤバイ、急ごう!」
そう言って駆け出す。
店の裏口から入り、すぐに着替える。
そして厨房に向かう。
「おはようございます!」
リーニャが声をかけて厨房にはいる。
「おはよう!見ての通りだ、とりあえずニーナと交代して、唐揚げ頼む!ニーナ、昼休憩して、休憩終わったらセーラと交代!他のみんなはもう少し頑張って!」
俺は声をだして指示をする。
唐揚げ揚げてるニーナが俺以外では1番熱いはずだからね。
「「「「「はい!」」」」」
皆の返事が聞こえた。




