第ニ十八話 新PT結成!
軽く投稿が遅れました。何回もミスがないよう確認や付け足したりしてるけど、言葉の用法は自信がありません…。
「君達、着いたよ。僕はこのまま商会に報告をしに行くけど…ドルチェさん達はどうするんだい?」
明人達を乗せた馬車は、スカムに再会した…以外は何事もなく町へと到着した。
「このままギルドに向かいたいと思います。ここまで乗せて頂きありがとうございました。」
「どういたしまして♪じゃあ、お先に失礼するよ。」
そのままユノさんは町へと入っていった。なんか、本当に憧れる人だわ~♪
「お~お前ら久しぶり。明人、それに綱貴!」
「いや、ローさん…なんか町に入る度会ってますよね?暇なんですか門番?」
「そんなわけあるか。ちょっとお前らに用事があったからな。…盗み聞きのようで悪いがお前らギルドに行くんだってな?…こいつも仲間に入れてくれねえか?」
そしてローさんの陰に隠れるようにして出てきたのは…ラヴィだった。
「あ?ラヴィ、お前無事だったのか!?怪我は平気なのか?」
「うん、全然。ちゃんと治癒魔法かけてもらったし。あと、ミントだっけ?ありがとね♪あの時助けに来てくれて…」
「人として当たり前のことをやっただけだよん♪可愛い女の子を助けるのは男の使命だからね~。」
…あの時は目の前の敵に集中してて気付かなかったけど、この子むっちゃ好みだよぉぉぉぉぉ!スノウたんも捨てがたいが…なんだ?このトキメキは…運命というか…俺の相手はこの子しかいないと、なにかが言っている!
「…ということで頼んだぞ?俺の娘を。おい?聞いてんのかミント?」
「はい…任せてください。御義父様!ラヴィさんは何があろうと俺が護ります。」
「「「「………」」」」
「ふふ♪随分熱烈なアプローチね♪…じゃあこれから頼んだわよ私の騎士様♪」
何でみんな無言になるの?それになんかヒイロさんの目が冷ややかだぞ?別にいいや…ラヴィさんに騎士って言われたからもう何が合っても護り抜かなきゃ♪
「ふぅ…ミント!…こんな誰が見てるかわからない場所でそんなことを言うなんて!…全くもう!。さっさとギルドに向かうわよ」
「すみませーん♪」
「私的には別に良かったんだけど~。全くお堅いな~。」
「……」
なんだか、険悪ってやつなのか?あいつは…スカムは、どうしてミント達と決別しちゃったんだ?俺はまだ少ししか一緒にいないけどこんなにいい奴等なのに…まぁ、そのお陰で俺が生まれたから良かった…のか?
「とにかく、お前らさっさと行こーぜ?ヒイロかラヴィ先頭で。俺もミントもニーバスも道分からねぇし。」
結局、ラヴィとヒイロの仲は改善しないまま、一行はギルドへと向かった。
ギルドに着くと、数日前と変わらず活気溢れていて、昼間から酒を飲んでいる冒険者もちらほらいた。
「すいません、冒険者登録をしたいのですが…。」
「俺もお願いします。」
「ああ…それなら…」
ヒイロとニーバスが俺たちのときと同じように説明を受けている…が、その間暇だな…。明人とでも話してるかな?
「ラヴィさん♪ヒイロから嫌われていようが関係ないっすよ。俺はラヴィさん一筋ですから♪」
「あらら?凄い口説き文句ね~。それならわ・た・しのことは呼び捨てにして頂戴?」
いま、あそこに入ったら間違いなく空気読めないやら罵倒されそうだな…。そういや…ソルードの奴元気にしてっかな。
「…お兄ちゃん?今わたしのこと考えなかった?」
「お、お前!?いつから居やがった!?」
「え…そんなのお兄ちゃんが私のことを想ってくれたから…飛んできちゃった♪」
飛んできちゃった、って…ふと考えただけなのに…。もしかして!?これが女の勘というもんか?話には聞いてたが、凄いもんだな……
お?どうやら無事登録は済んだようだな。ヒイロがこっちに向かってきた。
「あら?もしかしてソルかしら?」
「久しぶり~元気にしてた?…ねえ?冒険者PT作るんだったら私も入れてよ~。ねえ、イイでしょ?お願い!」
「…別にいいけど?多いにこしたことはないわ。仕組み的にね?詳しくは後で話すわ。」
仕組み?何のだ?人数が多いと戦闘に有利とかそういうことなのか?でも俺でも分かることをわざわざヒイロが説明するわけねえし…一体何なんだろうな…?
