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第四十四話 王都③

今回は早めに投稿することが出来ました。設定が先走りすぎて中身が追い付いていないので急いで制作中です。


登場人物まとめのステータスを少し変更しました。物語のなかには出てきませんが綱貴達の能力はちゃんと上がってます。



追い出されるようにして王城を出た俺らはとりあえず、タケヒトさんに連れられ王都のギルドへと向かうことになった。帰りがけに貰った褒美の小包も未開封だしな。


「そういえば~騎士団の紋章の意味ってなんなんですか?」


「…俺の口から言ってもいいけど、どうせだったらヒイロさんに教えてもらったらどうかな?あのジキの事だ。多分、妹の君に自慢げに説明しただろう?」


「そうね…簡単にいうと花の開花が権力を表しているのよ。副団長が九分咲きなら団長は満開。新兵達は蕾となるのよ。入団する年月が経っているほど花に彩りや華麗さが増していく…魔術が掛かっているの。」


異世界凄いな…高性能すぎる。現代社会は科学によるテクノロジーだったけどこっちは魔法によるファンタジーってところかね?


「ヒイロほどの知識はないけど、わたしからも言うとね、魔法は凄い制御がむずかったり、そのままの状態にするのが大変なの。…理屈はよく分かんないけど。」


「ソルの言葉を付け加えるなら、制御は所謂、詠唱するということに繋がるわ。後、杖を持つことにもね?詠唱は魔法を安全に使うための手続きで杖が照準を安定させるもの。無詠唱は余程の使い手もしくは簡単なものしかできないわ。

そしてもうひとつ、魔法の維持が大変というのは、その紋章がいい例ね。術者の手から離れた魔術は簡単に空気中に分散してしまうわ。攻撃呪文はその前に相手にぶつかる、もしくは何か媒体に当たって存在し続けるか。紋章の場合は後者ね…恐らく特殊な糸か布によって花が変化する魔術が保たれる。」



「ようは、簡単な奴なら誰でもってわけじゃねえが使えるし、その維持する奴は素材次第ってことだろ?」


そんな簡単なことじゃねえと思うんだけど…。俺も魔法は全く使わないからな。使うと言う考えに至る前に武器で攻撃するし。


「ヒイロ、ミント。道端で魔法の談義も有意義ですが、ここでは人の邪魔になるかもしれませんので、ギルドに到着後ゆっくり話しませんか?」


「了解♪」


「分かったわ。」





「ほら、ここが王都エーマハイのギルドだ。でかいだろ?」


王城からしばらく歩いて行ったら、やたらデカイ建物が見えるなぁと思ったら、まさかギルドだったとは…。軽く見積もっても5階建てっぽいし、外装も王都だけあって華やかな感じだ。ドラゴンの頭蓋骨も一番上に飾られていて、生前は逞しかったことが想像できるよ…。


「実はね、ここのギルドマスターもどちらかというと派手なのは好きじゃなくてね…。でもギルドの建前としては強さの象徴が欲しいわけだ。ということで三年前、俺とこないだ話した仲間の三人、まあ俺のPTだ。それに討伐という名目で参加した騎士団の精鋭30人、教会から聖騎士であるヨースが出てきての合計35人でドラゴン討伐に行き、その時殺したドラゴンの骨がアレだよ。最初に建前といったけどたまたま王都の近くにドラゴンの群れが襲来したから言い出した事だけどな。」


「そん時に、グッサさんとか団長と行動したのか?」


「まあ、詳しくは中に行って話すよ。」


ギルドの中に入ると、大盛況というわけでもなく依頼を選んだり、報告したりしている冒険者しかいなかった。見たところポロローズのように酒場はどこにも見当たらない。


「ミント♪酒場は何処って顔してるの分かるわよ?前、パパについて行ったとき私も思ったけど、王都のギルドはフロアに分けられていて酒場は地下にあるのよ♪素材の買い取りは隣の大部屋ね。」


