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129 あるバレンタインデー
今話は主人公『空』がお慕い申し上げている涼風愛優の心情を綴った詩です。
この時期昼が短いせいか
彼と過ごす時間も秒で過ぎる
会えない時間は年に感じるのに
屈託のないあなたの笑顔に
いつも元気づけられているの
だからお礼も兼ねて
バレンタインデーに
チョコを渡したのだけれど
他の2人にも渡したから
あなたはきっと
友チョコだと思ったでしょうね
だったらみんながいるときに
一緒に渡せばいいんだよ
わざわざ試験が終わった教室で
あなたに手渡したのには
ちゃんと意味があるんだからね
シャイな彼は気づいただろうか
それとも……
主人公の『空』視点の回は「とある」
ヒロイン『愛優』視点の詩の回は「ある」
となっております。
今後もこのような感じで関連付けて進めていきたいと思います。
お読み下さりありがとうございました。
次話もよろしくお願いします!




