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第四十二話 王都

長らくお待たせしましたがやっと最新話です。大学関係で忙しく遅れてしまいました。

私自身のことはここまでにしておいて最新話をどうぞ!

「さて、今日の予定だが…このまま出立して王都エーマハイに向かう予定だ。ただ、侯爵様の話じゃ街道に魔物が確認されたという情報があるらしいから装備の点検はしっかりしておくんだな。」


「まぁ、しっかり研いでおきますよ。そんなに使ってるわけじゃないですけど♪」


朝は気味の悪いゴリラを不可抗力で見ちゃったけど、一晩ぶりに可愛い彼女を見れたからよしとしよ♪それにしても…その…グッサさんどうしたんだろ?すごい目にクマできてるけど。


「グッサさん?どうしたんだそのヒデー顔。遅くまでフェイと仲良くして…」


空気の読めないアホ綱貴が質問を投げかけると、突如何か風が突っ切った音がして綱貴の鼻先にグッサさんが拳をピタリと当てていた。


「それ以上言うと…二度と鼻がかめなくなるかもな?」


「…た。いや、何でもねぇ。二日酔いか?」


あ、綱貴鼻血出てきてる。どうやら寸前で止められたものの風圧にやられちったみたいだね。ざまあww


「ああ、そうみたいだな。さてお前ら忘れ物とかしてねえなら出発するぞ!…タケヒトお前も大丈夫だろうな?戦闘になった時にゲロ製造機になるんじゃねえぞ…?」


「オェ…。了解だ。たとえ吐いても敵にかけてやるよ…。」


そりゃ、昨日一人であれだけ飲んでりゃそうなるわな…。しかも明け方まで起きてたみたいだし人のこと言えないんじゃないか…?この人。


「先が思いやられますね…。」


***


あれから特に魔物とかは出ることもなく、快適に王都までもう少しといったところだった。だけど、タケヒトさんが終始口を抑えてたけど。


「おいおい…魔物なんて出てこりゃしねえじゃんか。まぁ明人お前はずっとビクビクしてたから出てこなくて幸いだったな(笑)」


「コーキ!物騒なことは言わないで頂戴。本当に出てきたらどうするのよ?」


「大丈夫♪ヒイロ。ここにはタケヒトさんとグッサさんもいるし、もし何かあったら女の子は最優先で守るよ!」


綱貴は…まぁ、気にかけはするけど率先しては行かないかもしれないな♪


「ん?噂をすればきたようだぞ。コーキ」


グッサさんが指さした方を見ると服装がボロボロな顔色の悪い人が十数人いる。…いや顔色が悪いという次元じゃない…!変色したり体自体の損傷も激しい。


「明人くん…。分かってると思うけど言うぞ。あれはグールだ…死んだ人間に術をかけて動かされている。簡単に言うとゾンビだよ。…うぷっ!」


タケヒトさんシリアスが台無しですよ…。ま、今はそのほうが良いけどね。あの数なら人任せだけどグッサさんが片付けてくれるでしょ…。


ドンッ


ん?いま後ろで何かデカイ音…何か大きなものを置いた的な音だったなぁ。いや待てよ置くんじゃなくて…着陸だとしたら…!


「っ!…考え事はナッシングだよ?明人くん。危うく竜の口の中で上半身と下半身がお別れしちゃうとこだったよ?まー、竜って言っても腐ってるけどね六割程。」


なんか気が付いたらタケヒトさんが竜をなぎ払っていた。あの巨体5〜6mあるぞ…あのグロイ竜。すっかり俺のけ者っぽいな。って馬車にゾンビが集ってる!


「俺の彼女に何してんだぁぁぁ!」


頭の禿げたゾンビの後ろに踏み込み首を切った。うわ…首だけで生きてるよ…キモ!


「ミント!そいつらの弱点は頭だ!術師にかけられた呪詛が頭に刻まれてるからそれを破壊すりゃ終いだ!…オラァ!」


え?あの人ゾンビ素手で殴って頭叩き割ってる!?いや…よく見ると手にメリケンっぽいのつけてるし腕全体に何か纏ってる…?


