第十一話 初戦闘
「」の前に略称をつけるのを止めたため、読みにくいと思いますがご了承下さい。
改稿済
綱貴と別れてコアさんと幽平と一緒に町の門前までたどり着いた。
「ん?おお!?お前ら昨日ぶりだな。それと返済はいつでも歓迎だ。だが…少し色を付けてくれたら有難いんだが…どうだ?」
「いやいや~完璧にそれ少し多めに返せって言ってるじゃないすか♪死んだら返しますよ?」
「はぁ…。これでどうですか?ローさん。」
って…え?コアさんがローさんに金払っているよ!?
「…俺たちが、自分で、かえす。」
「何、今度から私たちに借金だと思って下さい。」
有難い…。なんて優しいんだろう…。いやはや綱貴も可哀想だな~。荷物運びなんてwww
「それに…嫌な予感がするんですよね~。」
…何のことだろう?長年(?)の冒険者の勘なのかな?
*********
「さて、針虫…スピアワームのことです。それの駆除の前に前方にいるスライムで準備体操といきましょうか。まずはお手本です。いきますよ♪」
「火よ刃となりて、かの者を切り刻みたまえ。
『ファイア・カッター』」
ビュッと鋭い音が鳴り、目の前にいたスライムがバラバラになり、蒸発した。
「さて、もう一体だけ手本を見せます。さっきは一般的な魔法です。これから見せるのはオリジナルの魔法です。誰でも出来ますが…燃費が悪いですから多用しないほうがいいです。」
「偉大なる焔よ。我に其の高貴なる業を授けたまえ
『ロイヤルフレア』」
次は、ズーンと低く鈍い音が響き…辺り一帯が焼け野原になっていた。
「今の『ロイヤルフレア』で大体魔力700程は吹っ飛びました。まあ、これでも抑えた方ですが… 最初に放った炎の刃は誰でも出来ますよ。魔力も一つ10くらいで済みますから。詠唱の時に何個放つかイメージしながらやってみて下さい。」
すげえええええwww
よし!まだ一匹残ってる!!俺もやるぜ!
「水よ弾となりてかの者を蜂の巣にせよ
『アクア・バレッタ』」
水の弾丸がスライムに高速で向かいその体を貫いた。
「あ゛?頭が痛たた~。」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
生命力:320
魔力:150
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
一発魔力110ってとこか?確かに燃費悪いな(笑)
「…アホ。…能天気。」
「何やってるの!てっきりわたしに聞くのかなと思ったのに…ま、まさか最初から独自の魔法を使うなんて!?もう…やっぱり心配だわ…この子達。」
「…俺には教えて。」
さすがに、二の舞にはなりたくないからな…。
魔力切れでぶっ倒れる事態は防ぎたい…。
*********
「ここが、針虫の巣近辺よ。今回の依頼は大繁殖してるうちの一部を削るということよ。討伐証明部位は…お尻に付いてる針よ。針虫は動きが鈍いから、ミント一人で十分だと思うわ。…少し心配だけど、私はユウヘイの方に着いていくわ。」
心配って…。あれから基本的な魔法も教わったし大丈夫だってのに!コアさんってお姉さんタイプだな…。
「…頑張れよ。」
こうして俺は二人と別れてスピアワームとやらを倒しに巣の方に向かっていったのだった。
誰が喋っているのか分かりにくいかと思うけど…次回からこんな感じです。