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第二十三話 誕生

投稿ペースは1週間にひとつくらい出せたら良いなと思っています。

今回はちょっとシリアスかも

明人と綱貴が合流し、またもや馬鹿騒ぎをしている、一方その頃、幽平は……



「てめぇ!ざけんじゃねぇ!今、抜かしたこと…もう一度言ってみろ!」


「ふむ…ならもう一度だけ言おう。お前には一度死んでもらうといったんだ。」


「はあ!?頭イカれてんのか?なんで町で悪さ?しただけで俺が死ななきゃならなねえんだよ!」


こいつらの理屈は…筋が通ってねぇし、第一最初に更生させるとか抜かしてたよな?これだから生臭坊主は。


「神父、簡潔に言い過ぎ。正確には分離するの。詳細は、神父頼んだわ。」


さっき、綱貴、それに明人や年増…それに女二人が出てったあと、すぐ入ってきた女だ。どうも綱貴と同じ脳筋っぽいような感じがすんな…。


「詳しく話してやるとだな、お前魂が穢れているんだよ。それもかなり重症だ。そこでさっきの‘分離’が出てくるわけだ♪」


「神父に任せると説明が進まないから私が簡潔に説明するわ。穢れた魂を浄化するために魂を二つに分ける…つまり二人の人間が出来るってことよ?元の人格は一先ず消えるから、そーいう点では殺すっていう表現はあっているわね。要は二人それぞれ過ごし、状態次第ではまた一人に戻すということ。」


俺が…消える?そんなの嫌だ。ふざけんなよ!てめぇらの心の方がよっぽど汚ならしいぜ!


「儀式は今からでも、できる…って言っても術式はこいつが担当だかな。」


「…さっさとやってくれ。どうせもう決まったことなんだろ?」


俺が消えたとしても俺のコピーがまたあいつらとつるむだろう…元に戻ったらまたいつも通りの日常だ。


「なら、もう行いましょうか?あ、術式の作成と詠唱の確認をさせてくれない?やるのは構わないけど術式書くのすっかり忘れてたわ。」


そういうと、女は床にチョークらしきものを取りだし床に何か書き始めた。書いたところが少し光を帯びている。書きながら何か聖書か何かも読んでいる。


「ああ、儀式が始まったらもう一切終わるまで何も話せなくなるから…最後にお前にこの国で信仰しているズンホース神の御言葉の一節を語ろう……。」


“我が愛しき子よ。何が在ろうとも人を見下してはならぬ。どんなに劣っていることがあろうと蔑みは許さぬ。だが人は、短所にはよく気がつき長所にはなかなか気付かないものだ。愛しき子たちよ…そなたらはどうか万人を愛せる人となってくれ”


「ズンホース神…聖書録より更生の一節だ。お前もこの御言葉の通り、人の短所を見つけたとしてもカバーできるような人間に生まれ変わってくれ。」


「馬鹿じゃねえの?神なんて存在しねぇよ。わかったか?老害。」


「まぁ、その減らず口も儀式が終われば叩けなくなるはずだ。もし、穢れが浄化されないようならいつまでたっても分離したままだがな…。それにお前…いや、何でもない、気のせいだな……。」


「神父~。儀式の用意が全て整ったわよ?もう始めちゃっていい?」


「ああ、頼んだぞ。お前も覚悟は出来たか?魔方陣の上に立ってくれ。」


「さっさとやれ…カス共。」


「それじゃ、行くわ。

『我らが守り神ズンホース様。今、この哀れな子羊であるユーヘイ・クマダの魂を二つに分け、魂を浄化させて下さい…。そして浄化された暁には、いかなる贄も捧げることを誓います…。』」



ぐ……!体の底が熱い…それに倦怠感と同時に何か奥から力が来てる感じがする……。そして、俺の体から部屋全体を覆う程の閃光が出た…。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


【SIDE:???】


ん……?何だ?ここは何処かの部屋かな?って!?目の前に俺、そっくりの人いるし!?


「あ、あんた誰だ!」


「俺は…分からない」


「どうやら分離には成功したようだな。前の名前はもう暫く使うことはないだろうから好きに名乗るといい。」


は?いきなりなにいってんだ?この人…訳が分からん。


「クソ神父…記憶がないんだから何をいっているのか分からないと思うわよ…。簡潔にいうと、あんたらは二人は分離した人間。元が同じ人だから…能力なんかもちょうど半分になっているはず。」


俺と目の前のこいつが元は同じ…人間?何だか信じがたいけど、こう、そっくりの人がいることは本当のことなのか?


「神父様!俺、ちょっと気持ちが落ち着かないので外いってきて良いですか?」


「…普通はもう少し気が動転しててもおかしくないのだが…もう一人みたいにな…。まあいいだろう。仲間と合流させても、多分…良いだろ。おい!誰かいるか!」


「呼びましたでしょうか?神父様。」


「こいつをラグナ達がいるところに連れていってやってくれ。…お前の方はまだ説明がたくさんあるしな。」


説明か~。俺、そんなまどろっこしいの嫌なんだよな~。それにしてもあいつも何だ?その生まれたばっかなのにずるいよな…。相手を信用させる話術というか…頭もずる賢そうだし…。


「じゃあ…そろそろ説明でもするぞー。分からないところはこっちのレムに聞くと良い。では始める…」


「お願いしまーす。」


記憶喪失の人の気持ちが初めて理解できたわ…。…なんで俺は記憶喪失なんて言葉を知ってるんだろ?これも元の人格の知識なのか?

それに…説明聞かなくて大丈夫なのか?あいつ……?



【SIDE:???:完】



*********


「…えーとラグナ様の居場所はっと…。ちょっと待ってなさい。…通信石で連絡をとった方が…い、いな」


ち!話が長ぇんだよ!屑が。分離したら記憶が無くなる?俺、残ってますけど?どうやら、俺の劣化版は色々不都合があるっぽいし…それにだ…。


*********

??????? LV1


生命力:105

魔力:510

筋力:4

体力:6

敏捷:4

器用さ:11

賢さ:15

精神:2

【属性】光・火


武器:錆びた包丁

防具:革の鎧


スキル

幸運人(ラッキーマン)

信用話術(セールストーク)


*********


ステータスも殆ど俺が能力もらってるし(笑)いや…それにしてもスキルって便利だな♪あの老害神父も俺の言うことあっさり信じてるし…それに“幸運”にも刃物を拾ったおかげでこの兵士?も始末できた。さて…面倒事になるまえにここを離れよう…。


ザクザクッ!


「…ぅぁ…!」


「止めだ。あんたの装備と金やらは拝借する…。その為に喉を斬ったんだからな…。」



明人…綱貴!絶対にお前らを俺は許さない……。憂さ晴らしに少し悪戯でもしよ♪

話の繋げかたがむずい…。幽平はもうこの際…とことん堕ちるところまで堕ちます♪

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