そう考えてる間にも他の鼻が抉れたゾンビが襲いかかってきたので、足元の頭を蹴飛ばして足にぶつけてやった。体勢が崩れたのに合わせてゾンビの額を太刀で貫いてそのまま横に払った。…よし討伐数2!


「綱貴は何処いった?まさか殺られてねえよな?」


「馬車の中で気絶してますよ。ミント。どうやら精神の許容範囲を超えたみたいです。同じくラヴィやヒロ、ソルも。」


「割かし平気なのは俺とアイと…ミントお前くらいだよ。」


「まあ男のくせになんと情けないことかしら!ホホホ…。と冗談はここまでにしてゾンビもといグールを駆除しないと…ね?」


グッサさんがあらかた駆除してるけどあともう少しいるし殺っとかなきゃね♪…タケヒトさんの方は、あれ?いない!だけど竜が言葉のとおり肉片になっていらっしゃる…。


「ミントよそ見しないでください!横から二匹きました。」


「おー♪了解。」


グールの懐に飛びこ…むのは臭そうだから、足を斬り込み二匹のグールに体勢を崩した。二匹とも俺に後頭部を晒してる状態だ。


その隙にアイは大鎌を頭蓋に叩き込み、ニーバスはナイフを後頭部に何度も突き刺した。


「きゃ!」


アイが叫び声をあげたので振り向くとさっき馬車の下に潜り込んだグールがアイのズボンの裾に齧り付いている。幸い肌まで至ってないが時間の問題だろう。


「この…!離れなさい!」


アイがしきりに蹴りを入れてるがはなれる気配がない。このままじゃどうしようもないので


「水よ鉄砲になってかの者を撃て

『ウォーター・シュート』」


普通に(ヘッド)ショットしました♪いや…普通にこうすれば早いし…。


「助かりました。ミント、焦ってしまって武器で攻撃すればいいのに蹴るなんて恥もいいところです。」


「アイ…。そこをかばい合うのが仲間じゃないのか…?」


「ニーバス…。有難うございます。」


いや、ちょっと待ちたまえニーバスくん!それ本来俺が言うべきことじゃね?


「…片付いたようだな。精神面だけで評価するなら騎士と言っても過言じゃないな。…精神面だけな。腕前はまだ成長次第といったとこだがな。」


「ま、そういうなよ?今みたいな判断力も考慮して実力だけじゃF3ランクの魔物相手でも行けるぞ?…波の新人とは一味違うと思うぞ?」


「どうだかな。冒険者事情は知らん。」


あれ?タケヒトさんいつの間に…。というより手に持ってるものは…?


「おや?気になる?これはグールを操っていた術師と護衛?っぽい野党の生首だよ。あのままグールを全滅させて先に進むのもいいけど、やっぱり元凶をなんとかしなきゃって思ってね。…それに不安要素はない方がいい。あ、これ俺の決め台詞ね。」


「自分で行ったらダメなんじゃ…。あ、それと馬車の中の面子起こします?」


「このまま王都まで急ぐぞ。余計な時間を食った。それに今のこのグチャグチャな光景を見せるより王都の賑わいを起きた時に見せたほうが精神の回復にもつながる。…そこの白髪と大鎌の子…ニーバスとアイだったか?とりあえず一緒の馬に乗ってくれ。おそらく馬車内は吐瀉物の海…は大げさだが湖くらいにはなってるだろうから乗るのは我慢してくれ。」


俺も大げさかと思って馬車に近づいたらもらいゲロをしそうになったので、王都に着くまでほっとくことにした。そういや、ポロローズも随分広かったけど王都…エーマハイだったっけ?比べモンになんないくらい広いんだろうな…。あー、超楽しみだなぁ。



やっぱり毎度のごとくタケヒトさんには頼ってしまいますね。今回は明人の大活躍でした!


Q.タケヒトさん主人公の話を出してほしい!


A.あの人は充分活躍していますが…まあ、考えてはおきましょう。別視点かそれとも異世界に来た当初の話にするか悩みどころですけど。




※私の従兄弟からの質問です。

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