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第六十二話 講習会②

まぁ、またしばらく更新しないかもしれないけど、

久しぶりに自分の小説見たら4年近く更新してなかったみたいだから、更新しておこうかなって思った次第。

書き始めてから約8年経過してるんだなぁ…。なんだか感慨深いものがあるかも。

次の日の朝に宿を出た俺たちは講習会へ参加するべく冒険者ギルド前へと向かう。

講習会に参加しない綱貴やラヴィ、ソルは簡単な依頼や冒険者ギルド内に保管されている資料を見てみるらしい。


講習会の集合場所は、噴水広場らしく俺らが着いた時には既に歳若い騎士などが複数人集まっていた。

その後着々と参加者が集まっていき、全員集まったと思しき頃、今回の案内人である騎士が近くの詰所から出てくる。


「あー。今回王都周辺の案内人をさせてもらう第七師団治安維持部隊のヒューゴだ。えっとフジー君にはこの前会ったな。あの時はご苦労さまだった。」


「あーその節はどうも。まぁ大変でした…。」


「ここにいるフジー君は、子供が操った未熟なものとはいえ、あの魔術装甲であるカルブンクルスを操縦者ごと吹き飛ばした実力者だ。冒険者としてのランクこそ低いかもしれないが成長株のひとつだと思ってる。」


え?なに。ぺぺ君が操ってたあのゴーレム…実はすごいやつだったの?普通に吹き飛ばしちゃったけど…。

ほんとに魔砲騎士(メイガスナイト)様々だな〜。


「ミ、ミント!聞いてないわよ!カルブンクルスを倒したの!?え、あなたが言ってたゴーレムってカルブンクルスのことだったの?」


「うん。確かぺぺ君はそう言ってたね。」


「はぁ…。ミントあのね、カルブンクルスは魔法研究所が魔術装甲として発明して、その後王立ウルイーブカ学園で運用試験をされているものなの。それなりの魔力がないと動かせないし、制御も難しいとされてるわね。」


「あー。道理で。とろかったもん。魔砲騎士(メイガスナイト )でバーン!って感じ♪」


「前から思ってたけど、あなたのそのスキル…。単なる魔術行使じゃないわよねぇ…。カルブンクルスは物理もさながら魔力耐性は高いはずなのに…。」


ヒイロも疑問そうにしていたが、ミントのこないだの一件聞いた他の参加者からも質問責めにされる。あんまり実感していなかったが、こないだの戦闘は度肝を抜くことだったらしい。


「お前らフジーくんを困らせるのはその辺にしておけ。案内を始めることにする。

まず集合地点のここ…噴水広場は2年前、当時のギルドマスターであったアントン・スイーパー率いる冒険者軍800人と騎士500人、あと有志の冒険者数人が戦ったところだ。冒険者軍はAランクが100人近く集まっており、アントンの子飼いの連中が勢揃いだった。」


そうしてヒューゴが当時のことを振り返って話していく。

騎士団は王都内ということもあり、第七師団が中心で派兵しており他の師団からも派兵しようとしたのだが、ちょうどタイミングを合わせたように教国からの密偵やら凶暴な魔物が発生したりと大騒ぎがあったようで、第七師団の騎士を主に鎮圧しようとしたらしい。

だけど王都及び周辺の町の治安維持を主な仕事としている第七と数多くの魔物を相手にしている歴戦の冒険者では経験の差もあり、被害も多くでたらしい。


「俺もどデカい風魔術を喰らって、民家の壁を突き破ってぶっ倒れてなぁ…。危うくトドメを刺されかけたんだが…。

そこで助けてくれたのが、冒険者PT‘おいも’のスト・ユズタニだ。俺にトドメを刺そうとしたやつは瞬く間に胸を手甲で貫かれて息絶えた。

その後に担がれて外に出ると…他のPTメンバーが戦況を覆すように殺しまくってたんだ。タケヒト氏なんてやばかった…。

槍で薙ぎ払ったら冒険者3人の頭が3個宙に飛んでたぞ。」


その後も団長や副団長が救援に来てくれたお陰でだいぶ巻き返すことが出来たらしい。


「ということでこの噴水には当時の犠牲になった騎士達の名前が彫られている。」


見た限りでもかなりの数の名前が噴水に刻まれており、噴水の縁?の部分も欠けたり傷がついたりして、当時の戦いの熾烈さを物語っていた。

ジキさんやグッサさんが助けに来てくれたとはいえ、大半を撃破したのはタケヒトさん達のPTであり、並の騎士では冒険者には叶わないことを一般市民に見られてしまったこともあり、当時は騎士団の威厳がおちてしまったらしい。

