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六人との出会い

長くなった!!

 「さーて、行こうかっ!!」


そう行ったのがこの私、…自己紹介がメンドイからあだ名で…。ってダメか!!(シーン…)…シラケた。ま、いいや!私は桜庭さくらば ゆいか!!平仮名で「ゆいか」ねっ!


と、本題に戻ろうか。

私は今、どこに向かっていると思う?どこだと思う~?うふふっ。(うざっ!!)正解は、こちら!!

私は大きな建物を指した。

 「そーですっ!生活寮ですっ!!うっわ、おっきー☆」

大きくそびえ建っている寮を眺めていると、後ろからとても可愛らしい声が聞こえた。

おっ!さっそく第一村人!!…じゃなくて、第一生徒発見!!(笑って〇らえてかよww)

そんな気持ちで振り返ると…

 「何してるの~?寮の前なんかで…って、あれ?君、見たことないね~?転校生~?」

ゆいかちゃんの予想、大的中!!とてもとても、可愛い男の子がいるよ!!ねぇねぇ、私の見の前…コホン、目の前に可愛いイケメンが…!

私は、その男の子を見た瞬間抱き付いた。だが、それは夢のまた夢。私が抱き付こうとしたらその男の子に地面に向かって叩き落された。私の顔は地面にめり込む。数秒かけて、めり込んだ顔をようやく抜き取ると、さっきまでいたはずの男の子がいなかった。

 「あれっ!?いないっ!!どこ行ったのっ!?」

あたりを見ても誰もいない。

あ~あ、名前聞きたかったなぁ~…。いつか会えるといいけど。

服に着いた砂をはたき、寮へ入ろうとした。でも、また後ろから引き留められた。前に進もうとしていた体は、引かれたせいで後ろに倒れてしまった。倒れるといつも衝撃があるはずなのに、今回は何故かその衝撃がなかった。

 「あ、あれ?痛くない?」

 「いっ…ててててて」

その代わりに、違う人が痛そうな声を出した。

えっ、どうなってるの?

パニック状態の私の体が突然ふわっと浮いた。

 「大丈夫~?怪我、してない~?」

私は、もっとパニックに。いきなり倒れて、いきなり浮いて。しかも激カワボイスを聞きながら地面に立たされる。

Myワールドに入っていた私はハッ、と我に返り勢いよく振り向く。そこには…――――

 「あ、良かった~!怪我はしてないみたいだね~」

そう言って笑った。私はもう、心の中で涙を流していた。

だって…、だって!!ニコッって笑ったし!!助けてくれたし!!激カワボイスの聞けたしっ!!何より、何よりっ!!さっきのメッチャ可愛い男の子にまた会えたぁ~~~~~~!!

 「…ホントに大丈夫…?」

うぅ~~~~~↑そんな顔でも可愛い!うっひぁ~♪これはもう運命でしょ!?いやいやいや!!運命しかないっ!!こんな可哀そうなゆいかちゃんにこんな素晴らしい運命に出逢わせてくれるなんて!!神サマサイコー!!もー次から神サマのこと信じよっ!


な~んて思っていたら、いつの間にか知らない場所へ。

 「えっ!?ここドコッ!?さっきまで私、外にいたはず…」

そうだよ、私はさっきまで外でMyワールドに入っていたはずなのに。なんでこんなゴーカな場所に??

周りを見回しているとさっき出逢った男の子がいた。またまた抱き付こうとした。しかし、それもまた誰かによって遮られた。しかも今回は服を掴まれて強制的にソファに座らせられた。

その後、私の安全を確認したのか(自覚してるしww)、次々と知らない人達がソファに座りだした。最後に、私の目の前に座ったのは金髪のイケメン男子だった。

うわっ!この人、レベル高っ!!…っていうか、すんごい見られてるんだけど…。そ、それも気になるけど、なんかさ、なんかさ、ここある意味凄くないっ?!こんなキレーでゴーカな部屋があるなんて。で、そんな部屋にイケメン男子がなんと…☆六人☆もっ!!凄くないっ!?凄くないっ!?

そんな風にコーフンしていたら、目の前にいるイケメン男子が口を開いた。

 「お前、名前は」

 「えっ?」

その人の声は予想以上に低くよく耳に通る声だった。

 「ほらほら、そんなだからおびえちゃうんだよ。ごめんね?この人怖いよね?」

 「い、いえ…。」

緩い笑顔で私を見てきた男の子もとってもキレイな顔立ちで、その笑顔がとても似合う。

すると、赤髪の男子が

 「ぅわっ!超え、初めて聞いたけど可愛いな~!オレ様の部屋来ねぇ?」

いやいやいや、最後可笑しくなかった?!『可愛い』は嬉しいけど。

 「おい、いいから名前言え」

 「は、はいっ!えと、桜庭さくらば ゆいかです。今日から生活寮に住む予定だったんですけど…。」

そう言うと、六人全員が目を見開いた。

え、なんか変なことでも言った?

 「それ、ホント~?」

疑い気味に聞いていた可愛い男の子が私の顔をのぞいてくる。

うひゃっ!!ヤバいッ!!超可愛い!

 「本当…です、けど?」

 「はぁ…。」

私がそう答えると、誰かがため息をついた。

な、何よっ!ため息って!!失礼なっ!!

 「い、一応聞いておくけど、桜庭さんが言っている生活寮って”女子寮”のことでしょ?」

笑顔が似合う男の子は、またニコッと笑った。

 「そ、うだけど…?」

 「「はぁ~…。」」

またまた、ため息が聞こえてくる。しかも増えてるし…。

失礼なっ。とみんなをにらんでいると、黒髪に赤のメッシュを入れている男の子が突然口を開いた。

 「転校先の学校名は?」

わおぉ!!この人もまぁ、良い声をしてらっしゃる!じゃなくて…。

 「え~と、確か”たか丘学園おかがくえん中等部ちゅうとうぶ”…だったかな?」

そう言うと、皆が揃って

 「「「はぁ~…。」」」

とため息。

おぉ!息ぴったり!!…じゃなくて!!何度言えば(思えば、だろ)分かるんだ、こいつらは!!

 「あのね~、あんたた「お前、その学校にもう転校はしたか?」」

私の言葉を遮ったのは、目の前にいる金髪男子だった。

んなっ!!人の話を…!!

 「いいから言え」

 「…はい」

目からの圧力に負けた私はしぶしぶ答えることにした。

 「もう手続きは済ませましたよっ」

 「そうか。」

金髪男子はそう呟いて可愛い男の子に目を向けた。

 「千鶴、説明してやれ」

それだけ言って、ふんぞり返り目をつぶった。男の子は「はーい!」と私の方を向く。それに合わせて私も向き合う。

 「あのね~、鷹美ヶ丘学園はねぇ~”男子校”だよ~?」

『男子校』男子校、男子…。

 「えぇ?!男子校?!」




どんどん面白い展開に入っていきますよ~!

さて、ゆいかの中学校生活はこれからどうなっていくのでしょうか。


お楽しみに!

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