第9話 初クエスト
テスト終わってGW♪
受験生なのに遊び呆けていいのか…?
改稿済
朝早く宿を出た俺達は、ギルドへと向かった。
「今さらだが…この町の名前教えておこうか?なぁ、綱貴?」
「ドヤ顔で言っているところ悪ぃが確か…ポロローズだったけか?」
なん…だと…。綱貴が知っていたなんてまさか!?幽へ…
「俺じゃない。大方晩飯か朝飯の時、小耳に挟んだんだろ。……それより到着だ。」
しょーもないことを話していた3人はいつの間にかギルドに到着していた。
「さて、この掲示板に貼ってある依頼だが…F相当のスペースは、っと何件かあるな…」
俺達で受けられそうなのは、この程度かな?
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
・生命の種の採取
[ランク]F2
[条件]10株採取
[報酬]銀貨1枚
[依頼者]リンノー=フォレニア
・スピアワームの駆除
[ランク]F3
[条件]スピアワーム5匹駆除
[報酬]銀貨1と銅貨60
[依頼者]冒険者ギルド
・荷物運びの手伝い
[ランク]F2
[条件]仕事ぶりによる
[報酬]銀貨1枚。
[依頼者]B2ランク冒険者コア=ネムレス
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「一先ず、この3件か?分担作業か。」
「俺達、PT組んでるから依頼を受ければ、すぐ次のランクになれるさ。3人寄れば文殊の知恵だったか?って意味合ってるか?」
「俺に聞くんじゃねぇ」
「先に言っておく知らん。…俺が採取しに行こう。戦闘は苦手みたいだし…な」
そうなると~俺は…
「この虫っころの駆除で。」
「俺が荷物運びか…お前らのLV上がる可能性あるじゃねーか!俺も…「その必要はないですよ♪」え?誰だ今、話し掛けたの。」
「いきなりゴメンね♪え~と…ミント君にユフィくんにコーキくんかな?」
「…幽平です。こっちは、こ・う・き。」
「あら…ユウヘイくんごめんなさいね♪コウキ君も。あ、紹介が遅れたけれど…ユウヘイくんが何度も話していると思う…先輩のコア=ネムレス。この荷物運びの依頼者でもあるわ。」
「話を遮った理由は?」
「荷物運びじゃレベル上げにならないって発想は間違っているわ~。何事にも経験値があるのよ。コウキ君も、荷物運びでレベルが上がるかもしれないし、スキルだって新たに習得するかもしれない。それに…あなた達くらいの年ならそういう関連で上がっていてもおかしくないのに(笑)」
へぇ、タメになる話だなぁ。流石高ランクにもなると威厳があるな…
「うん♪やっぱり心配だから着いていこうかしら。コウキ君悪いけど…案内を呼ぶから荷物運びお願いね?あなた達二人は、何か心配だから付いていくわ。」
コアさんほどの実力者が来てくれるのは有難いけど…やっぱりなんかなぁ…。
「大丈夫♪わたしが付いていってもあなた達の依頼を達成したことになるから。それに、ユウヘイくん…わたしの義姉さんに似てるから」
心の声を読むな…。似てるってなんだ?……無口なところか…やはり…。
「それじゃ~早速向かいましょ~♪俺達にくんづけいらんっすよ。むず痒いですよ。」
「ふふふ♪じゃあ行きましょう。ミント、ユウヘイ。じゃあねコウキ♪」
そうして俺たちはコアさんに案内されるかのように、町の門へと向かった。
次回はミント・ユウヘイ、サイドとコウキ、サイドに分けてみようと思います。