第四十六話 遺跡②
色々、たて込んでまして投稿が遅れちゃいました。なので、作者の他の小説も一緒に更新しました!
今回は、明人のカッコいいところを出せたつもりではいますが、生暖かい目でご覧ください。
一番上の階層からその下の幾つもの階層の瓦礫が全て落ちた最下層に動く影が2つあった。
「ゲホッ!すごい落ちちゃったね♪瓦礫がクッションになったのはいいけど、その上にまた落ちてくるなんて予想外だったな~♪」
「うー。コーキ無事かな~。一番前にいたから一人になることはないとおもうんだけど…?」
列の一番後ろにいた明人とソルードはタニアによる風の魔法の行使で起きた崩壊に一番巻き込まれ多くの瓦礫とともに落ちてきてしまった。
「てかさ、ソルちゃん聞きたいことあるんだけどさ?ソルちゃんって魔法詳しいからきっと答えてくれるっしょ?」
「なに?ミント?わたしでよかったら別になんでも聞いていいよ。コーキの親友はわたしの親友でもあるんだから!」
優しいな…。綱貴には勿体ないくらい良いお嬢さんだな♪そんなことより俺が疑問に思ってるのは、何で一番後ろにいた俺たちが攻撃の影響をモロに喰らったか、だ。すぐ近くにいた綱貴やニーバス、ラヴィは残ってる足場にしがみ付いたり出来てたみたいで、ヒイロやアイだって比較的近くにいたのに俺らほどの威力は喰らってなかった…。
という旨をソルちゃんに伝えると、すぐに返事が返ってきた。
「ねえ?ミント。ミントの属性は何?」
「水と無だけど…?」
「じゃあミントがもし、水の弾を放つとしたら自分の側で放つ?それとも遠くの敵に向けて放つ?…自分にくる影響を最小限にしたいでしょ?それとおんなじ♪あの人は、自分が生きていれば良いのよ。多分、外に出るための魔具持ってると思うし。」
「じゃあ、結局は依頼失敗なのか…?いや、でもさ?そんなどこでもポンポン使えるもんでもないんでしょ?持ってたとしても。」
どこでも使えたら、本当に参るぜ…。リアルでどこ○もドアを見るはめになっちゃうのか?…それはそれで見たいかもしれないな~♪
「どこでも使えるよ。でも、集中しないと変な所に飛ばされたりしちゃうから周りに敵を近づけなかったりしないとそういう魔具は発動しないの。」
「ってことはだよ?俺らがそれを奪い取ってソルちゃんを守るように戦ったら、ソルちゃんは外に転移できて助け呼べるってこと?」
「そういうことになるかな?でも、ミント。どうやって上に登るの?」
そりゃ、普通に階段があるところに向かって…って!?ありゃ?壁が崩れて通行止めになっちゃってる?そうなると上しかないかな?
「瓦礫を足場にして、俺が先登るからソルちゃんは何か明かりを用意してくれないか?」
「待っててね。えっと…?えい!」
ソルードが不意に何かを考えるように目をつむり、掌を会わせると光が生まれた。
「このくらいなら少し集中すれば、無詠唱で周りを照らすくらいの光は用意できるよ♪」
「ふん!案外上の階層は壊れてないな?綺麗に入り口付近から床が抜けただけか…。」
「大丈夫?ミント。魔物はいない?」
お?そういや、仮にも遺跡何だから魔物くらい湧いてるかもな?ちょっと様子を見てみよっかな。
跳躍して上層の足場に手をかけ、明人は両腕に力を込め頭だけを上の階に出す感じで様子を窺った。
「キャツ!」
「キャツ!ハハハ」
「グヘッ」
…見た感じ、かなり大所帯ですな。軽く見積もって30匹はいるな。緑色の五歳児くらいの背の生き物がわんさか簡素な作りの槍や剣を持ち、たむろっている。…お?あれがリーダーかな?何かゴツいし、頭にパンティー被ってるし。あれ人間のだよね?
「ソルちゃん、何か緑色の小人?がたくさんいるから俺が一気に蹴散らしてくる。」
「あー。ゴブリンね。意外と連携をとるし、リーダーがいたらちょっと危ないかも…え?いるの?ちょっと!ミント危ない─」
ソルードが明人の足を掴む前に、上層に上がった明人はゴブリンに向かって走り出した。走ってくる明人にゴブリン達は早々に気付いたようで、既に迎撃体制をリーダーを中心に完成し始めていた。
「喰らえ!ゴブリン共!
《魔砲騎士
》!ふう…!久しぶりに使うな~これ。」
久方ぶりにスキルを使用した明人だったが、内心は少し驚いていた。
「結構、応用が聞くな…。これ。でもかなり魔力持ってかれたかな?」
まだ駆け出しだった頃に使ったときは、一直線な魔力の光線だったけど今は頭の中でイメージしたら遺跡の道幅サイズの光線が出て、その他にも水の玉がゴブリン達を襲っていた。
どうやら魔導騎士によりゴブリンの群れは総崩れしたようで、数匹しか残っていなかった。
「後は、後始末だな♪」
明人が生き残りにトドメをさそうと、背中から太刀を抜いて近寄ると…土煙の中から剣が振られた。
「ぐ……!」
気を抜いていた為なのか避けきれず、手の甲に鋭い切り口が入ってしまった。
「まだリーダーが生き残ってたのか~?っおっと!人が喋ってるのに攻撃を喰らわすとかないぞ!」
剣で襲いかかられた明人だが、太刀で攻撃を抑えると、すぐに相手は距離をとって次は側面から攻撃してきた。
小さいって有利だね!機動力もあって。でもね?いくら強くたって所詮は魔物、人間の攻撃手段は武器だけじゃないぞぉぉぉ!