「それじゃ、みんなこの登録用紙に名前を書き込んで頂戴。これで提出すればすぐPT登録されるから。」
「了解したわ♪あ!でもぉ~家名はフジイの方がいいのかな?」
「ら、らラヴィさん…今の発言…俺と結婚してくれ…る…」
「わけないわよ?冗談よ♪からかいがいがあるわね♪ミントは♪」
やばい…またヒイロさんの雰囲気が険悪になってるよ…。ヒイロさん真面目そうだから…ああいうの苦手っぽいな…。そこを上手くフォローできたら、苦労しないな…。間違いなくますます怒らせるだろうし。えっと?火に油を注ぐって言うんだっけか?
「私がリーダーでいいかしら?異論がないのなら私から書き込むわ。」
特に返事を待つわけでもなくヒイロは申請書類に名前を記入した。続けて他のメンバーも記入していった。
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〔PT管理名簿〕
◎ヒイロ・ドルチェ
○ミント・フジイ
*コーキ・シミズ
*ニーバス・ジュングー
*ラヴィ・ナバージ
*ソルード・レヴァンニル
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「そこの御方達少しよろしいだろうか?」
「何ですか♪」
「私は、アイ・ニクストと申すのだが…実は誰ともPTを組めなくてな…。初心者同士入れては貰えないだろうか?恥を忍び、盗み聞きをしてしまいましたが…どうやら一人では何やら不利ということが聞こえてきたものですから…。」
「ええ、大歓迎よ。貴女見たところ初心者と言っておきながらなかなか強そうだしね。」
ヒイロさん…目が鋭いな~。憧れちゃうね?それにしてもこの子…口調は固いけど美人だな~。ラヴィさんやソルードちゃん、スノウたんは可愛い部類なんだけど、アイさんとヒイロは美しいっていう領域だよ♪いやはやフツメンの俺と綱貴がなんだか浮いちゃうな♪ニーバスは割と顔は整ってるんだよなぁ…羨ましい~。
「では書き込ませて頂きます」
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*アイ・ニクスト
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「字上手くね?俺と同じ脳筋かと思ったのによ…」
「な、なんだと!?今、脳筋と私に言ったのか?なら、貴様はオークみたいな顔をしおって!」
「んだと!?」
あーあー…また喧嘩し始めたよ…。割とコーキのやつは誰とでも喧嘩するな…。
うわ!?今、アイさんが顔面パンチしたよ…。コーキも蹴りを入れようとして…周りの冒険者に止められた。どうやらアイさんも流石に止められたみたいだった。そして、俺たちの方に槍を背負った軽装の冒険者が近付いてきた。
「あー?お前ら?PT内のいざこざは自分達で解決して欲しいんだがな?…先輩のいうこととしては、喧嘩は全力で止めろ。仲間の為にやるんだ。躊躇はするんじゃねえぞ?」
「どうもありがとうございます…。失礼ですが、貴方は?」
「S2ランク冒険者タケヒト・ジャパニーだ。多分だが…そこで喧嘩してた筋肉くんとは同郷だ。」
同郷?ということは?もしかしなくても♪俺たちと同じ世界の人ですかー!?…タケヒトというくらいだから日本人だよな…それにジャパニーも…間違いなくジャパニーズから取ってるよね?もしかして異世界トリップしてるのって意外とたくさん居ちゃったりする?
「そうですか…ご教授ありかとうございます。それでは失礼させて頂くますわ?…アイ、それにコーキ?行くわよ?」
俺たちがギルドを出ていく直前、後ろを振り返るとタケヒトさんが壁に寄りかかり一服していた。俺に気付いたのか手を軽く振ってくれたので振り返した。……多分だけどあの人はいい人だと思う。元日本人同士ギクシャクしたくもないし。
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「さて、じゃあさっき言った仕組みについて話しましょう。」
「てかなんで、ここなんだ。もっと機密みたいなもんじゃないのか?」
ギルドを出て俺達が向かった先には、俺と明人が宿泊してる春風の妖精亭だった。そして…現在は食堂で話してるというわけだが…周りにベテランと思わしき冒険者達や近所の住民たちがそれぞれ談笑している。
「あら?別に構わないと思うわよ?だって~わたしも仕組みは何となく分かったし周りのセンパイ方も知ってると思うわよ~?…そーですよね?」
「ガハハ!嬢ちゃん。当たり前だ。むしろギルドの仕組みに気づくことが新米の最初の試練だからな?」
ほー…そんな大事なことなのか…。逆に仕組みに気付けなきゃ、いつまでも新米なのかね?
