1/14
( ご主人様、たくさんいました。 )
ある時私はお母さんとある約束をした。
「千秋、今日から貴方は男の子なのよ。 だから絶対に泣いちゃだめ。
男の子は強くなくちゃいけないの。いい? 約束して」
「うん、分かったよおかあさん」
……あれから十年もの時が経ったいま、
僕は男の子として自分を偽っていた。
「ご、ご主人様が……たくさん……!?」
僕が執事として仕えることになったお屋敷には、
とても個性的で濃いご主人様がたくさんいました。
( 執事(♀)にはご主人様がたくさんいるようです。 )




