第十三話 初めてのPT②
改稿しました。
といっても間違い箇所の
訂正のみです。
あれから道なりに進んだものの…一向に出口が見えんし、スライムには遭うし、不幸だ…。
うん?あそこで女の子が魔物に囲まれてるぜ!加勢するべき!!そうすべきだ。
「助太刀するぜ!俺は、このスライムを蹴散らす!!」
スライムの数は、っと…ひー、ふー、みー、よー、いつ、このくらいならstylishに決めてやろう♪おっと!?一匹飛びかかってきたが、飛びかかった所を蹴りつける!そして、二匹目を踏み台にして、三匹目に着地!四匹目を蹴って五匹目にぶつけて…しまいだ。って踏み台が生きてやがった!?ちっ、やべえこりゃ被弾だな…
「カッコ悪。いや~あんたバカだね。正真正銘のバカだよ♪誇っていいほど。」
俺に向かってきたスライムを一閃した後、笑いながら話しかけてきた少女は、さっきの冒険者ゾンビとは違い、軽装で見たところ武器は短剣のようだ。外見は十代前半にみえ、黒髪でその瞳はトパーズを思わせる色で、体つきもとても肉感的だが、身長は綱貴の半分と少しぐらいだろう。
「いつまで人の体みてんの?金払うならいいけど♪自己紹介だけど…わたしはラヴィ。年はお察しの通り…13よ。あと、助けてくれてありがとう。」
「気にするな。それより…金髪でお前くらいの女の子を見なかったか?」
「あー?さっきダストタートルの背中に乗せられてた子なら見たけど…。」
ダストタートル?ゴミの亀か?まあ、それならそれで助けに行くまでだ。
「私も一緒に行く。一人より二人の方がいいと思うし…。ダストタートルって確か~?推定ランクD2だったしー。まぁ、よろしくー情報通だから~大抵のことなら、聞いてちょうだい?場合によっちゃお金もらうけど♪」
「それならさっき…冒険者ゾンビを殺り終わったあと変な音が頭の中で響いたんだが、何か知らんか?」
「それならレベルアップしたんじゃない?人によってレベル上がったサインは違うけど多分そうだと思うよ~。」
ん?じゃあ、ステータスでも見てみるか?
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清水 綱貴:LV.3(↑2)
生命力:670(+220)
魔力:110(+25)
筋力:29(+14)
体力:26(+9)
敏捷:11(+4)
器用さ:12(+3)
賢さ:8(+2)
精神:16(+5)
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おーwwすげぇ。ちゃんと上がってるぜ!?だが…偏ってるような気が?
「わたしはレベル7だけど、貴方は2~3位かな?」
「レベル3だ。そんなことより、早く助けに行こうぜ?」
「そうだね♪。早くしないとまたゾンビが集まってくるよ。」
さぁ…ちゃっちゃとここを出てソルードを助けなきゃな…。あいつら二人も頑張ってるといいがなー…