「コーキ?貴方の考えていることは薄々分かるけど、そこの部分を含めて話そうと思うわ…。準備はいい?」
「準備完了でーす♪」
ドキドキする~。…俺、こういう頭脳系得意じゃないから♪
「そうね…。まず基本的に依頼を20件こなすことで次のランク…私たちでいうとF2になるでしょ?」
「確かに仰るとおりです。ヒイロ殿。」
「…それを一人でこなすと、仮にDランクまで上がったら120件も依頼をこなすことになるわ…。当然休息も必要だから長い期間がかかる可能性が高いわ。」
そういえばそーですよね~。しかも一人だと緊急事態があったとき対処できないかも知れないし…。
「だけどPTを組むと、依頼の数は共有だから…例えば私たち…7人でそれぞれ別の依頼をこなせば、それだけで…後13件こなせばいいだけとなるわ。更に新人は仲間と連携することにより死亡率も減少するしね?…結論をいうと新人が死ぬ原因は大体がソロでの討伐依頼とかね。」
え?俺…もしかしてスピアワームのとき、危なかったの?確かに死にかけたあげく他人巻き込んで、余計な恨みかったけど…。そういや?あいつ幽霊?になってたなぁ…
「他にもPTだと色々、便利だけど…一番喜ぶのはギルドか国かしらね?ギルドの場合は管理が楽だし、それに手っ取り早く高ランクの冒険者が手に入るだろうし…。さらに国はその高ランク冒険者を雇用したりして国力を強化していったりとね…。」
へえ…世の中上手く廻ってるんだなあ…。それぞれの陰謀が渦巻いたりして…とてもじゃないが俺はたとえ高ランクになっても勘弁願いたいがな。
「それで、PT名は繁栄の騎士団で良いかしら?賛成なら手を挙げて。」
「賛成ー♪」
「私もよ♪」
早速、同じタイミングで明人とラヴィが挙手し、こちらが恥ずかしくなるほどイチャつきだした。
「俺も賛成でいい。」
「賛成です。」
次にニーバスが手を挙げ、それを見たアイも…何故か俺を睨みながら賛成をだした。
「俺も賛成だ。はっ!」
「なら私も~。」
何時までもガン飛ばしてくるクソアマを睨み返すと、軽く舌打ちをし…また元の体制へと戻った。何なんだよ…全く。
「ならギルドにはそう提出しておくわ。…あとこの後はみんなどうする?依頼を受けにいく?」
「俺は~久しぶりに依頼でもしようかな♪ニーバスも行かない?」
「ああ。行ってもいいんだが武器ないし…。…って!うわ!?」
びっくりした…いきなりラヴィさんがナイフを投げてきた。…ちゃんと鞘つきのやつだ。ちょっとボロいけど。
「私のお古だよ♪どーせだから私~武器新調しようと思って♪まぁこれからの為の餞別ってヤツだよ~♪」
「なら私も行くわ。防具を揃えなきゃいけないし…。良かったらソルやアイもどうかしら?」
「行く~♪」「…私も」
女子は女子でそれぞれの武器やら防具を揃えるみたいだな…何だっけな?こーいうのショッピングって言ったか?俺は…依頼は、また明日あたりにして…
「俺は寝させてもらうぜ。昨日から碌に寝てねえからたっぷり寝させてもらうからな?」
話が決まった為か、さっさと宿泊室へと上がっていく綱貴。余程寝不足なのか、どこか足取りがふらついている。
「じゃあ…私たちも行くわ。…飲み物代置いてくわよ?」
女子たちも早足かと思うような速度で談笑しながら退出していった…先程まで仲が悪いと思ってたけどヒイロとラヴィはもう仲良くなっていた。やはり…女心は分からない…本当に…。
「俺らも行くぜ?ニーバス!」
「…」
「すまん…飲み物代…あと6人分…銅貨12枚だ。」
え?もしかしてヒイロ!?…自分の分だけですかー!?てっきり全員分かと…ヤバい…どうしよ?
結局…酒場にいた気のいいおっちゃんたちに奢ってもらい、生暖かい視線を背に受けながら俺とニーバスは肩をすぼめながらギルドへと向かった……マジで俺、運悪いかもしれない…。
誰が地の文を話していたり、心で思ってたりしてるのが分からないという指摘をリア友から受けたためメインキャラの口調?を書こうと思いました。
明人→基本、語尾に♪が付く
綱貴→粗暴な口調
ヒイロ→丁寧語+女言葉
ラヴィ→女言葉+♪
ソルード→幼い喋り方でたまに病む
ニーバス→大体寡黙。…が多い。
アイ→全体的に固い口調だけどたまに素が出る。




