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第四十話 騎士の町②

新年早々だらけていたら、あっという間に学校が始まりました…。投稿が遅れ始めたんで急いで書き上げました。出来映えはどうでしょうね…?



「…ふむ。大体12分37秒っていった所か。その俺の相棒を引き摺りながら来たにしては…上出来かな?」


訓練所にやっとの思いで着くと、簡素な槍を地面に突き刺してもたれかかるタケヒトさんもとい師匠がいた。


「これ重いです…。聖なる槍、略して聖槍ですか?」


「そうだね。…ところで明人君。君は、自分で言うのもアレだが…今の優しい大人な俺に教えてもらいたい?それとも…粗野な口調で厳しい師匠が良い?」


「俺は…タケヒトさんに本来の自分を出してもらいたいと思うし、その…弟子なんですから自分が好きなようにしてくれると俺も嬉しいです♪…師匠!」


「ほぅ…?そんじゃ綱貴に負けないように鍛え直してやるよ?…覚悟は出来てるよな?あと訓練中は俺のことは師匠もしくは教官と呼べ。」


っ!師匠の口調が変わると同時になんかオーラも変わったみたい♪穏やかな感じから、何て言うか獰猛な獣みたいに…。


「はい!師匠。」


「良い返事だな。それと明人。お前レベルはいくつだ?何、色々あったから気づかないうちに上がってるかと思ってな。」


そういや、ここ一週間くらい見てないな。もしかしたら結構強くなってるかも♪


***


藤居 明人:LV.7

生命力:987

魔力:708

筋力:29

体力:43

敏捷:33

器用さ:20

賢さ:16

精神:52


***


「なんか、良い感じに上がってます♪レベルは7です!」


「7ねぇ…。まぁ新人にしちゃ良い部類だな。能力値はどうだ?訓練が少し遅れてもいいなら詳しく話すが?」


「是非♪」


俺も自分の能力値がどんなもんなのか知りたかったし…それに、平均より上だったらテンション上がるし~♪


「そんなら話すが…一般的に例を挙げてくと、冒険者Eランクがいいだろう。…Eランク即ち、やっと新米を卒業して一端の冒険者だと認められた頃だ。そいつらの平均的な値を言うと…まずレベルは10~13くらいだな。能力値は大体だが、いいか?」


「教えて貰えるだけありがたいです♪…大丈夫ですから早くお願いします。」


「なら大体、生命力は1350。魔力は600、筋力50、体力65、敏捷40、器用さ35、賢さ25、精神35、だ。…まぁ、これはギルドから大金を貰うために能力値を教えた馬鹿のそんときの能力値さ。…三日後にそいつは、何者かに襲われて死んでたがな。」


…今の所、その平均越えてるのは、魔力と精神だけかな?それにしても筋力だけなら綱貴は多分、あいつもレベルアップしてるだろうから平均より上だろうな♪…にしても、なんでその冒険者の人が死んだ話なんかすんだろ?


「大金目当ての強盗ですか?いや…冒険者同士仲良くは出来ませんね…。」


「いや…そういうわけじゃない。ちゃんと大金はギルドに預けたらしいしな。」


「じゃあ、何で?」


「明人。もし、身近にいる他人が自分より良い装備をしていて、しかもそいつの実力がギルドから公表されていて自分より何が劣っているかが分かっていたら…人は何をすると思うか?」


そんなの決まってるじゃないですか…。そいつの弱味が分かるんだから、そいつの装備を奪うに決まってるよ。…俺はそんなことはしないけど♪ってまさか!?


「その表情じゃ気付いたみたいだな。…他の冒険者共は、瞬く間に行動してそいつを殺して装備を奪い取ったりした。一応、ギルドも匿名で公表したんだが…多くの冒険者が見てるなかでそいつは、ギルド奥の部屋に呼ばれたり…発表直後に借金を完済したり羽振りが良くなったり。」


え…それ自分だって自白してるようなもんでしょ?…相当アホな人だな。


「賢さ25だからな。俺が奴のレベルの時はもっと高かった。まぁ、簡単に纏めると…生命力と魔力それに体力くらいしか参考には出来ない、と言っておこう。…ああ、それと簡単に人を信じるなよ?死んじまうぞ?」