そこは王都の住人や周辺地域をパトロール及び小さなことでも問題解決することにより信頼回復に務めてきたらしいが、

この件により第七師団はそんなに強くない。騎士団の中では最弱というレッテルが貼られてしまったとの事。


次の案内場所は本来であれば何ヶ所かあるのだが、王都は広く全てを紹介しては一日では到底回りきれないので、王都東門にあるものだけの紹介となった。


「時間の都合で全部は紹介しきれないのが残念だが、これが王立魔物模擬戦闘所だ。」


明人たちが来る時には気づかなかったが、王都の外壁から少し離れたところに砦のようなものがあり、目を凝らして見てみると、ヒューゴが言った通りの施設の名称の看板が読み取れた。


「あそこはな、第5師団の師団長アラウィ氏が自身のスキルによって飼い慣らした魔物と戦える場所だ。

まぁ愛情込めて育てている魔物は自分の手元においていて、あそこにいるのは模擬戦闘用に捕まえた個体らしいが。」


ヒューゴに案内されるまま中に入ると、早速魔物がいるというわけではなく受付があり、EランクからB2ランクまでの魔物のどれかと戦うための手続きをしないといけないようだ。


「この際だ。誰か1人模擬戦闘をしてみないか?戦う魔物はそうだな…。針虫(スピアワーム)2匹でいいだろう。」


明人達がどうしようかと思った束の間。別の参加者が手を挙げて立候補していた。歳若い騎士で自信満々なのが見て取れる。


明人達は観戦席に通されると、コロシアムのような円形の戦闘場で針虫2体と向き合う騎士を眺めた。


「第2師団所属クロード・デズリーがお相手します!」


「おー、元気がいいねー。俺も戦ったことあるけど、前は魔砲騎士(メイガスナイト)で消し飛ばしたから、物理でどう戦うのか知っておきたいね。」


「…ミント。ミントは便利なスキルがあって羨ましいな。」


明人達が話している間に、クロードは動き出す。

クロードが使う武器はサーベルのような短めの剣であり、鈍重な針虫に対して動きはかなり素早かった。

針虫の背中?のあたりを激しく切り裂くと、針虫も怒ったようで同時にクロードに対して襲いかかる。


「くっ!幾ら2匹でも僕の速さにはついてこれまい!」


針虫が攻撃しようにも、クロードのスピードにはついてこれず、攻撃のための針も剣で斬り飛ばされていた。

それでも2匹という数の有利とクロードによる攻撃は針虫に対しては決定打になっておらず、次第にクロードのスピードも遅くなっているのが見て取れた。


「…ジリ貧だなー。物理で戦う方法知りたかったけど、これだと魔術使った方が楽だ。魔術使っちゃダメなん?」


「針虫は魔法で倒すのが通説とされてるわね。動きが遅いから先に気づかれたとしても簡単な魔術なら詠唱が全然間に合うわ。

私みたいな大剣持ちとかは剣で斬った方が早いんだけど…彼の場合は得物が小ぶりだし決定的にダメージは与えられないと思うわよ。」


腕組みしていたヒューゴもクロードの戦い具合を見て、ヒイロと同じ判断になったのか、クロードに対してアドバイスをする。


「針虫に対しては魔術が有効打だ。距離を取って君が持つ属性の術を叩き込むんだ!」


「くっ!魔術なんかに頼るのは癪だが…。仕方がない…。

光の矢よ、目の前の敵を倒せ!

『ライト・アロー』!」


クロードが手のひらを針虫に対してかかげると、光の矢が形成されて、針虫に対して射出された。

針虫の頭部に命中すると針虫の頭が思い切り弾ける。

クロードは続けて同じ魔術を使用して、もう片方の針虫も呆気なく倒すことが出来た。


「はぁっ…はぁ……出来れば剣術で倒したかったんだが。やはり分隊長のような剣技は僕にはまだ早いか…。」


「いい試合だったよ〜♪健闘したね!」


なんか落ち込んでるみたいだったから、観客席から大声を出して手を振る。俺が手を振ってるのが見えたのかクロードくんも手を振り返してくれて、微笑んでいるように見えた。


「…ミント。すごいな」


「まぁ。それがミントのいい所よね。」


クロード君が戦闘後の休憩を終えて戻ってきた際に、使ってる剣のこととか、足さばきのことなどを質問する。

クロード君もなかなかにいい子で、冒険者と騎士で立場は違えど色々と教えてくれた。

次の魔法研究所に着くまで、俺はクロード君だけじゃなく他の参加者とも色々と話していた。

ヒイロはともかく、二ーバスも他の参加者と話しているのが見えたので、存分他の人と話せていて良かったと内心感心した。

…二ーバスの兄貴みたいになってるなぁ、俺。

なんだかなー。久しぶりに自分の小説を見返してみると、登場人物多いなー!そして、奇抜な武器が多いとか感じる。

ミントの武器を太刀にしたのは失敗なんじゃないかなって思う。初心者に扱えるものではないような…。

まぁ、そんな現実的なことを考えてたら小説なんて書けやしないのであまり触れない方向で書いていかなきゃなーって思ってます。


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