「ご名答。そしてこれから行くのは、俺がギルドにあの骨を持ち帰った褒美にギルド内の一室に俺のPT専用の中部屋を貰ったんだ。今からそこに案内する。…ほら、入りな?」


「入りなって…。見た感じ、行き止まりの小部屋だぞ?」


タケヒトさんは、上の階に行く階段を通りすぎて何やら扉を開けたけど、綱貴の言うとおり単なる小部屋だ。タケヒトさんが言うくらいだから何かあるんだろうしとりあえず入ろう。


「綱貴…汗臭い。」


「黙れニーバス。やっとしゃべったかと思えばそれか。」


「実際臭ぇよ(笑)…オェ。」


全員入ったは良いものの、かなり密着する形になっている。綱貴を挟むように俺とニーバスがいるためむっちゃ奴の体臭を感じる。


「これはエレベーターに似た装置だ。壁に備えられている魔石に魔力を込めると作動するという仕組みだ。これがなかなか不便で、いちいち扉を開けないと何階か分からないんだよ。しかも、階段じゃ行けなくてこの装置でしか行けない場所なんだ。作ったは良いものの不便だから俺らに押し付けたんだよ。他にも押し付けられたPTはあるけどね?例えば、コアのPTとかローさんも確か持ってたと思うぞ?コアは俺よりは狭めだが十分な広さの部屋。ローさんは、一般的な宿屋の一人部屋くらいのスペースだ。…ギルド内に功績を残した冒険者のリスト及び経緯が書かれた資料があるから、後で見てみるといい。」


「ええ!?パパ、そんな名誉なことしたなら私に自慢げに話すのに…。全く知らなかったわ。何か隠したい理由でもあるのかしら?」


「…俺の口からは言えない。ただ、一つ言うならあの人は俺の人生の正真正銘の先輩だ。」


タケヒトさんは何か事情を知っているようだが、口をつぐみ話そうとしない。口ぶりからして、昔何かあったのは明白だな…。


そうこう話しているうちに目的の階に着いたみたいだった。さっきからちょくちょく扉を開けてたからそろそろつく頃だとは思ってたけど。


「こっちだ。」


エレベーター?から右に行った一番隅の部屋が、件の部屋のようでタケヒトがドアノブに手をかけるとドアを中心に魔力が集まりはじめ、しばらく経つとカチャリっと解錠された音が聞こえた。


「所有者の魔力に反応して、解錠する魔道具ですか…。見るのは初めてですね。このような仕組みがどの部屋にも?」


「いや、俺の仲間のルーナって奴が作成して、このドアに付けたんだ。最初の頃は、荷物置き場として使用してたけど盗難被害が相次いでな。ドアノブに本人感知の魔法と魔力吸収の魔法を掛けたんだ。要は何も知らないで盗みにきたやつが魔力を全てではないがノブに吸いとられるってわけだ。」


「それで?引っ掛かった泥棒が、無事見つかってハッピーエンドですか♪」


「…それなら良かったんだがね。」


これ以上ないほど顔をしかめて、ドアノブを握ったままドアにもたれ掛かった。自分の腰を左手で何度か気合いを入れるように叩くと意を決して衝撃の事実を話し出した。


「盗んでたのは、王都のギルドマスターだ。…いや、だったが正しいかもな。もうこの世にいないから。俺のPTが置いていたストックの武器や特大の素材を盗み、帝国に売り払っていたんだよ。…ここからはヒイロちゃんが分かると思う。二年前に起きた歴史的事件だからな。」


「二年前と言うと、王国ギルド創設以来、初の国による軍事介入があったことですか?確か、ギルドマスター率いる冒険者部隊800とそれに対抗する騎士500人に加え、有志による冒険者数名による戦いでしたね。戦い自体は王都の噴水広場で一回、東門外側で決着が着いたと伺っているわお兄様から。」


ヒイロが話終えると、ドアを開けて俺たちを部屋に迎え入れた。使っていなかったにも関わらず部屋はキレイなままだった。


「さっきの綱貴君の問いかけの答えがそこに繋がるんだ。多くの犠牲を出しながら勝利した騎士団はギルドマスターの亡骸からある計画書を見つける。教国による火星龍の調査依頼だ。どうやら、俺らが必死こいて倒したドラゴンの素材はその計画の準備に使われたようだった。…それで、ジキとグッサ、それに俺とタク。ああ…こいつは俺のPT仲間だ。そしてヨースの5人で調査に行き、教国の暗殺部隊に襲われた。どうやら最初からギルマスは消される運命だったようだな。そっからは全員散り散りになって逃げて、今現在全員無事だ。」