「今の話した意味ないじゃないですか…それと日本でたっぷり信用なんちゃらは教えて貰ったから大丈夫ですよ♪まぁ取り合えず、覚悟!」


師匠が腕を組み、右手を顔に当てながら溜め息を吐いたのを視認すると、俺は懐めがけて斬り込んだ。


「…ふむ。まだ甘いな。」


立ち位置を斜めにずらし、斬り込みを避け立て掛けてあった木剣で右腕を叩かれ太刀を落としてしまった。


「くっ!」


「もう少し剣速を速くした方がいいな。…取り合えず木剣で素振り500回。」


「まじっすか…。」


あー。これは辛いよ…。綱貴の野郎を抜かせるのは良いけどなんだか挫けそう♪…あいつ今何してんだろ?



~~~~~~~~


「暇だな…。明人の野郎はタケヒトさんにこき使われてるにして、ヒイロ達の買い物やらに付き合うのは、たりぃし…。ニーバスも何であんな真面目女に付いてくのかさっぱりだぜ。」


どうすっかな…。ヒイロからもらった小遣いの銅貨25枚は、残すこと8枚だし…。何時までもここに座ってても仕方ねえか。


「ん?ありゃ、ソルか?ヒイロとラヴィと一緒じゃねえのか?…おーい!ソル!」


…何だ?あいつにしちゃ珍しいな。呼び掛けても来ねえとは。直接、肩でも揺すりゃ反応するかもな。


「おい!ソ…うわぁ!?」


肩を掴むと、何か浮遊感がして直後に地面に叩きつけられ…顔を上げると眼前に長剣の切っ先があった。


「あなた誰かしら?見覚えがないわね…。ソルの名前を呼んで、その図体とごろつきみたいな顔…。もしかして貴方が…コーキ?」


俺を叩きつけたソルに似た女は、一人で何か納得したようで長剣を鞘に納めると俺に手を伸ばした。


「悪かったわね。いきなり投げて…殺気を感じたものだから♪」


手を取って起き上がると、女は悪気もなく自分の行いを正当化し、そのあと微笑みながら自己紹介をしてきた。


「そうね。私の偽者に会ったようだけれど、こうして会うのは初めてだから一応自己紹介しておくわ。フェイタル・レヴァンニル…ソルードの姉よ。髪の色が同じだから、後ろ姿だけじゃ初対面は分からないのは分かるわ。」


「は?初対面じゃなくても間違えるだろ?」


「…貴方、もしかして目が悪いのかしら?よく私を見てみなさい。」


そう言われて、じっくり観察するとソルに比べて結構違うところがあった。ソルの髪型がツインテールのに対して、こいつは肩で切り揃えたショートカットだ。それに、身長に関してもラヴィより少し大きいくらいだ。


「確かに…大分違うな。だけどなんでここにいんだ?ソルが心配で来たのか?」


「違うわよ。王都からの帰りに寄っただけよ。…それより、貴方?私よりデカイ体して易々投げられるなんて情けない。実践じゃ死んでるわよ…。私が今から稽古を付けてあげるわ。簡単な護身術だけど、無いと有るのとでは大分違うわ。」


ちょうど暇してたとこだし、いっちょ稽古を受けんのも悪くねえな。どーせ明人のことだからタケヒトさんに教わって俺を後でからかう算段とかしてそうだし、そうなんないためにも…教えてもらうのが無難だな。


「ほら、行くわよ。…訓練所はそこかしこにあるからさっさと向かいましょ。」


それから、しばらく歩いた所に訓練所があり幼い少年が5、6人いたが、さほど気にすることなく…いきなり俺に剣を向けてきた。


「っと…危ねぇな。」


「いい判断だわ。横に避けてたら剣の餌食になってたわよ?…ここに来たときからもう稽古は始まってるわ。悪いけど厳しくいくわよ…妹を本当に任せられる器か試させてもらうわ!」


ひゅ~♪すげぇ気迫がある雰囲気になったな。周りのガキ共が腰抜かしてんぞ。…これは試合だと思えばいい。あいつも俺を殺しはしないだろうし、俺も自分が何処まで通用するか試してみてえ。

背中に背負っていた斧を片手に構え、フェイタルを見据えた。


「…上等だ。やれるとこまでやってやらぁ!」



タケヒトがいい人すぎるかもしれない(笑)…まぁ、明人達とかにだけですけどね。

序盤に名前だけだしたソルの姉のフェイタルをやっと出せました!本来は、三十五、六話に出そうかと思ったのですが…ネタが思い付きませんでした(泣)



Q.登場キャラの名前の由来は?


明人…作者の実名のもじり。

綱貴…リア友の名前のもじり。

ニーバス…new birth(更生)

ヒイロ…作者の好きな色である‘緋色’から

ラヴィ…ある歌の歌詞から抜擢。

アイ…悩んだけど、I(私)と‘愛’で掛けました。

ソルード…本当はsolute(溶質)だったんですが…間違えました。

製作段階ではソルートでした(笑)



※ちなみにsoluteの読みはソリュートです。作者が最初呼んだときにソルートと読みました♪

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