第二十話 教会
今度から、本編は1300~2000文字位でいこうと思います。
「おい、遠すぎねえか?その教会とやらは。普通、そーいうのってのはもっとこう…町の近くにあるもんじゃねえか?」
俺達は馬車に乗り込んで、教会に向かったのはいいものの…一向につかん。しかも!!もうすっかり夜だ!って痛てて!?今になって足の痛みが出てきやがった。
「あ、あの…。教会は山の上にあ、あるんでしゅ。」
「スノウの説明を補足しますと、山の上に教会を中心として八方を結界で守護している町です。あ、もちろん外壁もありますよ。」
「へぇ~!物知りだね♪ヒイロさんは。俺、尊敬しちゃう♪」
「いえいえ、それほどでもないです。少し本で読んで知っただけですから。」
明人の野郎…すっかり調子を取り戻してやがる…。それにこの女…すっかり明人とそーいう小難しい話で意気投合してやがる…。馬車の外でも眺めるか…。
「ん?ありゃ……!おい!何か少し先の方が明るいぞ!?着いたんじゃねえか?」
「…ということよ。ってやっとかしら。キリのいいところで終わったわね、ミント。」
「興味深い話が聞けたよ♪ありがとうヒイロ。」
こいつら…いつの間に名前で呼びあう仲に…。明人の野郎…少し雑学持ってるだけでいい気になりやがって……!
「あの~…。皆、降りるじゅ、準備したほうがいいんじゃないかなぁ……」
「そこの馬車は…ああ、いつもの子達か♪…一緒にいる君らは新顔だね~。少し簡単な手続きをするから、待っていてくれ。とりあえず、馬車と可愛らしいお嬢様方は通っていいよ。」
俺と綱貴は今、城門で止められている。いつもなら、すぐ通れるらしいんだが…やはり冒険者ってのは~信用されてないのか手続きをするはめになっちゃった♪すぐに通れるといいな♪
~3時間後~
「おい…どうなってんだ!俺は怪我人だぞ!?こんなに待たせるなんてよぉ!完璧になめてんだろ!?」
「本当にお前…怪我人か?元気すぎんだろ~♪ちょっと足を蹴ってみる明人くんであった~♪」
ゲシッ
「ぎゃああああ!何すんだ!?このバカ!殺す気か!」
「てへっ☆ごめんなちゃい♪もう二度としないお☆」
こいつ……!完璧に楽しんでやがる。糞!怪我が治ったら覚悟しとけよ!
「あら?こんな遅くにどうしたの、君ら?」
そう言いながら、門の中から出てきたのは、クリーム色の髪をしている翠目の女だった。それに椅子が宙に浮かんでその上に座ってやがる…。
「そこのおちゃらけた君?怪我人の傷口を蹴るのは感心しないわね~。少し私の評価が下がったわよ♪」
「そんなこたぁ、どーでもいい!こいつはこういう性格だからあんたの評価とやらも気にしねえよ!それより手続きってのは終わったのか?」
「手続き?何かしらそれ?例え、冒険者でも町の中に入ることならできた筈よ。どーやら何か騙されたみたいね~。私のコネで入れてあげる♪こーみえても結構偉い立場なのよ?」
そういっておれらを中に入れてくれた…。何時になったらこの傷を治してもらえるやら…。
「ん?その傷…結構ひどいな~。ここじゃ応急処置しか出来ないけど、このくらいはするわ」
そう言いながら、手を俺の傷口の方に向けると…痛みが和らいだ!?すげぇ!
「何時間も待たせたお詫びだよ♪私が散歩に出掛けていなかったら…後、何時間待たされたのやら♪って自己紹介が遅れたわ。ラグナ・エイティアよ♪よろしく。」
「コウキ・シミズだ。こっちがミント・フジイ…さっき見ただろうが人を馬鹿にするような態度の奴だが芯のあるいいやつなんだ。」
「コーキあなた…面白い人ね♪自分が蹴られているのに逆に相手を褒めるなんて…もしかしてあなた被虐嗜好なの?」
なんでそんな結論になんだよ…。面白い云々じゃなくてこの⑨の本当のことを知って貰おうとしただけなんだけどな……。まぁ、まず答えるべきことは…
「違えよ!と、とにかくこいつはいいやつだからあまり誤解はしないでくれねえか?」
「ふふ…。コーキもミントも仲間想いなのね♪それぞれが違う役割をして助け合って行動しているのね♪えーとユーヘイだったかしら?その子も幸せでしょうね……。」
…!この女!?幽平のこと知っているのか!?そういやさっき偉い立場とか言ってたな…。ちょいと聞いてみるか……。
「幽平は今、何処にいるんだ!?というか何があいつに起きたんだ!」
「えーと…結論を言うと司祭様に説教されてるかな?話を聞いた限り、私もあの子は悪いことをしたと思うわ。まぁ話すと長くなるのだけれど………」
そうして俺らは、衝撃の事実を知ることとなった。……っていってもあいつっちゃあいつらしいけどな…。
次回は幽平サイドのお話です。綱貴達と別れた後の行動の話




