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36 ある部活帰りに
今話は主人公『空』がお慕い申し上げている涼風愛優の心情を綴った詩です。
突然の雨に降られた
ある夏の日
大きな厚い雲に覆われた
グレーな空から落ちてくる
透明な大粒に驚きながらも
私は傘をさし黙々と歩く
少しばかり憂鬱で
少しばかり寂しげで
グレーの空が
まるで泣いているよう
見上げる私も少し
切ない気持ちで眼を細める
そんなとき
ふと遠くを見てこころが跳ねた
いつかの軒先 雨やどり
部活帰りの
あなたを見つけてこころ踊る
声をかけてみよう
きっと傘を持っていないと
一歩一歩 歩み寄る
だけど近くまで来て
急に照れ隠しで
傘で顔を隠してみる
やっとたどり着いた軒先
傘をあげ微笑む私に
話しかける私に
ぶっきらぼうな返事
いつものことだけど
少し寂しい
でも
そこもいいところ
言いたい言葉が言いだせず
もうそろそろ帰るねと
でも
思い切って振り返って
言ってみた
一緒に入ろ
お読み下さりありがとうございました。
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