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第五十六話 竜退治

すいません!!

長らくお待たせしましたぁぁぁぁ!

レポート作成やら何やらに追いかけ回され、やっと投稿できました!


これ書き終わったの先月の初めくらいなのに…どうしてこうなったの…?

孤児院の女の子達がくれた愛情と雑菌がたっぷり泥団子を食べて腹を壊し便所へと駆け込んだが…マコットさんの宿屋と違って便所が水洗式だった。さすが王都。技術力が違うな~。

てかなにげに王都って俺らの世界の発明がちょくちょくあるから軽く戸惑う。


そんなことを思いながら、部屋に戻ると綱貴やラヴィの姿は目に見えず、代わりにニーバスが書いたと思われるメモがあった。どうやら空腹に耐えかねて皆で食いにいったらしい。


「…ま、腹の調子も芳しくないし、綱貴たちが早めに戻ってくるのを待つとするかね♪」


しかしヒイロは何があったんだろうな?宿屋の人の話だと騎士に背負われて帰ってきたらしいけど、騎士っていったら…やっぱりお兄さん関係だろうなぁ。あまり詮索はしないでヒイロから話してくれるのを待つとしましょう!


「愛剣の手入れでもしよっかな?帰りがけにいくつか道具買ってきたんだよね~。えっと?花の油と砥石と…あれ?布がない。」


ふむ、結構なんだかんだ使ってて刀身が汚れてるっていうか…濁ってるっぽいからここいらでピカピカに光沢ある感じに仕上げたかったんだけどな~。


仕方ない…。切れ味はそんな落ちてないけど、点検しとこ。


鞘から抜いてまじまじと隈無く探していたら少し欠けてるっぽい部分があったので、砥石で研ぐ。


「ぅ、うん?な、何…?この音?」


「あ、起こしちゃった?ヒイロ。ちょっと太刀の手入れしててさ。まあ、本来の目的とは違って砥石で研いでるけどね。」


「ならこれ使って頂戴。私が剣の手入れに使ってるものだけど。」


「おー、ありがとう。」


持つべきものは仲間だな。やっぱりさ~。研いでるときに思ってたけどやっぱり、ぽいで物事判断しちゃ駄目なことが分かった。よくよく見てみたら欠けてるようにみえたのは俺の気のせいだった。


刀身を全体的に拭いてから、油の瓶をニ、三回傾けてボロ布に振りかけて油を染み込ませてから刀身を拭いた。買ってからずっと手入れしてなかったせいなのか、拭き終わったあとは驚くほどピカピカになった。


「どれだけサボってたか明らかになったわね。本来は使ったその日の夜とかに手入れするんだけど、結果的にガラクタ同然のが綺麗になって良かったじゃない。」


「何か試し斬りしたいくらいだな~♪」


「危ない発言はここならいいけど、道端ではやめて頂戴ね?騎士に捕まるわよ?」


何だかんだ話しているうちにヒイロはすっかり調子を取り戻してきてるみたいで顔色も俺が帰ってきたと比べると一目瞭然だ。


ガチャっ


扉を開けて入ってきたのは、なんと綱貴だった。こいつが飯を持ってきてくれるなんて珍しいこともあるもんだと思っていたが、確かに二人分の飯を運べるのはあの中じゃ綱貴だけだな。

案の定、両手が塞がっていて扉に関しては蹴り開けたようだ。ヒイロが起き上がってるのを見て、俺に苦言を言ってきた。


「…おい、てめえヒイロのこと起こしたろ?せっかくパン貰ってきてやったけど明人お前にはやらねえ!」


「確かに起こしちゃったけどさ~、飯抜きってのはキツいよ~!…明日の依頼にも響くかもしれないよ?仲良くなった騎士の兄ちゃんに有力情報を教えてもらったんだ。」


「ほー明人にしてはやるじゃねえか?それと飯抜きは冗談だ。流石に俺はそこまで鬼畜じゃねえ。」


軽く笑いながら、パンを投げ渡してくる綱貴。もちっと弱く投げろよ…。うっかり取り損ねるところだった。そしてヒイロにはきちんと手渡して、スープもヒイロの近くのテーブルに置いた。

綱貴の手はもう何も持ってないことを見るに俺のスープはどこだ?