王城でも思ったことは、気のせいじゃなかったな。こいつは胡散臭いじゃなくて恐いもの知らずなだけかもしれねぇ。最初は、はなすのを躊躇ってはいたがそれはギルドマスターの不祥事に口を濁してただけで戦いのことに関しては平静に話していた。


「ねー♪それよりも王様からの褒美開けるよー?いいよね?」


「いいわよ♪ミント♪」


「何、夫婦漫才してんだ。俺が一番だ淫乱カップルども!」


アホ明人が勝手に褒美の小包を開けようとしたので奪い取ったら中身が出てきてしまった。


「何これ?石?何か二個ある。」


「これは…通信石ね。お互いの魔力を登録するとその相手と連絡がとれる道具よ。広い場所じゃないとあまり効果は発揮されないけどね。」


「本当は、何だかんだでややこしいもの何だけど、これは魔力を注げばもう起動準備に移るみたいだ。…さて、俺はそろそろ彼女と逢い引きしてくるよ♪元々そのつもりでいたからね。この部屋は出る分には問題ないよ。忘れ物をしないようにしてくれ。」



「忘れるとどうなります?」


タケヒトさんはニコッと微笑み、恐ろしい事実を口にした。


「忘れたとしたら、次に取りに来れるのは、早くても半年後になっちゃうかな。おれ自身王都をそろそろ発って昔馴染みの手伝いをしに隣国に行くから。…じゃあ俺はそろそろ行くよ。心配しなくとも明後日の、日の出までは王都に滞在してるから。」


そのまま明人達を部屋に残したまま、出掛けて行った。


「くよくよしていても仕方がないだろ。さっさとこの通信石とやらの登録をして、ギルドに依頼を受けに行こう。ここ最近、依頼も受けてないし。」


「それもそうね、ニーバス。じゃあ、誰か二人その石に魔力を注ぎ込んで?そうすれば、持っている人同士で連絡がとれるわ。」


「PTのリーダーであるヒイロとラヴィはどうかな?俺と綱貴はこういうの使えないし、ニーバスは魔力がそこまでない。アイとソルちゃんは二人ともニーバスと綱貴で連携するし、その組み合わせでいいんじゃないか。…そういえば、ラグナさんからお礼貰ったよね?ふくろに入れとくって言ってたけど。」



「それは俺が腰に差してるナイフだ。結構神聖なものでゾンビ?を殺すとき凄く斬りやすかった。それ以外は元々の依頼料を少し上乗せした金が入ってたな。」


ああ…ニーバスのナイフ。ラヴィのお下がりだったからね。何だかんだいって少し錆びてた部分もあったし確かに潮時だったかもね。


「じゃあ、今回が初になるのかな?みんなで依頼受けるのは?」


「そういやそうだな。俺は手っ取り早くて良いと思うぜ?」


何か、俺が居ないところでふくろの中身開けたりして、俺もしかしてのけ者にされてんのかな…?そうだとしたらショックだな。テンション高いのはウザいかもしれんが、これが俺自身だからしょうがないだろ♪


「じゃあ、皆で受ける初依頼頑張りましょ~♪」

んー(;>_<;)書くことないな~。さっさと質問コーナーに移ってもいいのですが、作者最近になって進撃の巨人を読みはじめて、その影響とかも出てるんですよね。作品の中に。今度から雑談も加えましょう!あまり後書きでネタバレもあれなので。


Q.ぶっちゃけ、今まで出てきた人の中で地球出身って誰と誰?


A.ノーコメントと言いたいところですが、現在出てきた中では主人公達とタケヒトさん。宿屋の主人のマコット(誠)。名前だけ出てきたユースケとかですかね。作者的にはヒントを稚拙ながら出していて、綱貴達をコーキではなく、綱貴や明人と発音してる人物も既に作品中にいます。

ほぼ、これは答えですかね…。見返せば分かっちゃうし。ま、どうせこれからもバンバン脇役で出すので関係無いですが(^_^;)/~

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