一旦、ソルードが下に待つ穴まで距離をとり、側面からの攻撃を躱して魔法を詠唱する。
「水よ鉄砲になってかの者を撃て
『ウォーター・ツインシュート』」
距離をつめようにも、明人が一つ目の水の弾丸を放つと見たこと無い速さだったのか少し躱すのに失敗し体勢を崩した。その隙に、二つ目の弾丸をがら空きだった腹部に放った。
「じゃあね♪」
すでに腹に大穴が空いていたが、まだ息の根があったので首を斬って仕留めた。
ぐぁ……!?頭が痛い!くそ~ちょっと久々のスキルで力込めすぎたのもあるけど、水の弾丸も力入れすぎかもな?もう少し魔力を弱めても問題ないかもしれないな…。
明人がその場に頭を押さえて屈むと、弱っていたゴブリンがリーダーを殺された恨みなのか最後の抵抗なのか明人に槍を剣を向け走りよってきた。
「うんしょっ!あ、ミント危ない!
火よ!」
ソルードがポケットから赤い小石を出すとゴブリン達の足元に投げた。すると、すぐに燃え上がりゴブリンたちの着ていた腰巻きに燃え移って瞬く間に火達磨になってしまった。
「おー。ソルちゃんすごいな…。」
「もうっ!ミントったら無茶して!コーキによく注意したりするけどミントだって危ないことするじゃん!それにこの魔石は元々、野営の火をおこす為のものだよ?最大まで魔力をこめても、今みたいにゴブリンの足元くらいにしか火が燃え上がらないんだから!」
「ごめんごめん♪今度から気を付けるよぉ♪それよりすぐ上の階から物音聞こえるけど、階段登ったらすぐ敵いたら困るからさ?ここで暫く休んでかない?」
「その心配はありませんよ。ミントが倒した…正確に言うとソルードが燃やしたゴブリンで最後ですよ。」
お?その声は…。もしかして?
「ミント、ソル。無事でよかったわ。それとごめんなさいね。あのゴブリン達は私が一匹取り逃がしたせいで群れを形成してしまったようだわ。」
「ヒイロとアイこそ無事で良かったよ♪その口ぶりじゃ、上に結構いた感じ?」
「そうね。十匹はいたわ。でも、この階はどうやらゴブリン達の棲家だったようね。いる数が明らかに多いし、群のリーダーまでいたようだし…。」
よく考えて見れば、十年近く放置されてたんだから魔物が住み着いていてもおかしくはないけど…こんなボロボロなところに住むなんて物好きだな?
「それにしてもミント、ゴブリンリーダーを倒すたけでなく周りの数十匹まで倒してしまうとは…。なかなかやりますね。」
「そのかわり頭がガンガンするけどね♪」
「気を失わないだけ大したものですよ。…それより、これを見てください。タニアさんに言うと壊されるかと思い、黙っていたのですがこの遺跡の地図です。簡易的なものですが、看板の裏に貼ってありました」
ふむふむ…。すんげえシンプルっつーか下手糞だな?ま、分かりやすいっちゃ分かりやすいけどさ。
これを見るに階層は6階しかないのか。なら、ここは今5階でヒイロが落ちてきた階は4階…。
「ならコーキにすぐ会えるかもしれないね~みんながおちたとしても2階か3階でしょ?」
「そうですね。あのタニア女史は憤られていたようですが冒険者にも然りと依頼人を訴える権利が王国では認められています。…なので早く合流して、町に戻りましょう。」
「依頼人扱いはしなくてもいいわね。攻撃されたのに丁寧に振る舞うなんてバカらしいことだわ。」
3人とも簡単に言うけどさ~なんか俺嫌な予感すんだよな~。具体的には綱貴が何かやらかしそうってかやらかしてるような気がするんだ…。いつもの俺なら気楽に行けるんだけど今回は果てしなく心配だなぁ。
そんなことを思いつつ、上の階へと俺が先頭になって進んでいった。
最近明人ばっかり活躍してますけど、綱貴も次回あたりに活躍させたいなと思っております!
ところで、皆さんはこの小説毎日更新がいいですか?それとも週1?ほぼ週1?
毎日更新だと総文字数が2000近く減る上、誤字が大量発生する恐れがあります。(一日に書く量が900から1300ぐらい)
ですが、話は真面目に執筆します。
週1は出来なくもないですが、誤字が発生する恐れがあります。それと話に矛盾点だったりワケわかんないことだったり。つまり、見直す時間が2,3日必要です。
Q.最初の方と口調とか性格が違うのいんだけど?あと設定とかも。ちゃんと一から見直して全部改稿すべきだと思う。(by従弟)
A.最初は確かにかなり短いし、グダグダですけどね…授業の合間、レポート作成の合間に改稿すれば?ってキツイッスよ!改稿は勘弁しといていただきたい。その分最新話はバリバリ書きますんで。




