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新たな食材
上空のワイバーンの数、およそ30。
少しマズイかもとおもう。
俺がではなく森が。
火弾をあの数が吐いたら大火災である。
「仕方ない。」
そう呟きながら、上空へと飛び上がり、風の魔法により、何もない所に透明な足場を作り、ワイバーンの首を落としていく。
ワイバーンは、なぜエルフが空を走っているのか理解できずパニックになり、火弾を吐かずに、噛み付いてくるがそれは悪手である。首をどうぞと出しているようなものだ。
20分程で、ワイバーンの処理が終わり、全てをマジックリュックに収納し、森に降りてから、最初のワイバーンの肉を焼いて食べてみた。
コカトリスより美味い。
良い狩であった。
帰りにギルドで、ワイバーンの皮だけ売っておいた。アレは硬くて食えない。