「あ…!」


ふと無意識に足を伸ばしたら、腿に何かがあたる感触と共に…足にスープがかかったことを認識した。


「綱貴!床にスープ置いてんじゃねえよ!間違って蹴っちゃったし、スープこぼれたじゃん!」


「ひっくり返さなかっただけマシだろ?」


「そーいう問題じゃなくてさ…。」


こいつの無神経さは前々から知っているけど、同時に悪気はないことは分かる。無神経さが出るときは大抵自覚してないことが多いからその点では綱貴は天然なところがある。

…床にスープも、パンを投げ渡したあとスープを投げるのはまずいと悟り、床に置いたんだろう。


「スープは塩ベースの野菜たっぷりか~。栄養重視だね♪子供とか食えないんじゃね?」


「そうでもないわ。一般の平民の家では出されたものはきちんとどの家庭でも食べるよう教育されてる筈よ?…貴族はわからないけど、お兄様好き嫌いするのは許してくれなかったわね。」


「その通りだな。好き嫌いはよくねぇし、小さいときはきちんと栄養を取らなきゃな。」


俺はパンを一口かじったあと、すぐスープを少し飲んでパンを胃に流し込み、咄嗟にスープの話題を口に出す。何故なら、パンが固かったから。それにボソボソしてる上、何だか黒っぽい。ふむ…異世界のパン事情はこんなにも深刻なのか…。俺の口が贅沢なのか…?


「このパンもスープがなかったらと思うとやってられないな~。」


「安宿はスープついてないらしいわよ?この宿は極々一般的なパンよ。どこの家庭でも食べられてるけど、貴族や裕福な平民はとっても柔らかい生地のものを食べるのよ。」


「俺らの世界風に言うと、ライ麦パンだと思うぜ?明人。授業で食わされたことあるだろ?」


あー。アレね。麦本来の味を楽しめて栄養価も高いから是非主食に!って熱弁してる先公が持ってきたやつ。確かに似てるけど、あれよりも黒いかな?

…まあ、その先公も理事長の怒りを買ってクビになったけど(笑)


「まあ、よくあなたたちの話はわからないけど、さっさと食べましょ?ニーバス達が帰ってくる前にね。ミントが有力情報を話すのにもぐもぐ食事をしながらじゃおかしいと思うわ。」


確かに俺の友人にもクチャクチャ咀嚼音をたてながら話す馬鹿がいたけど、そいつと一緒になったら心外だ。

そこから無言タイムになったが、綱貴も俺が太刀の手入れしたあとを眺めると、自分の得物を手入れし始めた。…俺は綱貴が本来の用途で武器を使うのを見たことがないが、手入れしてるのをパンを食べながら見ると斧の先端部分が大きく欠けていて、柄には血液が染み込んでいた。


「明人。道具借りるぞ?」


「ん、いいけどさ…それ、手遅れじゃないかな?」


「確かに…きついかもしれんが、まだ使える。」


それから十分もしないうちに、食事を食べ終えて3人で戦闘のことから雑談まで色々話していると、食堂で食べていた面子が帰ってきた。


「お、ミント戻ってたのか。ごめんな…後に帰ってきた俺が図々しく飯食っちゃってさ。」


「あー。平気平気。愛情たっぷり泥団子食った俺も悪いからさ。」


泥団子を食ったことに関しては、何故かみなさんひきつった顔をしたけど、あの小さい子達の期待の眼差しを裏切りたくもなかった。その結果俺の腹には大ダメージだったけどさ~。


「よし全員集まったところで、明人。有力情報とやらを話せ。」


「それはだね…ある生物の討伐依頼なんだ。ここいらに出るのも珍しくて一体のみだけど人数を集めてほしいと言われたんだよ♪」


「王都周辺に出ない生き物…。うーんオークかな?」


「いやいや~何かの稀少種かもしれないわよ?」


うむうむ。迷ってるな~。まあ俺の経験上ここいらで綱貴が我慢できなくなる頃か。


「さっさと言え。」


「そういうと思ったよ。ある生物とは―――




―ドラゴンです!」



依然、質問者が仕事の疲れにより、息をしてないため茶番にお付き合いください。



「今回のゲストは…アイさんです!」


「よろしくお願いします。」


「んじゃ、さっそくアイが急にというか暴走したり綱貴と仲が悪い理由は?」


「全て安雄さんのせいですね。当初はお堅い少女でいくはずだったのに、設定が回を重ねるごとにあやふやになり、結果的にプライドが高い扱いにくいキャラの完成ですよ。コーキと仲が悪い理由は、誰か一人くらいPTで犬猿の仲がいた方がいいという思い込みのお陰で…。」


「はい。すみません。小説を書くに当たって色々詰め込みすぎて扱いに困って完全に失敗させてしまったキャラの一人です。アイさんは。」


「次回はもう一人の作者的に失敗させてしまったキャラが登場らしいです。」


「あの人の言葉遣い苦手なんだよな…。なんかノリで書いたけどさ~。」



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