第十六話 強敵
誤字訂正して改稿済
あれから、ラヴィと敵を倒しながら進んで、やっと出口を発見したぜ…。
「やっと…着いたぜ…。さて、早くソルードを助けないとな。…そういやラヴィお前さ~どこで、その…何とかタートルを見たんだ?」
「ん?私の最初に出現した部屋は屋根裏部屋だったから、そこの窓から見たのよ。ここを出て、すぐの林に向かって行ってたかな?あと、ダストよ。ダストタートル。」
ほー。レベルによって違うのかね?出現地点てのは。それにしてもゴミの亀ってある意味可哀想かもなw
「ほら、さっさと出るわよ。こんな陰気くさい場所。」
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館?を出ると、そこは黄ばんだ空に青い太陽…?普通ー色…逆だろ?
「気味わりぃな。」
早く林の中に入って、亀とやらをぶちのめして帰るか♪
「そう上手くいくかしらね?そんなに運命は単純ではないわよ…。」
「ラヴィ。うっせ~後、お前なんだその発言。」
こいつ…思春期特有の精神の病か?可哀想に(笑)
「え?私何も言ってないけど……。」
こいつ俺のこと、からかってやがんのか?行動を一緒にしてるときから思ってたが…こいつあのアホと同類の感じなの…か、って!?ラヴィの後ろに何かいる!
「ラヴィ逃げろ!」
「え?なn」
俺の掛け声と同時に相手が飛び出してきて、ラヴィを吹き飛ばした。よくよく見てみるとそいつは少し半透明でソルードと顔立ちが似ていた。
「てめえ…なにもんだ。」
「ソルードの姉のフェイタルよ…。」
ハンッ!舐めた口聞いてんなこの薄味女は。俺はわかってる。こいつは嘘をついてるぜ…。
「で、本当はなんだ?今話したら、4分の3殺しですましてやるよ…。あとソルードの居場所もな。俺の大切な奴(仲間)なんでな♪」
「4分の3ってほとんど死んでるわよね♪まあ、いいわ。簡単に言うなら、ゴーストといったところかしら?」
それにしちゃ~やけにしっかり見えてんな。若干透明だが…。
「なんでしっかり見えてると思う?彼女…ソルードちゃんにちょっと憑依させてもらっているの。」
「なんだと!?そんなら、さっさと出てこい!成仏させてやるから♪」
「うーん。とてもこの子のことを想っているのね~若いって素晴らしいことだわ。だけど♪断るわ。」
畜生っ…!完全に俺を舐めてやがる。こうなったら、もう戦うしかないな♪普段から明人の奴や幽平に脳筋やらガチムチ言われている力を見せてやろう……。
「あら?私と戦うつもりかしら?いっておくと私に攻撃すると愛しのソルードちゃんにも攻撃することになるわよ?それでもいいのかしら?後、私は配下の亀さんも呼ぼうかしらね♪」
なんだと!?じゃああいつを殺すってことは…仲間を殺すと同じってことか!?そんなことしちゃコアさんに顔向けできりゃしねぇ!そして更に亀だと?ますます戦うにくくなっちまうじゃねえか!
「さぁ、武器を取りなさい。貴方の実力を見せてもらおうかしら?生半可な覚悟じゃ……死ぬわよ?」
ビュンッ
なんだこの音?ん?い、いつの間にか亀の右目が吹っ飛んでやがる!!あれは…水滴か?
「いやはや、綱貴くん。ピンチそして絶体絶命!だけどね俺が来たからには安心明快♪この明人、仲間の為なら容赦せんよ?」
「明人…!来てくれたのか!」
「依頼が早く終わって、お前のとこに行けば、本の中だと?あー!俺もこっちくりゃ良かったぜ♪」
「うっせー。てめえが決めた結果だ。それよりいくぞアホ。」
「黙れ、馬鹿。足引っ張んないでよね~♪」
こいつはウザくて、アホでチャラくて、やっぱりウザい奴だが…何故か憎めない俺の大切な仲間なんだ。こいつと一緒ならなんか大丈夫な気すんだよな♪
「「いくぜ!(♪)」」