第三話 到着
改稿でーす。
誤字訂正と内容を深くしました。
話の流れは剃そんなかわってないんで、初めてのかたも2周目?の方も楽しんで下さい。
あれからかれこれ森の中を歩くこと二時間くらいしてやっと町の門?に着いた。途中で全身目玉だらけのキモい鳥を見かけたけど、その時に幽平君が俺の背中を押して生け贄にしようとしたときはショックでした。
そんなことを思い出しながら、町の門を潜ろうとすると…?
「おいおい!?お前らちょっと待て!」
門付近で待機していた兵士っぽい人に呼び止められた。あ、やっぱり手続きとか必要だったのかな?
「何でしょーか?」
「えっとだな?町に入りたきゃ身分証、それがなきゃ銀貨一枚で入ることが出来るんだが…どちらか一方でもあるか?」
つい二時間前くらいに異世界トリップしたんで金も無ければ装備も知識も何にもない。てことはこのままでは町に入れない…。
「えっと、おっさんの名前は?」
「おっさん、だと?俺はまだ24何だが…。まあいいローだ。ロー・ブルームル、だ。」
「ではローさん。どうか俺達にお金を貸してください!」
日本人の魂である土下座で何とかするしかない。ローさんの足元に跪き懸命に願う。綱貴も俺の意向を汲んでくれたのか地面に膝をつけて土下座している。…幽平くんは腕を組んで俺ら二人を見下している。頼むから空気読んでくれよ~!
ローさんは俺ら三人を順番に見たあと、ふと大きな溜め息をつき懐から巾着袋を取り出した。そのあと俺と綱貴の手を掴んで起き上がらせると体に付いた土ぼこりを手で払ってくれたあと手のひらに銀貨5枚を渡してきた。
「ガキ共。返すときは色をつけろよ?通行料は俺の方で払っておくし、それは餞別でくれてやる。…それと、お前らの名前を聞かせてくれ。」
「明人です。藤居明人。」
「綱貴だ。名字は清水。」
「熊田幽平。」
「んじゃお前ら、俺は時たまお前らみたいな馬鹿を見かけるがそれでも金を貸したことはない!だが鎧どころか武器さえ持たずにここまで辿り着くとは昔の俺を思い出すし、見事な強運としか言えん。その運に免じて金を貸してやった。この後は冒険者ギルドに行って身分証かわりにギルドカードを発行してもらいに行け。…あ、それとだな?明人、綱貴。さっきのいい土下座だったぞ?それとそこの幽平だったか?随分偉そうな態度だな?この先そんなんじゃ苦労すっぞ?」
最後は俺達に励みの言葉と幽平には厳しい言葉を言ってまた業務に戻っていったけど、またまた幽平の機嫌が悪くなってしまいました。現にローさんからもらったお金を俺から奪い取るようにして自分のポケットに突っ込んだ。
「さっさと行くぞ。金が貯まったら金と一緒に礼でも言えばお前らも気がすむだろ?早速、冒険者ギルドとやらに行くぞ?毎回こんな目に会うのも癪だからな。」
そう言って幽平は一人でずんずんと先に行ってしまったので、綱貴が激しく舌打ちをして追いかけるように速歩きで追いかけた。あの二人の仲の悪さは早々直らないな…。俺がいなかったら即☆喧嘩するくらいだし…。
「って、やばいやばい!俺も行かなきゃ!もう二人がピーナッツみたいになってるよ~!」
二人の後を追うべく俺は全力疾走で走って追いかけた。…ん?あれそういや、ローさん何で土下座知ってたんだろ?異世界にもそういう文化的な何かがあんのかね?ま、いっか♪また今度会ったとき聞いてみよっと♪
後書きで書くことがない。
世間話を言いますと作者は絵が苦手です。
すなわち挿し絵は出ません。出ても地図くくらいです。それもへたくそです。