第二話 異世界
改稿です。
誤字訂正と内容を深く
便所の扉を明人ガ開いたと思ったんだが…何故か瞬きしたら森の中にいたんですが、どーいうことだ?
明るいけどやっぱ薄暗い。後、現代の日本にこんな感じの森はない。少なくとも俺の高校の周辺には。
「ここ何処だよ?綱貴?」
「知るか。」
「お前に聞いた俺が馬鹿だった。ところで明人は…気絶してるな。肝心な時に使えねえ!」
明人は大の字になって、ドアノブを握ったまま寝ていた。俺としたことが少し不安になってきたからこいつのウザいぐらいのばか騒ぎで気を紛らわそうとしたんだが…本当に使えん。
「…俺の予想が正しければ、ここは異世界だ。俺たちがいた世界とは違う世界。」
「つまり、異世界トリップって奴ね♪まさか自分の身に起こっちゃうなんて驚きだね♪とりあえず近場の町でも探そうぜ!」
いつ起きたのか明人が目を輝けさせながら話す。
「確かにどー考えてもおかしいよな?、なんか気色悪い草も生えてるし、そこの木の側には蒲公英を白くしたような花?があんな。全く気味が悪ィ…」
「何か使えるかもしれんから一応採取しておこう。…明人!お前とれ。」
「はい?幽平君が提案したんだから君が採れば?」
くっそ!苛つくことをいいやがる。俺が命令してんだからさっさと動けばいいんだよ!
暫く睨んでたら、やっと分かったようで制服のズボンに突っ込んでいたであろうクシャクシャのレジ袋を取りだし白い蒲公英や変な草を取っていく。
「うぷっ!この白い奴、男から出る白い液体の匂いすんですが…」
下品なこと言いやがって。すかさず足に蹴りを入れておく。痛がっていたがこいつが悪いので特にいうことはない。ついでに手からレジ袋を奪っておいた。
「金になるといいんだけどな。…さあ、行くぞ?こーいう場合、道なりに行きゃ何とか成るからな。」
さて、今日中には町につけるといいんだが。そもそも町がなかったら本末転倒だがな…。こんな馬鹿どもと心中なんてごめんだ。