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書きなぐったもの

作者: ごこちゃん

夢だとわかる世界に私は訪れていました。

そこはいかにも商店街と呼ばれる場所で活気溢れていました。

でも店の名前やどんなものを売っているのかわからないのです。

ただ店の人が、お客さんが笑って会話をしているんです。

私は誰とも話さずに奥へ奥へと進んでいったのです。

別に誰かに話しかけようなんて気は起こさず、ただ前へ。

歩けども歩けども同じ景色、同じ光景。

ただ、だんだんと天井から漏れる光がうす暗くなっていました。

そうなってくればもちろん他の方の顔が見えなくなるわけで。

あ、忘れてましたけど視覚しかない世界なんです。

匂いやら音やらは全く機能しないんです。

まぁ夢の中なんで気にもしないんですが。

ともあれ、暗くなっていくに従って人の数が減ってきたんです。

それでも私は奥へ奥へと足を運んでいくわけでして。

気がつけば誰もいない、言わばシャッター商店街につきました。

おまけに真っ暗で、街灯も小さなものがチカチカしてます。

その時初めて私は入口に帰ろうと振り返るわけなんです。

そしたら思ったとおり暗い商店街から抜けられないんですよ。

戻っても、進んでも同じ暗い商店街ばっかり。

私は涙を流しながら何かを叫んでいるわけですよ。

もちろん自分の声なんぞ聞こえませんし、誰も聞いてくれません。

それでふと、目が覚めるんですよ。

陽の光が漏れた自分の部屋を天井を見つけているわけでして。

ほっと安心をするんですよ。

そんで私は今日も頑張ろうと気合を入れます。

それで疲れて帰ってきて...夢だとわかる世界に私は訪れていました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 明晰夢ですね、私もよく見ます。 でも寂しい夢ですね奥に行くとシャッター、ずっと手前に居たいですね
2014/10/15 09:47 退会済み
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